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『居なくなった息子』『何故そこに座ったのか』『駐在さんのポイント』他 海・釣り場にまつわる怖い話・不思議な話 | 不思議.net

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『居なくなった息子』『何故そこに座ったのか』『駐在さんのポイント』他 海・釣り場にまつわる怖い話・不思議な話

2019年05月16日:23:00

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924: 名無しバサー 2008/04/04(金) 12:34:11
居なくなった息子
もう10年以上前の夏の話…記憶が定かでないのでスマソ

夕方から友人Aといつものダムへ。
そのダムは夜8~朝8時までダムサイド側が封鎖される。封鎖されたらダム上流まで行き橋を渡って帰る事になるんだが(10分程ロス)、その日はあまり釣れた記憶も無く多分、Aとバカ話で盛り上がってたと思う…
俺:「やべっもうすぐ8時じゃん…どうする?」
A:「帰り仕度もあるんで上から回って帰ろうぜ!多分間に合わない。」
俺:「そやな!んで飯くってまた出直す?何か今日デカいのが釣れそうじゃない?」
A:「俺も思ってたとこ(笑)」

さっさと帰り仕度して遠回りのため上流に向かって車を走らせた。んでその橋を渡り左に曲がったら(ダムサイド方面)50㍍程先に車が停まってる。
その車を追い越そうとした時助手席側にずぶ濡れの少年がいて窓を開けたその車の運転手と何か話してるみたいだった。
俺「何、今の?」
A「さぁ、何やろな…」あまり気にせず俺達は帰えった。
2人共地元でそのダムまでは10~15分位の所に住んでる。
友人を家に送り、飯食ってまた迎えに行く約束をした。

続。

あそこには何かある…自分でも知らないうちに心霊現象を体験させられた
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引用元: 釣り場であった怖い話



927: 名無しバサー 2008/04/04(金) 14:05:26
続き。


俺はさっさと飯を済ませて友人を迎えに行きまたダムへと向かった。
俺「俺らも好きもんやな!1時間後にはまた釣り!(笑)」
A「確かに(笑)」
そんな話しをした車中だったと思う…

自販機でお茶を買い逸る気持ちを押さえてたのを覚えてる。
何せ、連日の暑さでダウン気味だったんだがこの日は風がありかなり涼しかった。絶体デカいのが釣れる!そう思った。
ダムサイドが見えてきた辺りで街頭があり、その少し先に人影(左側)みたいなのを発見。段々近付くと中年の男の人が両手を振っていた。
何故かその人もずぶ濡れで立っていて俺もAも帰りみた少年を思い出していた。
何となく気になり徐行しながらその中年の男の人の側まで来た俺は車を止めた。
俺「どうかしたんですか?」
男性「息…息子…息子が居なくなった…」
その男性は顔面蒼白で息苦しい感じで話していて一刻も早く息子を捜したい感じが俺とAには伝わった。
後でAと話したんだがこの時点でこの中年のオッさんと帰りに上流で見た少年は親子だと俺もAも思っていた。俺とA「ちょっ、もうちょいゆっくり話してもらえませんか?」
男性「息子…息子…」
そればっかり言ってる。

928: 名無しバサー 2008/04/04(金) 14:32:42
続き、


Aが1時間以上も前に上流で見た事、少年の背丈、髪型、服装を言うと
男性「申し訳ありませんがそこまで乗せて行って頂けないでしょうか?」
とても丁寧な喋り方で地元の人ではない事が分かった。
俺はずぶ濡れのオッさんが俺の車に乗る…ん~…っと少し思ったが何か事態はとても深刻な状況なのがその場の空気で分かった。
さの中年男性を後部座席に乗せ上流へ向かった。現場へ着くまで何一つ会話は無かった事を今でも覚えている。

929: 名無しバサー 2008/04/04(金) 14:49:41
無言のまま上流へ迎い、あと一つカーブを曲がれば例の橋が見える。
んでカーブを曲がり終えた時、橋の付近が見えた。
しかし…





