『五等分の花嫁』第81話「シスターズウォー四回戦」

「五等分の花嫁」第9巻が4月17日に発売！表紙は三玖！です。

前回…第80話は、マンガ史上最高値を叩き出した超絶回だと断言する（させてください）と伝えたのですが、代81話はマンガ史上最高値を叩き出した「困惑回」です。もうね、自分の脳みそじゃあ理解しきれないというか、解決方法が見いだせない。それでいてさらに予想外のこともあって…ハッキリ言おう、頭が痛い。

はぁーーーーーーーーどうしてこうなっちまったんだよ…。だいたいね、修学旅行って楽しいもんでしょ？小学生のころに確か京都行ったんですけどあんま記憶ないんで割愛するけど、中学のときは東京さ行ってさ、渋谷に行ったら変なおっちゃんに「N○K連れてったる」言われて恐怖で仕方なかったんだけど勇気出して断ってなんとかして秋葉原まで向かったけど遅れたもんだから教師に怒られてね、高校のときなんて確か北海道でジンギスカン食べようと思ったけど昼に空いてるジンギスカン分からなくてあたふたしたくらいの記憶しかない。…あれ？あんま修学旅行楽しんでなかった…？

いやいや、言い方を変える。修学旅行は楽しんでほしいんですよ。自分みたいになっちゃ駄目！楽しく修学旅行を終えてほしい！…それなのに、それなのに彼女たちは、風太郎を中心に動いていく…一人はどんな手を使ってでもと必死になって、一人は自分も楽しくなろうと思って、一人は最初の気持ちをずっと心の中にしまっていてようやく開放する直前で、一人は自分を犠牲にしてみんな幸せになってもらいたくて、一人はご飯食べて…

三玖に悲劇が…

三玖はこの修学旅行に向けて、人一倍努力した。風太郎のために手料理をする…あの冷めまくってた三玖がですよ！？あのミステリアスガールがですよ！？

もう信じられないほどの感情豊かな三玖…。うんうん、分かる、すごく分かるよ。あれだけクールかつミステリアスで何を考えているのか分からない子が、風太郎に恋心を抱いたことでとっても感情豊かになった。それは決してマイナスではないいやむしろプラスッ！恋ってすごい素敵！

…で、何でこんな泣きそうな顔をして顔真っ赤になっているかというと…不慮の事故。一花の暴走とも取れる行動を指摘した四葉が、三玖の気持ちを言葉にしてしまった。そしてその場に風太郎がいたということだ。

…難聴…風太郎は難聴なんだよ！一番すげェのは！難聴なんだよ！…そうだ、かつて様々なラブコメで登場した、難聴スキル。歴代数多くの作品にはこの特殊すぎるスキルが備わっているというのが定説だ。きっと風太郎も難聴スキルを身に着けているはずだ。

…難聴スキル、別名「え？なんだって？」スキルとは、とんでもない告白をしたにも関わらず、よそ見してたりぼーっとしてたりして、告白を聞いていなかった状態のことを指す。ラブコメではこの難聴スキルは必ずと言っていいほどある。この難聴スキルによって、コメディに仕上がるのですよ。

かつて風太郎は難聴スキルを一度発動したことがある。それは二乃をバイクの後ろに乗せていたときに起こった…二乃がぼそっと告白、したんだ。だけどこのときは、二乃のハイパーウルトラデラックス難聴ブレイカー再度告白をして、難聴スキルを発動させなかった。その二乃を見て、ここの管理人は二乃を全力で応援しよう。もう二乃のためならなんだってしてやるぜ！となった。…いや大げさじゃなくて、あの二乃の告白シーン見て興奮するっしょ普通！

胸がトキメキ。トキメキもトキメキしちまったよ。10年ぶりに友達にあったら「結婚したかー？」とか親から「弟が結婚しそう」だとか言われてる自分だけど、もう半端なくときめいちゃってんだよ。結婚なんかしてる場合じゃねェよ二乃なんだよ自分はァ！（いやでも結婚したいけどね）。

…と・に・か・く、この難聴スキルを風太郎は持っている。なら今回は難聴スキルを発動してくれないと困るいや困りすぎて自分頭おかしくなっちまう！難聴スキルってぶっちゃけあんま好きじゃないし、そもそもそんなスキル現代に存在してねェだろって話なんですよ。ちょっとでも小声でしゃべったことが気になる根暗にはね、難聴スキルとかありえないんですよ！でも今回頼むから風太郎よ難聴スキル発動してくれ頼む三玖のため…三玖のため…

