一審の考察不足、問題視=水産物、安全認定は変えず-WTO最終審
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041201161&g=eco 世界貿易機関(WTO)の最終審に当たる上級委員会は11日(日本時間12日未明)、日本産水産物に対する韓国の輸入禁止措置を「不当」と認めた評価過程に問題があったとして、一審判断を取り消した。放射性物質の潜在的なリスクに関する考察が不足していたことなどを問題視した。一方、水産物が科学的に安全であるという事実認定は維持した。将来の禁輸解除に向け、よりどころとなる安全性の評価が保たれたのは救いだが、道のりは険しそうだ。
一審に相当する紛争処理小委員会(パネル)は昨年2月、禁輸措置について「恣意(しい)的または不当な差別」「必要以上に貿易制限的」と判断し、韓国に是正するよう勧告した。
これに対し、上級委は東京電力福島第1原発事故があった日本周辺の海洋環境や、韓国が許容できる放射性物質の量などを、パネルが十分考慮しなかったと批判。自然界に存在する放射性物質の検証も欠けていたと指摘した。
審理は差し戻すことができず、上級委の判断は30日以内にWTOで正式に採択され、確定する。韓国が禁輸を是正する必要はなく、日本が韓国に対し関税引き上げなどの対抗措置を取ることもできない。
「弱肉強食」の世界に、トランプ氏のWTO不要論をEUは警戒
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-10/PPQYOM6JTSE901 トランプ米大統領が世界貿易機関(WTO)を解体に追い込めば、世界は大混乱に陥るだろうと、欧州連合(EU)は警戒している。
EUの行政執行機関である欧州委員会のマルムストローム委員(通商担当)は10日、訪問先の東京で、WTO解体となれば「弱肉強食の世界となり、最も強い国だけが生き残ることになる」と述べ、「米国でさえ生き残れない可能性もある」と警告した。
トランプ大統領はこれまで、「過去最悪の通商協定」とWTOを批判し、脱退も辞さない姿勢を見せてきた。実際に脱退するには米議会の承認が必要となるが、トランプ氏はすでにWTOの紛争仲裁機能をまひさせかねない措置を準備している。
EUは米国の不満を静めようとWTO改革を目指した協議を開始したが、まだ成果は出ていない。
コメ書かれて問題になったぐらいだからな
国内でも福島産と書くと売れないので国産表示にしてる商品多いし
こればっかりはなんともいえないなあ