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【厳選13話】怖い話『生き地獄に堕ちた』『丹那トンネル』『あと一歩だったのに』他 | 不思議.net

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【厳選13話】怖い話『生き地獄に堕ちた』『丹那トンネル』『あと一歩だったのに』他

2019年03月29日:22:00

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131: 本当にあった怖い名無し 2012/10/10(水) 22:57:56.53 ID:FrbJS0Bd0
生き地獄に堕ちた
うちの母親のいとこの親戚のおばさんの話を書いてみるよ
このおばさんは当時60代後半で小学校の先生をずっとやってた人なんだ
家族運のない人で、旦那さんを病気で亡くし
一人息子だった人もだいぶ前に亡くなってる
これは海での事故だったはず
そういう不幸があったんだけど本人はすごく明るくて
ただ家族のかわりなのか室内犬を飼ってかわいがってた
親戚の世話を焼くのが趣味みたいな人で
じっさいいとこの中にはおばさんの教え子の中から嫁さんを世話されたのが2人いる
それからある親戚の一人が大借金を背負ったときには
学校の退職金からお金を融通してやったこともあったらしい
生活のほうは自分の年金と旦那さんの遺族年金があっただかで
何不自由ない一人暮らしで正月のたびに高額のお年玉をもらったもんだよ

そんな人だったから病気になったときには親戚一同が入れ替わり見舞いに行った
心臓の筋肉の病気だったんだけど
いよいよいけないって病院から連絡が来たときには
親戚中で集まってベッドを取り囲んだ
心電図が弱くなってきて呼吸も弱って時間の問題だったろうけど
そのときに女のイトコの一人が泣きながら「おばさん死んじゃだめ、戻ってきて」
って耳もとで叫んだんだ
そしたらそんなことしちゃいけないんだろうけど
つられたように親戚の何人かがおばさんの枕元にかけ寄って
口々に「死んじゃだめ」「いかないで」って大きな声を上げた
中には手を握って揺さぶってる人もいた
それまでのおばさんのしてくれたことを思い出して
そのときは親戚のみんなが心が一つになったような感じだった
するとそれが効いたのかわからないけどおばさんはそこから持ち直したんだ
「ありえない、みなさんの呼びかけが効いたんですかねえ」と言って医者も驚いていたよ

管理人です!
「何でもいいから怖い話を集めてみない?」というスレから、怖い、面白いと思ったものを厳選してみました。
不思議な話が集まっているので是非読んでみてください。
【厳選10話】怖い話『菌輪』『2人の彼女』『慰霊の森にて』他
http://world-fusigi.net/archives/9339873.html

引用元: 何でもいいから怖い話を集めてみない?Part2



132: 本当にあった怖い名無し 2012/10/10(水) 22:58:53.10 ID:FrbJS0Bd0
こっからはうちの母親から聞いた話
母親ともう一人若い親戚が病院に泊まり込んでたんだけど
意識が戻ったようですという知らせで病室にいってみると
全身点滴やら酸素やらのチューブだらけのおばさんは
薄目を開けてシーツから黒くなった顔を出してたけど
母親らの顔を見てとると大きく目を見開いて、しわがれ声で
「・・・お前ら、何で呼び戻した 息子と○○(ご主人の名前)が迎えにきてよい気持ちで
光の中に入っていこうとしたのに・・・なんで呼び戻した!!」
恨みのこもった声でそういうと首だけそっぽを向いてしまった
それから「苦しい、くるうしいいい!!」と叫んて手足をばたつかせだした
ついていた看護師さんが取り押さえて医師の先生が来て鎮静剤を打って
母親らは病室から出された
だけど意識が戻ればすぐまたそういう状態になるんで
もう面会もできないからっていって母親らは帰って来たんだな

それからは親戚のだれかが見舞いに行こうとしてもおばさんが拒否するんだ
その理由が「親戚たちが生き地獄に堕としたから」
とにかく誰とも会いたくないというおばさんの希望で
身の回りの世話は本人が頼んだ付添婦がやっていたということだ
それから3ヶ月くらい入院してたけど
心臓のほうはかなりよくなったものの原因不明の全身の痛みはとれず
ただ日常生活はなんとかできるようになったんで退院することになった
実際のところは人が変わったようにすべてが気に入らずに悪態をつくおばさんを
病院がもてあましたんだと思う
退院の日も親戚たちで手伝いにいこうとかお祝いをしようとか
おばさんに連絡したんだけど
電話の返事は「・・・お前らの顔も見たくない、お前らのせいで生き地獄に墜ちた」
という感じでとりつくしまもない
親戚の中で飲食店を何軒か経営して羽振りのよい一人が
おばさんを引き取って世話をしようと病院まで訪ねたけど
花瓶を投げつけられて帰ってきたという話

133: 本当にあった怖い名無し 2012/10/10(水) 23:00:20.00 ID:FrbJS0Bd0
それからおばさんの犬は入院中うちで預かって世話してたんだけど
おばさんが退院してタクシーに乗るときに隠れていた母親が抱いてかけよって見せたら
すごい顔でにらんでものも言わずにひったくったということだった
おばさんは旦那さんが生きていた頃に建てた広い自宅に戻ったけど
1週間に一回か二回、老人車というのか歩行車というのかな
あのもたれかかることができて買い物をのせることができるやつ
あれで外出するだけだで
黒い和服を着てものすごくやせて骨張って目をぎょろぎょろさせながら黙々と歩いているのは
通りかかった小さい子どもなんかが見たら泣きだすくらいの様子だったらしい
こっそり様子を見てきた母親も
気の毒とかかわいそうというより
おぞましい、禍々しいという言葉がふさわしかったんだって
電話をかけても出ない
訪ねていっても家に入れてくれない
玄関に鍵をかけて、声をかけると中からどかどかと扉を蹴っている
「なんで戻した、なんで呼んだ なんで死なせてくれなかった 生き地獄に墜ちた」とがなるばっかり
そんなだったんで親戚もしばらく寄りつかなくなった


