67この前代未聞の〝遅延行為〟によって試合開始が4分も遅れてしまったのだ。スタンドからは当然のように罵声が飛び交い、鈴木に対してはネット上で今も嵐のごとく凄まじい批判が殺到している・・





鈴木奈々の〝遅延始球式〟がプロ野球界に与えた悪影響


この日、仙台にある楽天生命パークの天候は小雨が降り注ぐあいにくの空模様で気温も7度。風も吹いており、体感温度は個人差もあるものの5度前後にまで下がっていただろう。そんな悪条件の中で楽天の選手は守備について待機しており、さらにロッテの1番打者・荻野貴司外野手が打席に立たされ、マスクを被っていた楽天の嶋基宏捕手も茶番劇に付き合わされるハメになった。ウォーミングアップを終え、これから真剣勝負の場に臨む心構えが出来ていた中、この愚行によって楽天、ロッテの面々の誰もが水を差されてしまった。

最大の被害者は、楽天の先発・美馬学投手かもしれない。それが証拠に試合開始直後の初回でいきなりの2失点。マウンドに向かおうと準備していたところで、このような馬鹿げた行為によって足止めを食らったのだからリズムを崩してしまったとしても無理はないだろう。

結局、この日の楽天は連敗を止められず、さらに翌28日も敗れて悪夢の4連敗を喫してしまった。「あのおバカな始球式のせいで悪い流れに拍車がかかってしまった」という指摘も、あながち的外れではないと思う。とにかくそれぐらいの「暴挙」であった。


・話題となっている 鈴木奈々さんの始球式




試合開始が4分も遅れてしまった時点で、あの茶番行為が予定調和の演出でなかったことは明らかだろう。楽天の球団関係者は困惑しながら、こう内情を明かす。

「実は鈴木さんがマウンドに登場するのも予定より遅れ、2分ぐらい〝押して〟しまっていた。マウンドに上がる前から鈴木さん側が準備にもたついていたと聞いている。その上、いざフタを開けてみたらマウンドではあんなことをやらかしてしまうんだからシャレにならない。スポンサーさんも、そして我々球団サイドとしても鈴木さん側には『限られた時間なのでスムーズに行きましょう。ご協力をお願い致します』と通達し、先方も了承していた。あれでは明らかな『確信犯』と言われても仕方がない」

複数の関係者によれば、始球式を終えた直後の鈴木さんは通路で「鈴木奈々をよろしくお願いします!」と意気揚々と自己PRしていたという。しかも「ボールが(捕手に)届かなかったので、家に帰って旦那さんとの愛のキャッチボールで、もう1回リベンジをしたいです」などとのろけながらコメントし、結果として遅延行為につながったことには反省の色をまったく見せなかった。

どちらかと言えば〝天然キャラ〟として定着しているだけに本人としても、そのイメージを貫こうと必死のアピールをした結果が、もしかするとあのような茶番劇につながってしまったのかもしれない。ただ、それは見当違いも甚だしく余りにも1人の大人として自覚が足りなさ過ぎる。プロ野球、いやプロスポーツ全体をも冒涜していると言わざるを得ないだろう・・


・太子食品が謝罪を投稿