125教習所で教わったことが、実際の路上ではあまり役に立たないというか、無意味でマイナスでしかないということもいくつかある。それを検証してみよう・・






1) ポンピングブレーキ
 
 現在ではポンピングブレーキは百害あって一利なし。ABS付のクルマなら、人間がペダル操作でブレーキロックを対処するより、ABS任せの方が何倍も高精度で、安全かつ最短距離で減速できるので、ポンピングブレーキなど不要。


2) 「急」のつく操作をするのはNG

 通常の運転や、雪道では「急」のつく操作は厳禁とされているが、とっさのときは逆に急ブレーキの出番となる。
 同じ教習所でも、オートバイの教習では「急制動」というフルブレーキのプログラムがあるが、これは実践的で非常に有用。


・教習所では教えてくれない7つの運転中のコツ




3) クロスハンドル

 かつてのパワステがない頃のクルマなら、重いハンドルを一気に切れるクロスハンドルにも利点はあったが、パワステが標準化されたいまのクルマなら、右手の守備範囲は、ハンドルの右半分、左手の守備範囲はハンドルの左半分となるように、いわゆる送りハンドルで操作するのがベスト。


4) ポールや植木の位置を目印にした駐車
 
路上に出てからでは役に立たない。実際の車両感覚やタイヤの位置感覚を掴むトレーニングのほうが、はるかに重要なのは言うまでもない。


5) 踏切手前での窓開け

 街中でこれを実践している人は事実上皆無といっていい。 そんなことより、一時停止、安全確認後の素早いリスタートを特訓してもらった方がありがたい。

(source: WEB CARTOP - この教えは無意味? 自動車教習所で習うも実戦ではほとんど役に立たないこと5つ


・教習所のビデオがツッコミどころ満載すぎて笑った



・必要性があるから教えているのであって、決して無意味ではないと思うけど。
縦列の時のハンドルを切るタイミングをポール位置で教えるのもある程度の感覚を教えているのであって、自動車学校で教わる事に無意味な事があると思ってる、記事を書いた人が恐ろしい。

・普段は必要ないがもしもの時のために教えているのだから、それを必要ないと言い切るのは非常に危険だと思う。
この記事を信用して運転し事故を起こしたらどうする?
「安全かつ最短距離で減速できるので、ポンピングブレーキなど不要」なんて書いてあるが、アイスバーンではABSなんかより断然短く停まれる事を知らないのか…。
メディアの発言力・影響力を理解していない人が書いたのであろう。
この記事を信用して運転してはいけない。

・最後の踏切は、筆者個人の感想であり、窓を開けて音を聞くことは必須です。踏切が壊れているため事故が起きることは年に何回か報道されている。バスでも停車し音を聞いてから発車をしています。確かに、しないで通過する人は多いですが、それが正しいという理由にはなりません。

・たしかに教え方に少し疑問を感じる項目もありますが、無意味と切り捨ててしまうほどではないでしょう。
クロスハンドルは今でも有用です。パワステの補助があっても、片手ハンドルより早く回せます。又、ABSは凍結路でははっきり言って無力です。教習所で教わったのを信じて、一度凍結した道でフルブレーキを掛けた事がありますが、全くと言っていいほど減速せず危うく前走車と衝突しかけた事があります。自分でポンピングした方がよっぽど利くということを実践で学びました。後続に知らせる意味でのポンピングも効果的です。


・陣内智則 『自動車教習所』