134: 本当にあった怖い名無し 2012/10/10(水) 23:01:26.60 ID:FrbJS0Bd0
それから一ヶ月くらいして
こうしてもおけないだろうってんで老人施設に入るか再入院を勧めるために
男の親戚数人で会いにいったら
玄関の鍵が開いてて、中に入ってみたらおばさんは布団の上にうつ伏せになって亡くなってた
旦那さんと息子さんの位牌を胸の下に抱いて
死後そんなにたってないがずなのに家の中はすごい臭いがして
死亡診断した医師の話では両足のふくらはぎのあたりまで、それから背中が壊死してたってことだ
つまりその生きながら腐ってたということらしいんだ
それと臭いの原因は他にもあって、台所ではおばさんが飼っていた室内犬が腹を引き裂かれて死んでいて
これはだいぶ時間がたってた
おばさんが亡くなってた寝室の壁には
血膿とおそらく糞尿で大きく「う・ら・む」と書かれてて
それからアルバムの写真、旦那さんと息子さん以外の親戚やおばさんの友人が写ってるやつは
みな細かくちぎられて散らばってた
それだけじゃなくおばさんが大事にしてた昔の教え子の小学校の卒業アルバム
何十冊もあるんだけど
それもすべてハサミとか使わないでよくもこんなというくらい小さくちぎられていた

これで話は終わりだけど
母親は「病院で危篤状態のときに呼び戻したりしてはいけなかったのかもしれないねえ」
と話していた
「生き地獄に墜ちた」というのがどういうことかわからないけど
とにかく何かの霊界へいく仕組みとかが狂ったんだと思う
下手な長文スマソ

135: 本当にあった怖い名無し 2012/10/10(水) 23:25:52.19 ID:c3akN8e1O
おばさん、天国で旦那や子供に会えてたらいいな・・・
死ぬ間際は嫌な人間になっちゃってたけど、それまでの善行を考えたらきっと天国へ行けただろう

142: 本当にあった怖い名無し 2012/10/11(木) 20:44:16.34 ID:e2mZSugl0
運気や才能を流し込む縁
大した話しじゃないが

小学校高学年までうちは貧乏な田舎の家だと思ってたら、実は庄屋の家系で俺が産まれたのを境に没落したらしい
当時たまに偉そうに訪ねてくる爺さん(祖父の弟=大叔父)とこは逆にそれくらいから一気に裕福になって自分が本家のように振舞っていたんだと
そこに大叔父の孫でAってのがいた、これがまた嫌な奴で金持ちを鼻にかけてさんざん俺と弟妹を見下してた
このAと俺の名前はよく似てる、実は俺の出生時に大叔父が強引にその名前にしたんだとか
曰く本家の長男にふさわしい名前、Aの名前とあわせて高名な占い師に用意してもらった、俺はアニキ(祖父・故人)の弟だぞ、などなど…
田舎で血筋に五月蝿いとこだったんで、大叔父の言い分が通っちゃった結果が今の名前だったらしい
ところがそれを境に両家の経済状況が逆転、俺とAが物心つく頃には親父世代の頃までと力関係が逆になってた

さすがに何人かの親戚はこの急変を疑ったんだが何の証拠もないからどうしようもない
両家の状況が再度動く直前、大叔父は援助と称して金をちらつかせて累代の土地を買い取ろうとしてたらしい
無駄に長ったらしいがここまで前提orz

さて小学校高学年になった頃、Aがうちの裏山にある小さなお社を火遊びで焼いてしまった
そこは一族の守り神様を祀ってた社、当然Aに非難集中罰が当たるぞという親戚もいた
ところが大叔父は落ち着いたもので、「大丈夫Aは守られてるからなにもならん」と言い切った
そしてその晩から、俺が原因不明の高熱を出して生死の境をさまようことになる

143: 本当にあった怖い名無し 2012/10/11(木) 21:05:02.92 ID:e2mZSugl0
医者も原因は分からんし、元から病弱気味だったんでこりゃ助からんかもしれん的な話にまで発展してたとか
で、どうしようもなくなった俺の母が頼ったのが実家
完全にスレチな理由で出禁というか絶縁同然だった実家に連絡を取り、父親(爺さん)に泣きついた
爺さんはそもそも俺以下兄妹の顔すら見たことがない人だったが、すわ孫の一大事とある友人を伴って血相変えて駆け込んできたらしい

無理矢理母実家と絶縁させたのは父方の祖母や大叔父だったが、事ここにいたって意地を張ってる場合じゃないと祖母が両手をついて協力を要請
で、寝込んでる俺を見た爺ちゃんとその友人は「なんでここに人形が寝とるんだ、俺くんはどこだ」と言い出したらしい
人形もなにもそこに寝てるのは爺ちゃんの孫(俺)よ、なに言ってるのと押し問答になっている間家の中を見渡してた祖父友人が
「どうして運気が溜まるところに穴を開けてるんだ、どっかに運気を盗まれとるぞ」と言い出して、神棚の榊を家のあちこちに置き始めた
そうやってるうちに爺ちゃん達にも俺が見えたらしく、今度は「俺くんも穴にされとるじゃないか、何やっとんじゃ!」と大慌てで塩をかけたり縄で囲んだりされてたらしい
そしたら一気に快方に向かい、俺は一命を取り留めた

俺の容態が落ち着いて一時間くらい経った頃、今度は大叔父とA父が血相変えて飛び込んできたらしい
「Aが血を吐いて倒れた!一体どう言うことだ!」と、俺両親以下全員ポカン