遠目ではあるが現場が騒然としているのが分かった。
パトカー数台、消防車数台、救急車、消防団員、橋の上には沢山の人(1キロ位上に集落アリ)、そして昼間か?と思わせる位のライト(水銀灯?)が数十台、
俺「何何?????ヤバい、絶対これヤバくない?」
A「……。」
現場に着き車を止め
駆足で沢山の人がいる橋の上へ向った。
(車に乗せた中年の男性の事は完全に頭から消えてる。Aの事も(笑))
橋の上からは皆ライトの照らす方向を見ていた。

930: 名無しバサー 2008/04/04(金) 15:03:59
俺も覗きこむとダイバー、管理棟のボート、消防署の?ゴムボートに数名ずつ乗り込み何か長い棒(竹だったかも?)をゆっくり何かを探す感じで橋桁から100㍍くらいをウロウロしていた。

誰か溺れて探している事位一瞬で分かった。
そこでふっと我にかえりAと中年男性の事を思い出した。辺りを捜したがAも男性も居ない…

車か?そう思い車まで戻る途中消防団に所属している同級生Bにあった。

931: 名無しバサー 2008/04/04(金) 15:19:40
俺「どうしたん?誰か溺れたの?」
B「何かね、親子連れが夕方から泳ぎに来て溺れたらしいんよ。」
俺「えっ??2人共???」
B「俺もさっきココに来て簡単に説明受けたから詳しい事はわからない…」
俺「そうなんや、じゃあ詳しい事が分かったらまた教えて」
そんな会話だったと思う…
俺は車に戻ろうとした。車が見えて助手席にAが乗っているのは確認できた。
やや右に視線をやると捜索本文?みたいなのがあるのか人だかりが出来ていた。
Aも車にいるのが分かったし興味本意でそこに行ってみた。
するとさっき見た少年が毛布に包まれ茫然と立って泣くじゃくっていた。
俺はその場の空気から分かった。
多分、この子の父親が溺れて皆で捜してるんだと…

932: 名無しバサー 2008/04/04(金) 15:29:44
えっ??????ちょっ待って…少年はココにいる。じゃあ、溺れたのは親御さんだよな…
え~~~???さっき下でこの子の父親らしき人車に乗せたんじゃ…


ダッシュで車に戻った、車にAは居た。
俺「ちょっちょっ…」
その先の言葉が出ない。
後部座席に目をやるとさっき乗せた中年男性は居ない…
何からAに話していいかわからない…
Aも俯いたまま何も喋らない。
少しして
俺「さっき下でオッさん乗せたよな?」
その言葉をAに言おうとしたら被せるようにAが

933: 名無しバサー 2008/04/04(金) 15:41:25
A「さっき、最後のカーブ曲がってすぐ、お前聞こえなかった?」 俺「えっ??何が???」
A「後から何か聞こえたんでチラッと観たら鬼のような形相で…」




「ちっ生きてやがる」
って
俺「はっ?何言ってんの?」
A「間違いないよ」
俺とAは後部座席に移動したらやっぱり案の定シートは濡れていた…

934: 名無しバサー 2008/04/04(金) 15:53:04
話はこれで終わりだが後から聞いた話

亡くなった方親子(少年は無事)は都会に住んでて近くに古い空家を買いそこを別荘代わりに使ってて夏休みにこっちに来ていての事故だったらしい。

釣りをしていて暑くなり息子の方が泳いでて溺れたのを親が助けに飛び込んでの事故。

そこのダムは心霊スポット&自殺スポット(かれこれ10人位死んでる)なんで出ても当たり前の場所なんだが…それ以来Aはそこに来る事も無く勿論釣りもやめた。



まだいくつかあるんでリクあれば書くよ。
長文スマソ。

916: 名無しバサー 2008/04/03(木) 20:28:15
何故そこに座ったのか
厨房の時の話。
当時厨房だった俺は釣りに行くにはチャリか親の車だった 母方の実家の近くには地元ではそこそこ有名なダムがあり、母が実家に帰る度にダムでおろしてもらいバス釣りをしていた。
その日は数が多く釣れて楽しくて母が迎えにきても、もう少し釣りしたいとわがままを聞いてもらった
それがだいたい5時ぐらい。夏だったため7時ごろまで明るかった
だんだん薄暗くなり周りに釣り人は居なくなってしまっていた
ラインも暗くて見えなくなるほど暗くなるとさすがに怖くなり道路にでて迎えを待つ事にした。俺はなぜか橋の真ん中より手前あたりの端に座っていた…
山奥なので周りには民家も街灯もなく、真っ暗で怖かった、でも説明できない変な気分になっていた。

