佐藤秀峰　Stand by me 描クえもん２巻　「愛と憎しみ。僕には漫画しかない」 : アキバBlog

2019年04月20日

佐藤秀峰　Stand by me 描クえもん２巻　「愛と憎しみ。僕には漫画しかない」

佐藤秀峰氏のコミックス「Stand by me 描クえもん」2巻【AA】が19日に発売になった。大ヒット作「魚猿」を連載中のマンガ家・満賀描男を主人公にし、裏表紙は『丸裸の漫画業界、それでも漫画で夢を見続けられるのか』で、オビ謳い文句は『愛と憎しみの問題作。僕には漫画しかない…』などだった。

佐藤秀峰氏のコミックス「Stand by me 描クえもん」2巻【AA】発売
「愛と憎しみの問題作。僕には漫画しかない…僕は漫画と契約する」

「これまで僕は自分が面白いと思うことを必死で描いてきました…。だけどそれが僕の創作した物じゃないとしたら…僕は一体どこにいるのでしょうか…？」

「描けないんです…これまで僕は自分が面白いと思うことを必死で描いてきました…。それが僕の創作した物じゃないとしたら…僕は一体どこにいるのでしょうか…？」

「今まで観た映画で1番感動しました！」　「魚猿最高オォォ～！」

「（僕は…漫画と契約する…）」

アニメイト秋葉原本館

COMIC ZIN秋葉原店

とらのあな秋葉原店A

佐藤秀峰氏が、Web雑誌“マンガonウェブ”と“トーチ”で連載されているコミックス「Stand by me 描クえもん」2巻【AA】が19日に発売になった。

『Stand by me 描クえもん』は、大ヒット作「魚猿」連載中のマンガ家・満賀描男（前年年収150万円、今年年収2億円）を主人公にし、作品情報によると『東京でアシスタントとして働く満賀描男の前に現れたのは、「未来から来た自分」と名乗るおっさんだった。未来のポケットも便利な道具もないけど、口は出す。そんなおっさんとの奇妙な同居生活をしながら、描男は連載作家を目指す！』で始まったお話で、今回発売になった「Stand by me 描クえもん」2巻【AA】には第9話～第16話を収録。

棚傘's LOGさんの感想では『「僕は…漫画と契約する…」のシーンはその表現方法もマッチしてその孤独感に心が折れそうになりました。押印するコマなんか、自分の目がおかしくなったかと思ったくらいです』、『佐藤秀峰が描くから意味が生まれる。佐藤秀峰にしか描けない漫画がここにあります』などを書かれていて、オビ謳い文句は『「海猿」「ブラックジャックによろしく」「特攻の島」の著者による愛と憎しみの問題作。「僕には漫画しかない…残されているのはこの道しかないんだ…」「僕は…漫画と契約する」』になってた。

初連載作「魚猿」の単行本が累計500万部を突破し、映画は興行収入70億円ヒット。年収は2億を超えるが、自分が知らぬ間に物事が進むことに戸惑う描男。
調子がいいことを言い続け信用できない担当編集者。「魚猿」の原作者を名乗り続けメディア対応する巧盛。夢を叶えるために股を開き続けるマチ子。丸裸の漫画業界、それでも漫画で夢を見続けられるのか――！？　裏表紙

なお、コミックス「Stand by me 描クえもん」2巻【AA】の後書きで、作者：佐藤秀峰氏は『漫画家を目指す僕を、両親はこう呼びました。「我が家の恥」。「これが僕の好きなことなんだろうか？」やがて賞に入るようになり、読み切りが掲載され連載を獲得しました。僕は「やっと人間になれたんだ」と思いました』などを書かれている。

「Stand by me 描クえもん」2巻コミックス情報 / 作品情報