145: 本当にあった怖い名無し 2012/10/11(木) 21:31:12.55 ID:e2mZSugl0
それで祖父友人がピンときたらしい、「お前等この家の運気盗んで俺くんをAの身代わりにしたな?」と

今まで本家筋男最年長だからとある程度大叔父を立てていた祖母にも理解がいったらしく大激怒
息子殺されかけた俺の父もブチ切れモードに、全員に問い詰められ渋々白状したところによると
たまたまAと俺が近い時期に生まれる状況になったんで、これを機に本家を他所者(祖母)から取り返そうと思い立つ
で、知り合いの占い師に頼み込みAに俺の運気や才能を流し込んでもらうような縁をを作った、強引に付けた同じような名前はその為だったらしい
そして頻繁に俺の家を訪れつつ、家自体が持ってる運気も自分の家に流すよう細工してたらしかった
それが現実に可能な事だったかは知らないが、大叔父の思い込みか確かに両家の状況や俺とAの立ち位置は望み通りになって行ったという話

結局Aは倒れて昏睡状態になり、うわ言で「熱い熱いゴメンナサイ」と繰り返しながら衰弱して死んだ
大叔父は大成功のからくりはバレるわその手段は潰されるわ跡取りと思い定めたAは死ぬわで踏んだり蹴ったりだが、稼いだ財産自体は残ったんでそれなりに豊かな老後、一族内での信用は絶無だがw
ちなみに9X歳現在まだ存命でまだマジにうちの家と土地を狙ってる
終始空気だったA父は、大叔父からAの慰謝料とか言って会社とか奪ったから事業失敗しても助けてもらえずその後の消息は知らん

俺の家はそれから持ち直し、俺も当時の両親くらいの年になったんだが最近大叔父が結婚しろ子供を作れと五月蝿い
前科があるからもし子供が産まれても、この人だけは関わらせないようにしないととは思ってる
まあそれ以前に嫁どころか仕事が恋人状態だがw

ネタのようだが実話、でも肝心の部分はほぼ寝込んでるんで伝聞と推測による補完がだいぶ混じってる
つまんない話でゴメンナサイ

146: 本当にあった怖い名無し 2012/10/11(木) 21:35:22.83 ID:Xz9xnAWD0
>>145
すごく面白かった。乙。
本当に不思議な話って、あるもんだね…

13: 本当にあった怖い名無し 2012/09/20(木) 00:47:27.97 ID:cwXS/PUK0
ほっかむりの男
私が高校生の時。国語の先生が話してくれたお話です。

先生が引率として行った、何年か前の修学旅行。
行き先は仰っていませんでしたが、今と変わっていなければ北海道でしょう。

元気盛りの高校生達。多少の問題は起こったものの、まぁ例年通り。
ホテルまで辿り着き、早めの夕食の時間でした。
ふと、近くの女の子グループのテーブルを見ると
お喋りばかりであまり箸をつけていません。
お年頃ですからね、男の子達の目が気になったのでしょう。
先生は、声こそかけなかったものの
『あらあらあの子達、夜中にお腹空かせて買い食いでもするんじゃないかしら』
と、これもまた例年通りの心配をしていたそうです。

そして夜中、深夜1時頃でしょうか。
先生方でこっそり飲み交わしたお酒もまわり
布団に潜ってウトウトしかけた時、突然、部屋のドアをドンドン叩く音と
「先生たすけて!」という女の子の泣き声。
同室の先生と顔を見合わせ慌ててドアを開きました。
そこにいたのは夕食時に目に付いたグループの女生徒がふたり。
「○○ちゃんが変なの!どうしよう!」

彼女たちの部屋はすぐ近くでした。
飛び込むように部屋に入ると、布団の上に仰向けに倒れている○○ちゃんと、
青い顔をしてその横に座り込んでいるもう一人。
何か事故でもあったの!?
こちらも蒼白になりながら○○ちゃんの肩をゆすると、
彼女はあっさりと目を覚ましました。
キョトンとして、なにかあったの?という風情。
ホッと胸を撫で下ろし、彼女たちに何があったのか尋ねました。

14: 本当にあった怖い名無し 2012/09/20(木) 00:51:01.68 ID:cwXS/PUK0
その話はこうです。

深夜0時をまわった頃。もちろん消灯の見廻りは声をひそめてやり過ごしました。
布団に形だけは入り、くすくす他愛もないお喋りをしていましたが
やがて誰ともなく「お腹空かない?」の声。
先生の予想通りでした。
しばらくは我慢していましたが、やっぱり無理!とのことで、
こっそり1階のエントランスに向かいました。
もちろん売店は閉まっている時間ですが、
何台かお菓子の自販機があったのでそれ狙いでした。
こそこそと、少し楽しくなりながら1階まで階段を降りると
エントランスの薄暗くなった照明の中に、浴衣姿の人影が見えました。
白地に紺色の模様、後ろ姿でしたが男性です。
なぜか、頭にはほっかむりをしていました。
誰とまでは判りませんでしたが「ヤバイ!先生だ!」と
慌てて階段を引き返そうとしました。

その気配でゆっくり振り向き始めるほっかむりの男。
両手をゆっくり、案山子のように広げました。
それ以上見ている場合でない!捕まったらお説教されるのは目に見えています。
我先にと階段を駆け上がる彼女たちの後ろから
広げた両手と体をやじろべえのように両側に揺らし
ゆっくり、ゆっくりとした歩みで追ってきます。
顔はよく見えません。声も上げません。
彼女たちの部屋は3階です。
こんなに全力で駆け上がっているのに、なぜか男はゆっくりとした歩きで
どんどん距離を詰めてくるのです。
とにかく無我夢中で走り、部屋になだれ込みました。
その瞬間、最後尾を走っていた○○ちゃんから「ひゃあ!」と悲鳴。
「背中撫でられた~!!」

