2. 潜水みたいな競技

水に飛び込み、体を全く動かさずにひたすら前進し、その距離を競います。60秒が経過した場合や水面から浮かんだ時点で競技は終了です。この競技ではアメリカ人男性が優勝していますが、アメリカが強かったわけではなく、出場者はアメリカ人だけだったからでした。

3. 鳩撃ち

(Credit:ANOTHER INDIAN)

1900年パリ大会で、空に放たれた鳩を撃つ種目がありました。作り物の鳩だけでなく、生きた鳩も的として使われ、300羽がショットガンで打たれて殺されています。国際オリンピック委員会(IOC)は1908年のロンドン大会でこの競技を廃止にしましたが、代わりに的を作り物の鹿に変えたそうです。

4. ロープ登り

ロープ登りは1896年から1932年までオリンピックの種目として採用されました。頂上までの速さだけでなく、1896年の大会では登り方も採点基準に含まれていたそうです。1904年のセント・ルイス大会に義足で参加した体操選手ジョージ・エイゼルが最も素晴らしい勝利とされています。

5. 1人シンクロ

(Credit:GET SCHOOLED)

現在、シンクロは人気があるオリンピック競技ですが、ソロシンクロという種目があったことをご存知でしょうか。ソロシンクロは、1988年ソウル大会、1992年バルセロナ大会で採用されました。どちらかというと、水中で1人ダンスするような種目だったそうです。

6. 馬でジャンプ

現在も馬術は種目にありますが、1900年のパリ大会では、ジャンプの距離を競うものでした。競技は湿った泥の上で行われていましたが、ベルギー選手による6mのオリンピック記録が出ています。ちなみに世界記録は、オリンピックのものではありませんが、1991年の8.95mだそうです。

古すぎて競技の動画はありませんでした。参考までにロデオの動画をご覧ください。

7. ピストルで決闘

フランスで行われたオリンピックでは、上流階級を反映する数々のユニークな種目が登場しています。その１つがピストルの決闘です。当時の上流階級が着用していたフロックコートを着て向かい合い、ターゲットを撃っていました。


解説動画です。

8. クロッケー

クロッケーは芝生で行われるイギリス発祥のスポーツですが、1900年のパリ大会のみオリンピック種目として採用されています。イギリス発祥の種目ですが、驚くことに選手はフランス人ばかりだったそうです。

9. ロケ

ロケはクロッケーのルールに似ていますが、芝生ではなく固い面の上で行う競技です。ロケはアメリカ版クロッケーとして、1904年のセントルイス大会で1度だけ種目になりました。

種目の生存競争

当時は画期的なアイディアだったのかもしれませんが、廃止されてしまったんですね。果たして、東京オリンピックで取り入れられる新種目は、競技として生き残ることができるのでしょうか。


via: the VINTAGENEWS

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