765かつては「第2のポケモンになる」とまで言われた「妖怪ウォッチ」の元気がない。グッズ販売はふるわず、専門ショップは今年2月にすべて閉店した(オンラインショップのみ継続)・・





最もネックとなったのはウォッチとメダルの生産が追いつかなかったことだ。

 商品化を手がけるバンダイナムコHDは2014年5月の決算説明会で「発売から3カ月までに700万枚を販売、6月までに累計生産数を2500万~3000万枚に増産する体制を整える」としたが、消費者からは「子どもがほしがっているのに手に入らない」という不満の声が相次いだ。

メダルで遊ぶにはそれを挿入するウォッチが必須だが、その供給が追いつかず、高額な転売も横行した。その年の夏休みには、妖怪ウォッチの自作を試みる動画が人気を集めるなど、その切実さは尋常ではなかった。

 「ごっこ遊び」と「収集」は、子ども向けアニメビジネスに欠かせない要素だ。かつてポケモンが確立したものの、やや人気が落ち着いていたこのカテゴリーに妖怪ウォッチはピッタリとはまったと言えるだろう。


・妖怪ウォッチ現象



 しかもポケモンはゲーム機がないとその楽しみ方は限定的になるのに対して、妖怪ウォッチはゲーム機なしでも十分にその世界観を味わえる仕掛けを備えていた。しかし、遊ぶためのグッズがない状態が半年以上続いたことは作品にとって大きなダメージとなった。

 そうこうしているうちに、ポケモンの反転攻勢が始まる。決定打となったのは2016年夏に日本でもサービス開始となった位置ゲーム「ポケモンGO」だろう。スマホ1つで遊ぶことができ、収集とごっこ遊びの要素も備えたポケモンGOは子どもだけでなく、スマホを所持する大人にまで人気を広げ、新たな社会現象となった。

 この時点で妖怪ウォッチのグッズ流通は安定していたが、存在感は小さくなってしまった印象がある。しかし、それでもアニメの視聴率ランキングではポケモンと同等の状況を維持していた。作品の世界観とキャラクターの魅力が優れていたからと言えるだろう。

・詳細は(source: 東洋経済オンライン - 妖怪ウォッチが「かつてない難局」を迎えた理由


・妖怪ウォッチ ヨロズマート ららぽーと豊洲店 閉店



・単にブームが去ったってだけじゃないの?
あと、途中で方向性変えると離れるファンが多いのは当たり前だと思う。
広い年齢層ではなく、特化したターゲットに絞るべきだったね。
妖怪ウォッチを卒業する子どもたちがいる分、新しく生まれてきた子どもたちをいかに取り込むかだと思うけど。

・日野社長は今までイナズマイレブンなどにしても、どんなに人気あっても3年で区切りをつけるケースがあったけど、妖怪ウォッチは前作の4年3ヶ月だけでもさすがに引っ張りすぎたよね。
それで飽きが来た中で昨年4月からシャドウサイドが始まったが、個人的には面白かったが、ヒットには至らなかったね。
でもって、今回再びケータ世代に戻ったわけだが、原点回帰なのはいいが、一度30年後でケータとフミちゃんの子供たちが出たのに再びケータたちとなると、むしろ迷走してるとしか思えないんだよね。
そろそろ区切りをつけるべきじゃないかなぁ?

・流行り廃りは周期があるから、またブレイクする可能性は十分ある。
最近再ブレイクしたたまごっちのようにね。
ただ、周期と書いたようにまたブレイクするにはそれなりに長い冷却期間が必要で、
その間に消え去るものがほとんど。
果たして妖怪ウォッチにそれだけの体力が残っているかな…?

・シャドーサイドになって一気に我が家の妖怪ウォッチブームは去った。特に下の子が怖がって泣くので私がテレビをあえて見せなくしたのが大きいと思う。ポケモンはモンスターのかわいさから幼稚園女児でもそれなりに楽しそうに見てるから見せやすい。
親的には見せて怖がるとか面倒くさいやつは見せることに消極的になるな。

・おもちゃに夢中だった子供たちが歳をとって違うことに興味をもちはじめる周期を研究すべき。
サザエさんやちびまるこちゃんやドラえもんのポジションを狙うなら、普遍的なテーマを描くべきだった。
耳に残るはずのテーマソングがコロコロ変わりすぎて。飽きさせないようにしたことが逆に失敗だと思う。

・並んで抽選して…買ったなあ、ウォッチとメダル。今はアニメも観てもなければグッズも押入れの奥底に眠っているようだけど。
なんでターゲット層上げたんだろ。プリキュアのように年齢層や世界観を変えるべきではなかったと思う。幼い時に見ていたアニメは(もう恥ずかしいとか言って)いずれ見なくなるのだから幼児向けでずっと突き進んで新規の視聴者を取り込めばよかったのに。
あのメダル不足がそもそも失敗の原因。熱中すればするほど飽きるのも早い。長年にわたって供給もしっかり安定していて世界観も変わらないポケモンにはなれない。


・【新番組】『妖怪ウォッチ!』4月5日(金)ゆうがた6時25分より放送中