15: 本当にあった怖い名無し 2012/09/20(木) 00:53:09.74 ID:cwXS/PUK0
勢いでドアまで閉めたものの、もう部屋もバレてしまっているので
いつ『コラァお前らぁ!』の怒声が響くかとビクビクしていたのですが
しばらく経っても部屋はシーンと静まりかえったままでした。
「…もしかして、見逃してもらえた?」
皆なんとなく違和感は感じていたものの、ひとまず安堵感でそれを拭い去りました。

「もう買いに行くのは無理だね~」
しかし走った動悸と興奮でしばらくは寝付けそうにありません。
四人でまたくすくすとお喋りを始めた時、
急に○○ちゃんが『XXXXXXXXXXX!!!!!』と叫びました。
何と言っていたかは判りません。男の怒声のような感じでした。
三人がビックリしていると、今度はよだれを垂らしてアハハハハハと笑い出し
そのまま仰向けに倒れびくんびくんと痙攣を始めました。
そこで慌てて先生の部屋に駆け込んできたというわけです。

16: 本当にあった怖い名無し 2012/09/20(木) 00:54:53.78 ID:cwXS/PUK0
起きてきた他の先生方にもみっちり叱ってもらった後、
その浴衣の男が気になり尋ねました。
が、四人とも覚えていたのは白地に紺の浴衣とほっかむり、という点だけでした。

修学旅行中、そのホテルは学校の貸し切りでした。
彼女たちが見た白地に紺の柄の浴衣は、たしかにこのホテルの物です。
しかし生徒達の部屋にも先生方の部屋にも、浴衣は置いてありませんでした。
薄暗く落とされた照明の下で
彼女たちは初めて来た遠方のホテルの、見る機会が無いはずの浴衣の柄だけを
何故かハッキリと覚えていました。


そういうお話です。
その後は特に何事も無かったそうですが、
修学旅行を間近に控えた私たちのクラスでこの話をした先生の
悪戯っぽい笑顔を今でもたまに思い出します。
長文失礼致しました。

22: 本当にあった怖い名無し 2012/09/21(金) 15:10:28.75 ID:Tu0bvpyS0
七五三
寮で暮らしていた頃、夜に目を覚ますと窓からの微かな明かりに照らされて部屋に
こんもりとした影が見えてきたんだよ。なんだろ?と思って、よく見ると…
正座した女が両手を前に突き出し顔を畳に押し付けている異様な姿なんだ。
その女が畳を「バリボリ…ボリ…」と掻き毟り出して…。実際ああ云う状況になると
悲鳴じゃなくて無言で速やかに部屋から逃げるんだと知った。

次の日、あの掻き毟っていた所が何故か気になって、畳をひっくり返したら
よその家の七五三だと思われる家族写真らしきものが出てきたんだけど、
その写真にホチキスの針が無数に打ち込まれていて鳥肌がたった。【おわり】

23: 本当にあった怖い名無し 2012/09/23(日) 17:08:27.18 ID:Pv0Uq7/f0
パソコンのスタート音
中学校1年生になる息子がおります。
夜中にこっそり起きて、居間に置いてあるパソコンでインターネットしている様です。
その行為自体は、どうでも良いのですが翌日の授業に支障をきたす様なので何回か注意しました。

しかし、子供のこと、親の言うことなど聞きません。 そこで、いたずらして驚かせてやろうと
「おぉぉぉぉ!ふっふっふっふっ!早くぅ寝ろぉ。」

とおどろおどろしい声をWAVファイルにしてパソコンの立ち上がり時に自動的に流れる様に設定しました。
(Windowsパソコンなので、”スタートアップ”にセット)
その夜、期待を胸に就寝しました。

「わぁぁぁぁー。」

夜中の3時頃、息子の叫び声で目が覚めました。
最初は、”何事だ。”と思いましたが、

「あっ。引っかかった。」
とパソコンの細工を思い出しました。

「ちょっと、見てくる。」
と不安な表情の妻に言って、居間へと向かいました。

「とうさん。」
どうして良いか分からず恐怖に震えた息子がパソコンの前で立ちつくしていました。

24: 本当にあった怖い名無し 2012/09/23(日) 17:08:44.63 ID:Pv0Uq7/f0
内心、”これで少しは懲りただろう。”と思いつつ、真面目な表情で
「どうした、何が有った。」
笑いをこらえながら息子に問い合わせます。

「パソコンから声がして...」
「お前が、夜中こそこそパソコンなんかやてるから、お化けが出たんじゃないか」
「そうかも知れない。」
「早く寝なさい」
「はい。」
「これからは、夜中でなく、みんながいる時間にやりなさい。」
「分かった。でも、あの女の声が頭に響いて怖いよ。今日は一緒に寝てもいい。」
「えっ。女の声。」
「そうだよ。”おいで。私の所へおいで”て言ったんだ。」

そんなはずは有りません。自分が録音したのは”早く寝ろよ”です。
「馬鹿なこと言ってるんじゃない。早く寝ろ。」

25: 本当にあった怖い名無し 2012/09/23(日) 17:09:46.41 ID:Pv0Uq7/f0
私は息子を先に寝室へ追いやると、自分で画面を立ち上げて見ました。
すると、立ち上がりと同時に
「おぉぉぉぉ!ふっふっふっふっ!早くぅ寝ろぉ。」
という声がでました。