917: 名無しバサー 2008/04/03(木) 20:29:07
しばらくすると一台の軽トラがやってきた 運転手はおじいさん。そのおじいさんはおれを見るとこの世の者ではないものを見たような顔をした、
おじいさんは我にかえると窓を開けこんな時間になにしてんだと話かけてきた。
事情を説明しおえるとおじいさんが話始め驚いた顔をした理由がわかった。
何週間か前に俺が座っていた場所でまったく同じ座り方をして農薬を飲み自殺した人がいたそうだ、

918: 名無しバサー 2008/04/03(木) 20:29:36
なぜ自分はあの場所に座ったのか、他にも座る場所なんていくらでもあったはずなのに、そう考えると一気に恐怖が込み上げてきた
話をおえるとおじいさんは何事もなかったかのようにその場を去って行った。





えっ?そんな話しといて放置?ふざけんなクソジジーーー…orz
その後小1時間程度真っ暗闇の中迎えがくるのを待ち続けましたとさ。

おわり

738: 名無しバサー 2008/03/14(金) 14:51:33
本当に怖い思いをしたら簡単に人には話さない
地元でも結構山奥の方の村に釣り好きのおじいさんがいて、
村の近くにある大きな池に(水力発電とかしてる)
何年も毎日のように釣りに行ってたんだって
でもある日を境にピタッと釣りをやめてしまった。
近所でも有名な釣り好きのおじいさんだったので、
家族の人や村の人まで心配になっておじいさんに理由を聞くんだけど
聞くと顔が真っ青になって
いまだに釣りをやめた理由を絶対言わないという話を聞いた。
なんか見たとか出たって話なら「へぇ~」で済むかもしれないけど
いまだに絶対言わないってのが逆に怖かった。

人間ほんとに怖い思いをしたら
簡単に人に話したり出来ないんだなと思った。

307: 名無しバサー 2007/09/28(金) 15:53:49
兵庫県の東播にある
G現ダムの、減水で出来たシャロー付近を、ズル引きしてた時に、何かに引っかかって強引にあわしたら、人間の頭蓋骨が飛んできた

後頭部に弾痕のあるヤクザの死体って刑事に教えられました
他にも2体発見されたそうです

858: 名無しバサー 2008/03/31(月) 18:24:23

関東のとある野池に行った時の話・・・

そこはとある山のほぼ山頂にある野池で
途中まで車で行って、そこから15分ぐらい山を登るんだ。
行きは何ともなく、帰りの道で起こったんだ。

夕方でもう暗くなりかけだったな、確か6時前後だと思う。
山奥の野池行ったことある人はわかると思うけど、
動物捕まえるワナや足跡、爪研いだ痕とかが注意してたら結構見つかるんだ。
その経過も含めてまぁ動物の話になるわけ。
クマは時速60kmで走るとか、猿の群れに出会ったら不味いなとか
でちょうど犬の遠吠えが聞こえたんだ。

俺「犬なら勝てそうだな」
実際クマはマズイけど犬は大丈夫って考えてたよ。
友「余裕だろ。」
たぶん友人も同感だったと思う。

とか話してたらさ・・・


859: 名無しバサー 2008/03/31(月) 18:47:08
案の定来たんだ犬が。
そこはさ、一本道で回りが高台なんだよ。
ちょうどトンネルの天井が無いって感じのばしょ。

そんなところで道の前から一匹。回りの高台の上にもいるの。
全部で10匹前後かなぁ
みんな、人間の腰の高さよりでかいサイズでさ、リアルに生命の危機だったよ
で、周囲を見渡したら今まで来た道は戻れることに気が付いたんだ。
背中を見せないように後ろ歩きでゆっくり後ずさったんだ。

