4月24日付けの学術誌「Science Advances」に、現在のコロンビアで発掘された約9000万年前の化石に関する論文が発表された・・
常識覆す奇妙なカニの化石を発見、カニ界に激震
この場所で発掘された化石の保存状態は素晴らしく、1センチ以下の小さなエビが見つかるほどだ。そんなことは極めて珍しく、熱帯ではこれまでに数カ所しか見つかっていない。
この場所から、ある奇妙なカニの化石が数十個発見された。それは、これまでに見つかっているどのカニとも似ていなかった。球状の大きな目や、オールのような大きな前脚、脚に似た口器など、今日のカニの幼生と成体の特徴を併せもっている。そのため、「不可解で美しいキメラ(複数の動物からなるギリシャ神話に出てくる動物)」という意味のCallichimaera perplexaと名付けられた。
「まるでカニの世界のカモノハシです」と、今回の論文の筆頭著者で、米エール大学およびカナダ、アルバータ大学の博士研究員であるハビエル・ルケ氏は話す。(参考記事:「カモノハシが太古から変わらない理由」)
この発見により、エビやカニ、ヤドカリなどを含む十脚目が、過去も現在も驚くほど多様であることが改めて示された。現生種だけでも1万5000種を超え、その起源は3億5000万年前から3億7000万年前にさかのぼる。(参考記事:「「生きた化石」カブトガニ なんとクモの仲間だった」)
「十脚目では、これまで見たことのない体の構造です。カニの定義の見直しを迫るようなものです」と、十脚目の進化の専門家である米フロリダ国際大学の生物学者ヘザー・ブラッケン=グリソム氏は話す・・
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常識覆す奇妙なカニの化石を発見、カニ界に激震
常識覆す奇妙なカニの化石を発見、カニ界に激震: 「カニの定義の見直しを迫るようなもの」「カニの世界のカモノハシ」「まるで空を飛ぶイルカ」と、研究者は口々に驚嘆。確かに今のカニと大きく異なっています。 https://t.co/8d6Rm2gLnc #ナショジオ
— ナショナルジオグラフィック日本版 (@NatGeoMagJP) 2019年4月27日
この場所で発掘された化石の保存状態は素晴らしく、1センチ以下の小さなエビが見つかるほどだ。そんなことは極めて珍しく、熱帯ではこれまでに数カ所しか見つかっていない。
この場所から、ある奇妙なカニの化石が数十個発見された。それは、これまでに見つかっているどのカニとも似ていなかった。球状の大きな目や、オールのような大きな前脚、脚に似た口器など、今日のカニの幼生と成体の特徴を併せもっている。そのため、「不可解で美しいキメラ(複数の動物からなるギリシャ神話に出てくる動物)」という意味のCallichimaera perplexaと名付けられた。
「まるでカニの世界のカモノハシです」と、今回の論文の筆頭著者で、米エール大学およびカナダ、アルバータ大学の博士研究員であるハビエル・ルケ氏は話す。(参考記事:「カモノハシが太古から変わらない理由」)
この発見により、エビやカニ、ヤドカリなどを含む十脚目が、過去も現在も驚くほど多様であることが改めて示された。現生種だけでも1万5000種を超え、その起源は3億5000万年前から3億7000万年前にさかのぼる。(参考記事:「「生きた化石」カブトガニ なんとクモの仲間だった」)
「十脚目では、これまで見たことのない体の構造です。カニの定義の見直しを迫るようなものです」と、十脚目の進化の専門家である米フロリダ国際大学の生物学者ヘザー・ブラッケン=グリソム氏は話す・・
こんなの? pic.twitter.com/0uiPLLbi7o
— あきやがたな (@faigher_hearth) 2019年4月27日
カニ界......カニ界www
— まるすら (@Marusura_YP) 2019年4月27日
で、味は?
— ひろむん (@hiromu_swm39) 2019年4月27日
海洋堂さんフィギュア早よ
— 月見 蒼 (@soh_tsukimi) 2019年4月27日
面白い発見ですね。カニの下位分類に新たな仲間が見つかった、と言った感じでしょうか。それにしても面妖な見た目ですね…
— ponkotsu@エメラルド (@ponkots16721262) 2019年4月27日
カニ界に激震って激震の走るカニ界とはいったい・・・
— しお (@shioshio10) 2019年4月27日
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