なんだ、俺が設定したとおりじゃないか、あいつ、何か聞き間違いデモしたんだろう。

私は画面を終了させようとアイコンをマウスで移動しました。
その時、私は、はっと息を飲みました。

画面上にかすかに人が写りこんでいます。
低反射モニターなのでほんのかすかですが、私の後ろに人が
立っているのが判りました。

き、きっと息子がまた部屋に入ってき・・・

いえ、違います。
はっきりわかりました。
その人影には腰まであるような長い髪が動いていたのを。

26: 本当にあった怖い名無し 2012/09/23(日) 17:10:04.43 ID:Pv0Uq7/f0
なんだか無性に怖くなり、パソコンの終了処理をして電源を落としました。
立ち上げて自分の声を確かめる気もしないので早く寝室に向かいました。

居間の出口で電気を消す為立ち止まり電源スイッチを切りました。
居間は真っ暗になりましたが、パソコンのモニターは、白くボーと光ってます。
「モニターの電源が切れてないか。」
と暗い部屋に再度は入ってモニターの電源を切ろうとしましたが、電源は既に切れていました。

その時、モニターの方から、

「おいで。私の所へおいで。」
と女の声がしました。と言うより頭の中にかなりの音量で響きました。
夢中で部屋から出て寝室に戻り布団に潜り込みました。

翌朝、確認したところ自分の録音した声は、録音通りでした。
それ以後、息子は、夜中にインターネットをしなくなりました。
私も、夜中1人でのインターネットは余りやらなくなりました。
一体あの声は、なんだたのでしょう。
何か、波長が合ってしまったのでしょうか。

おわり

31: 本当にあった怖い名無し 2012/09/27(木) 22:51:07.76 ID:sGX+vDtx0
丹那トンネル
東海道線を熱海から函南(熱海→函南→三島)の間に丹那トンネルと言う入り口から出口まで5-10分位かかる長いトンネルがあります。

伊豆半島に点在する町は田舎である為、大きなデパートはありません。
デパートに買い物に行く為には沼津、又は、小田原まで行かなければなりません。

お金のある人たちは、東京や横浜まで行っているようですが、私は、沼津のデパートでの買い物が主になります。
熱海から普通列車に乗って沼津へと向かうのですが、途中、丹那トンネルを抜けなければなりません。

その時は、4人掛けの席に1人で乗っていました。
車両には人がほとんどいなくて自分のボックスの後ろ側に労務者風も男の人が顔を下に向けて寝ていました。
トンネルにはいると、騒音とトンネルの中の独特な臭い(カビ臭さ?)が車内に充満します。
窓側の席に座り、窓側に寄り添ってトンネルの外をぼんやりと眺めていました。

トンネルの中は、待避所と言いますかドーム型の奥行き50cm位
(トンネル内を歩いたことがないので正確にはわからないが)
ところが数メートルの間隔で数十カ所作られています。
その近くには電灯も点いているので暗いトンネル無いですが中も見えます。

32: 本当にあった怖い名無し 2012/09/27(木) 22:51:22.48 ID:sGX+vDtx0
トンネルの半ばに差しかかった時でしょうか、一つのドームにヘルメットをかぶった作業員風の男の人がいました。
ヘルメットには懐中電灯がついていて、”つるはし”を持っていました。
電車はかなりのスピードで走っているのですが、何故、その男の人の顔はハッキリ見えていたかは余り気にしませんでした。
目と目も合ってしまいました。

「トンネル工事の人だ。」

と思いました。

更に進んで何個か目のドームにも男の人がいました。
この時は、驚きました。
さっきの男の人です。
この時も、顔はハッキリ見えています。
また、目が合いました。
電車は走っているので、顔が前から後ろに向く様になりながらも目と目が合っています。
お互い意識し合う様にドーム内の男の人もこちらを目で追っているのがハッキリ分かります。

33: 本当にあった怖い名無し 2012/09/27(木) 22:51:42.50 ID:sGX+vDtx0
「何かおかしい。」
と思いました。
暫く行って同じ事がまた起きました。
本当に怖くなって、窓のブラインドを降ろしトンネル内を見ないようにしました。

そろそろ、トンネルも出口に近づいてきて、
「早く、明るいところにでたいな」
と思っていました。
そのうち、社内のアナウンスで次の停車駅の到着の事を放送しました。出口はもうすぐです。

すると、後ろのボックスの労務者風の男の人が立ち上がり私のボックスの前を通り過ぎました。
何気なく通路を横切るその男の人を見ました。その男の人は、ヘルメットをかぶり、”つるはし”を持っています。
そうです。さっきトンネル内にいた男の人だったのです。
その男の人は、歩きながら笑みを浮かべて、こちらを向き
「どう。怖い。」
と言って歩いて行きました。
”ゾクッ”
全身に戦慄が走り男の人を見ないように、思わず下を向いてしまいました。
そのまま見ていたら何か大変な事になると思ったからです。
その直後、電車はトンネルを抜けました。

車内は、昼間の明るさが蘇ったので”ホッ”とし、おそるおそる男の人の歩いていった方を見ましたが、そこには誰もいませんでした。
昼間の出来事なので、トンネルを出た時点でほとんど怖さが無くなっていました。
その後、何事もなかったように買い物を済ませました。
帰る時には夕方になっていたし”丹那トンネル”を通って帰りたくなかったので、その日は新幹線で熱海まで帰りました。

34: 本当にあった怖い名無し 2012/09/27(木) 22:51:59.79 ID:sGX+vDtx0
後から聞いた話ですが、丹那トンネルは、
大正7年3月に着工され昭和9年12月に開通した延長7841メートルのトンネルで、
この間延べ250万人が工事にたずさわり、
昼夜兼行の作業で67人の犠牲者を出し、
特に大正14年4月に東口坑口(熱海側)より3000メートル奥で大崩壊があり
16人が殉職したそうです。