このとき俺は桃の天然水のペットボトルを必死に握って
まだ中身入って重いし最悪これで・・・とか真剣に思ってた。
友人はファミマのポテトを開けるか悩んでた。

後ずさり、犬の姿が見えなくなると
俺たちはまず大勢を立て直すことにした。
道は一本道、後ろは行き止まり。すなわちヤツらの包囲を突破する以外に
道はない・・・

860: 名無しバサー 2008/03/31(月) 18:55:15
俺らの手持ちは
・桃の天然水
・ファミマのポテト
・ガルプのスプレー
・竿合計4本とウエストバックが一つ。
・拾った石と木の枝
この装備から考えた作戦は、ファミマのポテトをエサにして
ガルプスプレーと桃天を武器に包囲を突破することだった。

ポテトのビニールを破くタイミングと、ガルプのスプレーの匂いが
どんな効果をもたらすか、不明なところが
この作戦の重要ポイントだった。

863: 名無しバサー 2008/03/31(月) 21:08:57
俺の考えはこうだ。
まずファミマのポテトを一つ投げそれに注意を惹かせる。
あわよくば犬同士でとりあってくれたら・・・
その隙にガルプのスプレーで威嚇しながら突撃。
と同時に犬の集団にファミマポテトの本体を投擲。敵本隊の注意はポテトに。
万が一追ってくる犬がいたら桃天で各個撃破。
といった感じに一点突破を狙ったわけだ。

計画は完璧。あとはタイミングと、体をこの空気に慣らすだけだった。

864: 名無しバサー 2008/03/31(月) 21:17:35
友人に作戦を伝える。
さぁ覚悟を決めよう。

一歩一歩包囲網に近づいて行く。
道具をすべて友人に持たせ、俺は身軽になり両手に武器をとった。
つまり二人は縦一列になり、攻撃を一点に集中させる陣形だ。
時間をかけ完全に暗くなると、視界に多くを頼る人間は不利になると思い
息が上がらない程度に走った。

犬があたりにいるのをその場の空気で感じ取った。

866: 名無しバサー 2008/03/31(月) 21:23:51
さぁ一匹目を目視で確認。
おそらくヤツらはすでにこちらの動きを察しているだろう。
二匹目発見。ココで犬が集まってくるのを待つ。
一度にすべてを突破しなくては意味は無い。

3匹、4匹と順調に集まってくる。
合計で8匹だ。目算より少ない。これならっ・・・

ポテトを投げる。
犬は近づくが口にしない。
なぜ?
不測の事態に激しく動揺した。これではいたずらに間合いを縮めただけ
じゃないか・・・

867: 名無しバサー 2008/03/31(月) 21:31:28
このとき死んだと思った。
後ろを振り返る余裕はなったが友人もそうだっただろう。

犬の吐息が聞こえるほどに近づかれると一つの事実が明らかになった。
あれっレトリバーだ。よく見ると首輪もある。
暗くて解らなかったけど冷静によく見れば全部レトリバーじゃん。

当然襲われることもなく、むしろ少し遊んで下山。
帰り際に役場によってみると、近くに犬のブリーダーが住んでいて
ラブラドールレトリバーの成犬10匹を誤って逃がしてしまっていたらしい。

まぁありがちな話ですが・・・
これにてお開きです。落ちが弱くてごめん。
つい、他の人にも話したくなったんだ。

870: 名無しバサー 2008/03/31(月) 21:47:12
オチはまあともかくとして、実際出くわしたら怖ええよ

877: 863 2008/04/02(水) 16:25:02
駐在さんのポイント
今度は動物ネタじゃなくて心霊ネタ投下します。
注・オチが弱いのは仕様です。

これはとある山間型のダムの話。
ココは地元の人もほとんど知らないぐらいの辺境のダムで一日釣りをしてても一人も人が来ないなんて当たり前のとこだったんだ。
なんで余所者の俺がこんな場所知ってるかってのは、以前釣り場で意気投合した人がその地域の駐在さんでさ。
そのおじさんが周囲の釣り可のポイントをいろいろ教えてくれたんだ。

で、去年の夏休み帰省してきた地元の釣り仲間を連れて行ったんだよ。
結構広いからさアルミ浮かべるか悩んだんだけど、
仲間がフローターを新調したらしくフローターで攻めることにしたんだ。

