妹「私のパンツ、知りませんか?」
兄「なんでそんなことを俺に聞くんだ」
妹「お気に入りのしましまパンツだったんですけど……」
兄「ほうほう」
妹「兄さん、縞ぱん好きですよね」
兄「う、うん……まぁかわいいよなあーいうパンツ」
妹「以上、証明終了です。犯人は兄さんです」
兄「むちゃくちゃやがな」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/28(火) 22:11:38.87 ID:40iGqhre0
兄「大体、盗まれたって決め付けるのも良くない」
妹「洗濯機の中も、物干し場も探しましたけどみつかりませんでした」
兄「タンスに入ってたんじゃないの?」
妹「無くなったのに気がついたのは今日ですけど」
兄「ふむ」
妹「お風呂で昨日脱いだものなんですよ」
兄「となると、物干し場で盗まれたとか」
妹「兄さんの部屋を確認させて下さい」
兄「やだよ、そんなあらぬ疑いで押し入られるのは」
妹「確認拒否……証明終了です。犯人は兄さんです」
兄「使い方間違ってないか?」
妹「間違ってません」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/28(火) 22:15:49.64 ID:40iGqhre0
兄「大体、妹のパンツを盗んで俺が何の得をするんだ」
妹「それは多分、そのパンツを寄り代にして私を慰み者にするためかと」
兄「遠まわしに直接的な表現方法をありがとう。でもな」
妹「はい?」
兄「妹で欲情したりしない。だからお前のパンツを盗んだりはしない」
妹「それを証明できますか?」
兄「証明って言われても」
妹「……これを見てください」ファサ
兄「!?」
妹「イチゴ柄のパンツなんですけど、これもお気に入りなんです」
兄「な、なんでたくしあげて見せるんだよ……」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/28(火) 22:19:53.06 ID:40iGqhre0
妹「こ、これを見ても欲情しませんか……?」
兄「しないしない」
妹「どうして前かがみになるんですか?」
兄「もともと猫背だから」
妹「よく見えるようにストッキングも脱ぎますね」スルスル
兄「やめろー!」
妹「膝まででいいですね……さぁ兄さん、よく見てください」
兄「あうぅ」
妹「鼻息も荒く、顔面紅潮を確認。欲情していると判断。兄さんは妹のパンツで興奮してますね」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/28(火) 22:22:30.49 ID:40iGqhre0
兄「い、いきなりそんなことされたらちょっとは」
妹「兄さんは妹のパンツで興奮する人間である。そのため私のパンツ盗難に関わっている可能性も否定できません」
兄「いくらなんでも強引杉」
妹「……」ファサ
兄「よせって」
妹「縞ぱんを返してくれたらこっちのパンツを差し上げますから」
兄「だから盗ってないってば!」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/28(火) 22:25:32.78 ID:40iGqhre0
妹「強情ですね……困りました」
兄「もういいだろ、俺は忙しいんだ」
妹「忙しいといってもゲームでしょう」
兄「ゲームだって大事な用事なんだ」
妹「兄さんが犯人でないのなら、私のパンツ捜索に付き合ってください」
兄「えー……」
妹「この事件には何か大きな組織の力が関与している可能性があります」
兄「組織ってなんだよ」
妹「それではまず現場検証からはじめたいと思います」
兄「待ってー」