現在行う様な工事と違って想像を絶する難工事だったのでしょう。

この男の人が出たのもトンネルの半ばの所だったので、この大崩壊で殉職された16人の中の1人でしょうか?
この体験までは気が付きませんでしたが、
熱海側のトンネル入り口の上には”丹那トンネルの殉職碑”があり、
その近くには、”丹那神社”がありました。

あの男の人は、その言動から自分が幽霊と言うことを自覚しているようなので何か言いたいことがあるのか、
ただのいたずらのつもりだったのか定かではありません。

不思議な体験でした。

64: 2012/10/02(火) 07:14:03.95 ID:Jae8q1ff0
牛の首
もういっこ

牛の首って話を知ってるだろうか?
やれ話したら死ぬだとか、昔の村に牛の首を被った異常者がいたとか、遭難者がどうとか、織田信長公がなんだとか
最強に怖い話というふれこみで名前だけは広まっているものの聞く内容はそれほど怖くない
中には本当はそんな話は存在しないなんて話もある

でも実在するらしい
俺も友達から、友達も先生から、先生もその先生から聞いた話で、しかも友達の先生は「俺まだ死にたくないし」とかなり端折って話したらしく、内容までは俺も知らない


65: 2012/10/02(火) 07:15:05.68 ID:Jae8q1ff0

その話は、こんな感じだ
ある所に病気になった少女がいて、その少女に誕生日は何が欲しいか訪ねると「牛の首が欲しい」と言う
それを聞いた男は牛の首を手に入れようと手を尽くすのだが、その道中が恐ろしく怖いらしい
残念ながら友達の先生はそこを端折ったらしく内容は分からないのだが

そして、友人の先生が後日こう言ったらしい
「俺この前休んだだろ?あれ、牛の首の話をしてくれた先生の葬式だったんだよ」と
ちなみに、先生の先生は全て話したらしい

もしどこかでこの少女の「牛の首」の話を聞いたとしても、絶対に他人に話さないほうが良さそうだ

66: 本当にあった怖い名無し 2012/10/02(火) 13:48:09.48 ID:twpG9Dmv0
牛の首の話ってどんなのだろう?
すぐ連想したのが、件(くだん)と阪神大震災と筒井康隆

全部2ちゃんで知ったことだけど、
件は読んで字のごとし人+牛(牛の頭を持った人間?)
それから阪神大震災のときに自衛隊の人が件を見たという話
筒井康隆はなんで連想したのかわからない
そういう小説を書いたのだろうか?

牛の首を欲しがる少女っていうのは初めて聞いた

85: 本当にあった怖い名無し 2012/10/05(金) 19:37:26.43 ID:O7NvD2Lu0
中古車
むかし乗ってた中古シビックの話

それまで乗っていた愛車ミラージュからシビックに乗り換えた。
理由はただ飽きたから。中古車屋で安いシビックを見つけ、何の気なしに乗り換えたのだ。
ところがこいつが訳ありのくせものだった。
そのころ俺はモテ期wで常に途切れず彼女がいたのだが、シビックに乗り換えた途端、それまで付き合っていた彼女から別れを
告げられ、その後も別の女の子をシビックに乗せただけで、何もしてないのに、真っ青になって飛び出すように車から降りていく。
後で何があったのか聞いても教えてくれない。そんなことが何人も続いた。
その中古車屋に勤めていた友人(霊感あり)にその話をしたら、奴がこう言うんだ。
友「ゴメンw お前あまり霊とか気にしない奴だから言わなかったけど、その車は事故車で、若い女の子死んでるんだよ」
俺「はあ? そんなんだったら俺だって買わねーよ」
友「でもお前そのコに気に入られてるみたいだし、他の女の子はその車に乗りたがらないだろ?そのコのせいだよ」
友「まあ、お前が気にするんなら他の車に交換してもいいよ」

という訳で、さっそく別の車に交換。その」シビックは解体業者行きとなった。
ところが、新しい車で高速を運転している最中に、どこからか小石が飛んできてフロントガラス大破。
何とか事故にはならなかったが、割れたガラスの破片で俺の手は血まみれ。
フロントガラスが割れた瞬間、「死ね」って声がしたような気がする。

86: 本当にあった怖い名無し 2012/10/06(土) 13:14:32.31 ID:veeTP6W3O
事故物件
今住んでる物件は、昔の入居者が小規模な火災で亡くなってるんだが
その人は若い女性で、喉に火傷を負って亡くなられたらしい
いつだったか起床の直後に
キッチンに首を突っ込んで
苦しそうにしてる女の映像が脳裏に浮かんだっけな

87: 本当にあった怖い名無し 2012/10/06(土) 16:27:13.55 ID:KSu90bnl0
>>86
家賃安いのけ?

88: 本当にあった怖い名無し 2012/10/06(土) 16:41:25.29 ID:veeTP6W3O
>>87
うん、訳あり物件なせいなのかは知らないが
八畳一間、バストイレ別で26000円だから安いね
就寝の為に目を閉じてたら瞼のうらに荒いドットで描いたような
女の顔が浮かんできて何かの言葉を逆さまに言ったような
訳の分からない言葉を話して消えた事もあった
104: 本当にあった怖い名無し 2012/10/08(月) 13:28:13.09 ID:ioJad+Wb0
予言者の婆ちゃん
夜勤明けでなんとなくネサフしてて、このスレにたどり着いたよ
せっかくだからなんか書いていくよ
怖くなかったらごめん