今思えば無理にでもアルミにしとけばよかったかぁ・・・って

878: 863 2008/04/02(水) 16:33:54
その仲間はさ、都内の大学行ってるからさ
帰省したときぐらいじゃないと釣りできないんだよ。
だからその日も朝2時ぐらいに集合してそのダムに向かったわけ。
ついたのがちょうど4時ぐらいで、日が昇るか昇らないかのいい時間帯。
とりあえず陸から何投かしてさ2、3匹釣ったんだ。
でさ、明るくなってきたからそろそろフローター出すかって。

空気も入れてあるから、フィン履くだけで直ぐに湖面に出れた。
皆は、どうやるか知らないけどさ、大体俺らは同じ方向に一緒に移動しながらポイント譲り合って釣りするんだ。
でもさ、その日はたまたま真剣勝負とか言って時計回り・半時計周りに分かれたんだ。

879: 863 2008/04/02(水) 16:46:09

勝負は一番大きなサイズをデジカメで撮って
二人が出会ったとこで見せ合うってルールになった。

開始早々40後半を釣り上げた俺は、
友人を煽ってやろうと携帯を手にするが当然圏外。
このダムはだいぶ複雑の入り組んでて、もう友人の姿も見えなかったからまぁ煽るのはあきらめたんだ。
その日はティムコのシケイダーがハマリでさ、数えられないくらいの魚をかけたんだ
でも、サイズは伸びなくて次のパターンを考えてた。

881: 863 2008/04/02(水) 16:57:59
大きな魚のベイトはは虫よりも小魚だなって勝手に結論づけて少し休憩しながら新しい作戦を考えてた。
今まで気がつかなかったけれど、日が昇って照らされた湖面はかなりのクリアウォーターだった。
結構上流にあがって来たからってのもあるだろうけど、可視4~3mってぐらいで、亀山とかのダムサイトを彷彿させる透明度だった。
少し感動して湖面を眺めていると銀色の20cmぐらいの小魚がたくさん見えたんだ

これだっ!と思った俺はサイレントキラーで一発狙うことにしたんだ。
クリアウォーターでスレてない場所。しかも小魚沢山ときたら
これ以外考えられないでしょって一人ではしゃいでたと思う。
BB用の竿なんて持ってきてないのに・・・


さすがフルグラス2oz超えてもなんともないぜ。

880: 名無しバサー 2008/04/02(水) 16:51:35
ドキドキしてきた

882: 863 2008/04/02(水) 17:09:05
>>880
㌧クス

とりあえず気分で持ってきてたtop用のフルグラスが役に立ったわけだ。
独特のキャストフィールに戸惑いながらも
何とかロストせずに攻め続ける。
でもそんな付け焼刃じゃ大物をだませるはずもなく、とうとう最奥のワンドに

なんで初めての場所で最奥かってわかるかって言うと
前日にグーグルアースで下調べしておいたから。
この時点でおそらく友人はおそらく池の1/4を、回ったころだと思う。
あいつの釣りは丁寧だからな。進み具合も大体わかる。

最後のワンドは、とても小さくて奥まで20m位。
水深も底が見えてたから3m前後だと思う。
奥にインレットが絡んだ立ち木があってさ
もうここしかないって感じだった。

884: 863 2008/04/02(水) 17:16:43
とりあえずさ、ゆっくり、静かに近づくことにした。
フローターって基本後ろ向きに進むじゃん。
うまい人は前にも進めるんだろうけど、慣れないってのもあったし
静かにってことで後ろ向きで進んだんだ・・・・。


どこまで進んでるかは横の景色でわかるしさほど問題はなかった。
奥に行くにつれて水温が冷えていったけどちょうど日陰だったし気にも留めてなかった。
釣り人って、最初の一投に行くまでの間ってすごく馬鹿じゃん。
急ぎすぎてトランクに竿挟んだり、ガイドひとつ通し忘れたり、いきなりコケたり
ちょうどそんな感じだった。

886: 863 2008/04/02(水) 17:24:54
でさ、緊張の一瞬。
立ち木からちょうど5mぐらい。底にベタ着きでもしない限り
魚が見えて、俺のキャストが上手くキマるであろうギリギリの距離。
そこで振り向くわけだ。立ち木に向かって。