ちょ、ちょっと…飛ばしすぎてて頭が回らない。え？風太郎…どゆこと？

…ふぅ、ここでいつも語り合う花嫁仲間とLINEして心が落ち着いたので説明しますと…まず三玖の告白については風太郎は聞こえていた。聞こえていた…が、そもそも風太郎は三玖が風太郎に対して好意を抱いているとは気づいていたそうだ。…いやいやそれだと難聴スキルのない普通の感性持ってる人間じゃないか！いやそれでいいんだ！

そりゃそうだよ！普通の男からしたら、突然抱きしめてくる三玖に対して何も思わないことないよな！明らかに風太郎に対して嫉妬っぽい顔見せるんだから普通じゃないよな！どう考えたって風太郎がどんなに鈍感でも気づくよな！いやそうだよそうだよそれでこそ風太郎だ！なんか風太郎がすげェかっこよく見えてきた。普通の感性持っててなんかうれしくなっちまったよ！

でもね、もし風太郎が五つ子に会う前だったら、三玖の気持ちに気づかなかったかもしれない。…いや違うな、風太郎が二乃の告白を経験していなかったら間違いなく気づかなかっただろうな。風太郎は二乃の告白により、動揺した。そしてその動揺・とまどいが、風太郎を一人の男として成長させたんだ。青春とは無縁の男にすごい青春がやってきたんだよ！あーガチでうらやましいんだってこのヤロウ！

…二乃は歴代最強といってもいいほど、応援したくなる女の子だ。そしてそれと同じくらい、ここの管理人は風太郎こそが最高の主人公なんじゃないかと思ってしまった。なんかもう一気に自分、心揺れ動きすぎてしまったよ。風太郎が普通の感性持ってるっていう事実にね…三玖の気持ちに気づいている風太郎を見てね…。

そして風太郎は、誰かを選ばないと行けない日がくると考えている。つまり風太郎は、誰か1人を選ぶつもりでいる。ここの管理人みたいに「一夫多妻制の国行けばいいやー」的な責任感ナッシングなことは考えてねェんだよ！ほんとクソだな自分オイ！

一花の暴走に、二乃は何を思う…

今回、風太郎の評価がバク上がりしたわけなんですが…二乃もね、もう超絶上がったわけなんですよ。というか今回の二乃、やばくね？

二乃は風太郎のことが好きだ。そしてそれは一花も同じ。でも2人に大きな違いがあるとしたら…蹴落としてでも勝ち取りたいという気持ちと、自分だけじゃなく姉妹の絆も大事にしたいという気持ち。二乃はね、風太郎と一緒になりたいという気持ちはある。だけどもしほかの子を選んだとして祝福をすると言っている。二乃はね、姉妹のことが大好きなんだよ…。

恋は盲目…暴走に近い卑劣な行動かもしれない一花の行動に、怒ったんでしょうね二乃は。そんな一花に泣いて怒る二乃を見て、自分はもう「この人しかいない」と思ってしまった。それほど、完璧すぎるこの子は。

これ

そして訪れる、修学旅行2日目…

つまりはシスターズウォー2日目…風太郎と二人っきりで行動したいという気持ちでいっぱいだったはずなのに、1日目からもうハプニングでそれどころじゃなくなってきている状況。二乃は風太郎…ではなく、三玖に声をかけた。一花は風太郎に声をかけた。どちらも「話したいことがあるんだけど」って。

これだけ見ると、二乃は自分の欲望…風太郎と一緒に行動することよりも落ち込む三玖を励まそうとしているように感じるし、一花は自分が悪役になったとしても風太郎と行動することを優先しているように感じる。…でも違う違う違う…一花は心優しい子なんですよ。きっと風太郎に、真実を告げるはずだ。きっと…きっと…

それだってのに、なんだよこの盗撮事件はァ！

カシャン

カメラで五つ子を盗撮しやがってェ！特に狙ってるのは二乃か！？お前二乃狙ってるんかァ！この変態ヤロウがァ！確かに胸は大きいよ！だから盗撮するって理由にならんだろうがァ！

そもそもこのご時世になんだよフジカラーフラッシュ付 写ルンですみてェなインスタントカメラ使いやがってェ！GoProとかそういう小型カメラかつ電子の海に流れるようなデジカメじゃない分まだマシかもしれねェけど許せねェ！ちくしょうただでさえ風太郎と五つ子のことで頭いっぱいだってのに盗撮魔とか出てこられたらどうしようもねェだろ話をややこしくすんなコノヤロウふざけやがってェ！

五等分の花嫁（９） (週刊少年マガジンコミックス)

春場ねぎ

五等分の花嫁　１～

春場ねぎ

講談社

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