俺、創作スキルないんで、これから書くのは実話で、落ちも何もないんだけど・・・

俺、病院勤務なんだ
で、患者さんの中に「予言者」ってあだ名の婆ちゃんがいるの

といっても、別に新興宗教みたく、うさんくさい予言とかするわけじゃないんだよね

その婆ちゃん、かなり重度の認知症(老人ボケ)で、ほとんど一日中寝てる
昼も夜もずーっと寝てる

でも、まれに目をさまして、泣きわめくことがあるんだよな
なんかね、怖くて怖くて仕方ないっていう泣き方
子供が怖い夢みたあと、泣きわめいてすがってくるだろ? あんなかんじ

婆ちゃん何か必死に訴えようとしてるんだけどさ、言葉がうまく出なくて(脳梗塞後遺症)、
俺をはじめ職員にとっちゃ何言ってんのかわからない

105: 本当にあった怖い名無し 2012/10/08(月) 13:29:50.68 ID:ioJad+Wb0
わかってるのは、その婆ちゃんがそんなふうに泣きわめいた日か、またはその次の日、
同じフロアに入院してる誰かが死ぬってことなんだよな

その婆ちゃん、もう1年近く入院してるけど、今のところその予言(?)は一回もはずれたことないんだよね
そんなに多く死人が出るタイプの病棟じゃないから(1~2ヶ月に1回くらい?)、偶然ってのも考えにくいんだよな
今までの的中回数は10回前後?くらいだと思う

その婆ちゃん、そんな時、どんな夢みてるんだろな
もし聞けたらさぞ面白いだろうなといつも思うよ

おしまい
書いてみたらやっぱりあんま怖くなかった、すまんww

119: 2012/10/09(火) 23:17:48.94 ID:N7pvM7hS0
神社
もう一つ

俺が中学生くらいの時なんだけど、ヤンキーに片足つっこんでるような幼なじみがいて、そいつと夜に神社で話してたんだ
神社って夜行ったことある奴は分かると思うけど、あんまり街灯無くて暗いんだよな
でもその神社は幼稚園児の時から馴染みのあるトコで恐怖感は全然無かった
んでそこの神社には休憩所っていうイスと机が置いてある胸までくらいの壁の小屋みたいなのがある。因みにイスは壁に板が生えてベンチみたいになってるタイプ
そこで話してたんだけど机が固定されてて、普段から浅座りしてる俺にはなんか窮屈だったんだ。だから机に短い足乗っけて壁に腕かけて座ってた。
そんな行儀もクソもない格好で話してたら急に後頭部を叩かれて「イテッ」って言ってすぐ幼なじみを見た
そしたらそいつ(どうした?)とでも言いたそうな顔してた
意味もなく人の頭叩くような奴じゃないし、俺の方の手には煙草持ってたし俺の頭叩くには乗り出さないのいけない位置にいたからコイツじゃない
態度が悪くて注意されたのならだれかいるはず、しかも砂利引いてあるから近づけば分かるはず
幼なじみに「なんか叩かれた」って言ったら「態度悪いから神様に起こられたんじゃない?」って。
とりあえず姿勢正してすみません言ってそれから1時間くらい話して帰った

実話なんでオチはない上に怖くも無かった;

120: 2012/10/09(火) 23:18:26.83 ID:N7pvM7hS0
もう一個あったんだけど書き込もうと思ってる人いる?

121: 2012/10/09(火) 23:44:03.04 ID:N7pvM7hS0
いないっぽいから行くわ

高校時代、彼女と外オールしようって話になって神社(さっきのとは別)で話してたんだ
そこの神社はなんかハイテクで人間センサー付きの街灯があった
人間センサーって言っても公衆トイレにあるような敏感な物じゃなくて人が通ればつくようなの
俺と彼女は端っこの方で話してたから立ち上がらない限りは反応されず、基本真っ暗だった
でも時々街灯がつく。そのときはセンサーの真ん前を虫が通ったのかと思って気にしなかった
それでも何度もつくからセンサーの方見た
見たことある奴は分かると思うけどあれってセンサーが反応してる間は、反応してる事を示すランプがつくんだよ
んで、それが凄い勢いで点滅してた。
もちろん一目散に逃げた。
そういえば、その神社の正面に墓地があった。

123: 本当にあった怖い名無し 2012/10/10(水) 00:29:17.49 ID:PM2qLF3k0
地味に怖いね

139: 本当にあった怖い名無し 2012/10/11(木) 13:38:11.94 ID:ah5ucCNn0
死神
実体験なのと、つたない文章だから怖くないかもだけど・・・

もう10年以上前かな俺が10代そこそこだった時の話なんだが
親父が34~35歳の時ひょんな事から占い師に見てもらう機会があったのね
そしたら占い師が36歳がヤバイって言ったそうなんだよ
たかが占いだしwと思って気にしてなかったそうなんだけど
35歳過ぎたあたりから金縛り連発で親父だけ異変が起こり出して、
っで最初の占い師とはちがう占い師4人くらいかな?に見てもらったら
全員が36歳がやばいって・・・その内の1人の占い師を問い詰めたら
36歳で死ぬかもって言われたそうです。

それからも金縛りは止まらず、家の寝室に御札やら結構貼ってあったのを覚えてる。

140: 本当にあった怖い名無し 2012/10/11(木) 13:49:53.32 ID:ah5ucCNn0
異変はずっと続いて、親父が36歳になる2週間ほど前の12月ぐらいかな
おかんが朝起きると親父がベランダのエアコンの室外機の上で丸まって寝てるんだよ。

とりあえず起こして事情を聞いたら、親父いわく死神が迎えにきたと・・・
ベランダの窓がいきなり開いてデッカイ鎌もったおばあさんが立ってた
まじで漫画とかアニメの死神のまんまだった
ヤバイ!つれていかれる!と思ったけど動くことすらできない
観念しかけた時、親父のひいおじいさんがきたらしい
ひいおじいさんは後光が差してて、生前あった額のコブもあって間違いないと
そこで気を失って、気付いた時には室外機の上。