残念ながら魚はいなかったんだよ。
木に白いビニールが引っかかってただけ
ココに魚が居なきゃどこに居るってポイントだから、ソコから周囲を見渡したんだ。今までは生命感にあふれるダムだったんだけど
不思議とそのワンドだけバスはおろか小魚さえ居ない。

888: 863 2008/04/02(水) 17:37:57
まだ納得できない俺はもう一度立ち木を確認したんだ・・・。
でも魚は居ないし、白いビニールが引っかかってただけ。
でもさ、そのビニールがよく見るとビニールじゃないんだよ。
大きさもよく考えてみればかなり大きいし、何よりも輪郭がはっきりしない。

一瞬で普通じゃ無いって思った俺は。
たその時は本能的に無我夢中で逃げることだけ考えてた。
幸いこのまま後ろ向きに前進したほうが早いしできる限り早く足を掻いたんだ
でもその白いのも近づいてきてさ、だんだん距離が詰められてる
近くにきてはっきりわかったのは白い服と長い黒い髪
3m、2m、と距離が詰まりもう捉まるって思ったとき・・・。

891: 863 2008/04/02(水) 17:44:33
ふっと見えなくなったんだよ。
よくある映画とかだとココで解放されるんだけど、
そこから次の拍子には足をつかまれてた。
足、というよりはフィン。引きずり込まれるって思うと咄嗟に足が動いた。
あれってバックルにゴムバンドがついてるだけじゃん、
だから人が思いっきり足振りまわす力と引きずる力とで割りと簡単に外れるんだ。
片足のフィンが外れるとさ白い物は本当に見えなくなったんだけど、

892: 863 2008/04/02(水) 17:53:53
今度はさフローターの空気が抜け始めてるんだ。
それも段々、まるで弄ぶかのようにさ
周囲に上陸できるような陸地はないし、何よりこんな状況で咄嗟に取れる行動っていったら
もと来たルートを戻るだけ。

普通はフローターって空気室が2室構造になってるじゃん。
大体背もたれの中に空気室あるだろ?
俺はさそれ外してロッドスタンドにしてたからさ、もう必死に足を動かした。

でもいつも以上に体は動かないし、
時折あの白いのがフラッシュバックするし
なによりフィンが一つだからぜんぜんまっすぐ進めない。

893: 863 2008/04/02(水) 18:01:18
でもさ、まっすぐ進めないのが幸いしてか
友人の居る対岸の近くに来たんだ。
俺は叫んだよ。

冷静に考えると戻るより友人に助けを求めるほうが早いよな。

友人が見えるとこまできたら
嫌悪感は収まったんだけど、もうこの時点で空気は半分位。
何とか友人と合流して堰堤まで戻ったんだけど、
俺のフローターはさもうほぼ空気が無い状態。

確かめてみるとさ
カバーはなんとも無いんだけど、
チューブに小さい穴がいくつか空いてた。
家出るときはなんとも無かったのにさ
ウェーダーにも同じような穴があいてた・・・。

895: 863 2008/04/02(水) 18:16:20
当然、その日は直ぐに帰ったよ。

それでさ、こういう体験するとその背景を調べたくなるだろ?
やめればいいのに俺も例外ではなかったんだ。

付近に民家は無いし、
たまにすれ違う住民に尋ねても、事件はおろかそのダムの存在もしらない人ばかりだった。
ダムを知っている人も何も無かったと言う。
途方にくれていた俺は、あの駐在さんを思い出したんだ。
さっそく駐在さんを尋ねようと思い、地図で駐在所を確認たんだけどさ
無いんだよ駐在所が、確かにあのおじさんは
この地域の駐在っていってたのに。
もう何がなんだかわからなくなっていたんだけど、
2つ分かったことがあるんだ、その近くの図書館で調べた結果その池で二、三十年前
男の子が一人亡くなっていたこと。この村には昔は駐在所があったこと。

今回のことと何か関係してるかは分からないけど
この時点でもう調べるのを止めて
この地域に釣りにも行ってない・・・

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