141: 本当にあった怖い名無し 2012/10/11(木) 13:55:54.19 ID:ah5ucCNn0
うちの家系は見える人が多いので、後日その話をしたら
ベランダから出たから助かったらしい
玄関から出てたら、そのまま連れていかれてるねっと話してました。

親父も健在で今では半分笑い話ですが
当時は御札やら貼りまくってて怖かったのと
守ってくれる存在を実感できた話でした。

つたない文章ですみません。
白装束の話や呪い受けた親戚の話くらいしか。
実体験なのでどれも怖くないですけどw

125: 本当にあった怖い名無し 2012/10/10(水) 01:07:49.99 ID:bXlJO9fTO
『あと一歩だったのに』

実家の裏はすぐ山で人一人ぐらいは通れる獣道と竹藪がある。
ガキの頃はそこでよく一人で遊んだ。さらに山の奥へ進むと車が一台しか通れない道路に出る。
昔の道路なのでかなり蛇みたいにクネクネしてて軽自動車なら余裕だけど普通車になると幅がギリギリ。
でも山道の間に獣道だけど上へ上がる為の近道があり、そこもすれ違いにくい幅なので一人ぐらいしか通れない。

でさ、どうせまた寮に戻るから墓参りのついでに少しだけ山を登ってみた。
ガキの頃といっても、もう数十年前の話だからあの頃に知っていた自分だけの獣道なんてもうどの辺りにあったのか分からない。
身長が高くなって目線が変わっただけかもしれない。マムシがいる恐れもあるから注意深くしゃがんで草や枝の隙間から奥を覗くようにしてガキの頃はこれぐらいの目線で冒険したかな?ってちょっとしみじみ。

126: 本当にあった怖い名無し 2012/10/10(水) 01:10:44.09 ID:bXlJO9fTO
>>125続き

ここから本題。
もう戻るかといざ、立ち上がろうとしたんだけど奥から何かが動いた気がした。
最初は小型の野性動物かも、って思ったけどいくら動物が好きでもそこまで近付けなかった。

行けないんだよ。

なにせ、茂みが邪魔してるし奥は泥濘だからさ。ガキの身長なら道は分かるし、よくそこの泥濘をジャンプして障害物を避けて奥へと進んだけど大人の体重じゃ草で地面が見えにくい。
だからガキの頃の自分にとってはいい場所だったんだ。
大人なんか体重の重みでズブッと沈んで転けるのがオチ。

また草や茂みが動く。
しゃがんだままだから獣道の隙間から一瞬だけ何かが通りすぎるのが見える程度。
白っていうより、灰色…?
カモシカの子供にしちゃ小さいし足首くらいの大きさかな。
何となく思ったんだ。

「…クネクネとか八尺様、ケンソウメツってものでもないよな?」

オカルトや観覧注意でよく読んでいるから脳裏に浮かんでしまった。
山に関わるとなれば居てもおかしくない。まだ昼なのに山は少し暗いのはいつものこと。
そろそろ引き上げるか、と立ち上がった瞬間。

目の前にさっきまで誰もいなかった筈の老婆がいつの間にか立っててビックリした。

老婆の髪は肩までで背中に小さな青い籠を背負ってた。
服装は昭和な雰囲気の黒い着物に腰には鎌と鉈。
たまにこういう方はよく見掛けるので珍しくもない。山菜でも採り来た人か。

127: 本当にあった怖い名無し 2012/10/10(水) 01:14:19.92 ID:bXlJO9fTO
>>126続き

見たことのない老婆とかガキの頃から余所者か地元の人か全く考えなくて、ただ黙って頭を下げて場を逃げるように去った。 何処の人だろ?と気になってもう一度だけ顔を見てみようと三歩進んで足を止めて振り返る。
誰もいなかった。
…あぁ、よくあるホラーとかのお決まりパターン。 でも、この場所はしゃがんでしまえば人間なんて見えづらい。

(…もしかしてそこに山菜でもあったのかな?)

そうであれば申し訳なかった。 足を進めた瞬間に枝に引っ掛かって転びそうになり、軽くジャンプして何とか体型を整えた。 すると背後から声がした。

“あと、一歩だったのに

昔もあと、一歩だったのに”

しゃがれた声がハッキリ聞こえてきた。 凄い鳥肌が立ち、ふと地面をよくみると枯れ葉で気付かなかったけど古びた鎌の刃が竹の子みたいに出てた。まるで転んだときに喉に直撃できるかのように刃が立てられていた。
鎌は老婆が持っていたものと同じ。
鉈は地面には見当たらなかったが木の上にあるとすれば…、なんて考えてるうちに恐ろしくなってきた。後ろを振り向こうとも出来ずに唖然とすると雨でもないのに白い霧が俺を包むようにしてスー…と山の奥へと消えていった。
ただ、その霧は某ドラマ版の放課後の魔術師のお面に近い顔でさらに鳥肌MAX。同時に恐怖心MAXで急いで山に下りた。
家に辿り着いて何事もない山を見つめながら実は狸か狐に化かされた気分ってこんなものなのか?とスイカをかじりながら思った。
前にも会ってたのかはガキの頃だし、記憶なんてない。単に忘れてしまってるからなんとも言えない。
気になることは昔も、って言葉。

あと一歩、俺は三歩で止まった。
もし、四歩目に振り向こうとしたら…。



四=死…?


ダチの体験談だけど勢いで書いたみたいで読ませて貰った俺でも意味が分かりづらい…
投稿の許可は貰ってるけど転んでもただでは起きない図太い神経してるダチの方が怖い

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