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我々の最高の友達である動物犬たちは情け深く、他者を思いやる気持ちを常に持つ。困っているもの、悲しんでいるものを見つければ我が身を挺して助けることをもいとわない。犬たちが異種の動物を救ったり、異種の動物の赤ちゃんのママになる話は少なくない。
今回発見された犬のウェイは何と、道端に捨てられていた人間の赤ちゃんを自分の子犬たちとともに抱っこして温めていたというのだ。
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Street dog watches over abandoned baby - shows that dogs have a heart of gold
動物たちの母性は天井知らずである。種の違いは関係なく、困っている小さな生き物がいたら問答無用でできることをして助けるのだ。
アルゼンチンの道端で暮らしている野良犬のウェイは、自身の子犬を育てながらなんとかストリートでの暮らしを続けていた。少なくとも近所の人々はそう思っていた。しかしある朝、近所に住む人が外から人間の赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたのを耳にした。外は凍てつくように冷たい風の吹く日だったという。
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慌てて外に出ると、そこにいるのはウェイとウェイのお乳をのむ子犬たちだけだった。しかしよくよく子犬たちを見てみるとそこには人間の赤ちゃんの手が見えたのだ!ウェイは、子犬たちとともに赤ちゃんを抱き、赤ちゃんが凍えないように抱きしめていたのである。
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赤ちゃんを発見した女性はすぐさま赤ちゃんを近隣の病院へ運んだ。赤ちゃんの健康状態に問題はなく、ウェイの抱っこがなかったら赤ちゃんはあっという間に凍えていただろうとのことだ。ウェイが子犬を産んだばかりで母性本能が高まっている時期だということを差し引いても、赤ちゃんの命を救った事実に現地の人々は、犬という生き物の、種を超えた深く広い愛情の示し方に驚きが隠せない模様だ。
赤ちゃんの母親らしき女性もじきに発見され拘束されたとのことである。アルゼンチンは昨年から景気の冷え込みが著しいという。こういった痛ましい事件が減り、なおかつ野良犬が飼い犬として幸せに暮らせる日が来るのを祈ろう。
written by kokarimushi
※この記事はカラパイアの姉妹サイトマランダーから転送したものです。マランダーで前日一番人気の高かった記事を、後日カラパイアの紙面上で紹介しています。
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コメント
1. 匿名処理班
クラリスとあの人お元気かしら
2. 匿名処理班
子犬の世話だけでも大変だろうに、別種の赤ちゃんの面倒まで見るなんて…。
凍える赤子を放っておけなかったんだろうなあ。
ウェイさんはすごいおかあワンだよ。
3. 匿名処理班
最初の写真から泣けてしまった
ウェイの目がもう
動画ではウェイのその後は分からないと言っているけど
どうか大事にされていますように
4. 匿名処理班
犬の方が偉いな、守るべきものだということをちゃんとわかってる
5.
6. 匿名処理班
母親にどんな罰があるのか知らないけど、
仮に罰金が科されるなら全額この母犬に寄付してくれ。
7. 匿名処理班
いっそのこと3年ぐらいこの犬に赤ん坊を育てさせてみたらどうだろう?
育つのか?犬人間になるのか?とっても興味深い
8. 匿名処理班
母ちゃん犬と子犬達に幸あれ
9. 匿名処理班
これだから人は……
とか思ったけど自然界でも育児放棄あるんだろうか
動物園では度々見かけるけど
10. 匿名処理班
ロシアかどっかでは猫が道端に捨てられてた赤ちゃんを温めていたと言う話を聞いたな。
こう言う話を聞くと、狼に育てられる系の伝説もあながち間違いではなく、実際本当にあったことだったのかもしれないね。
11.
12.
13. 匿名処理班
これ、よく見たら、ベビーカーにみんな入り込んだのね、
暖かそうでなんか一匹いるけど、巣にちょうどいいから
ついでに暖めただけっぽい。
ベビーカーごと放置とかすげえ母親やな
14. 匿名処理班
どうかウェイが、このあと沢山食べ物をもらって大事にされていますように。
15. 匿名処理班
※9
普通に多い。パンダなんて育児放棄で有名だし、野生下ならカッコウの托卵だって育児放棄だしな。ご飯食べれる環境に産み落とすだけでもマシなのかもしれんが…
16.
17. 匿名処理班
昔狼に育てられた狼少女とかあったけど(それは結局嘘だった)
犬や狼が捨てられた子供を育てる可能性はあるってことだね。
18. 匿名処理班
>>9
ノラネコでもよくあるよ
ほぼ毎回全放棄する変わったのもいるとか
19. 匿名処理班
ウエイどうしてるのかな?人間の赤ちゃん保護された時にウエイも保護して欲しかった。母子共に元気でいてくれればいいけど。
20. 匿名処理班
※9
野生じゃ育児放棄なんか なまぬるい
多くは語らん、調べなさいな。
21. 匿名処理班
>>15
カッコウは巣立ちするヒナに教育をするため戻ってくるので実は放棄してないのだよ
22. 匿名処理班
>赤ちゃんの母親らしき女性もじきに発見され拘束されたとのことである
この動画内では、母親は拘束されたのではなくて、「CNNによれば、重度の鬱をわずらっている母親は現在心理的な助けを必要としている」と説明されていますよね。
それで調べてみると、この動画自体は今年の1月にYoutubeにアップロードされたみたいですが、動画の内容と同一の事件を扱っていると思われる記事や動画は過去10年以上にわたって繰り返しアップされ、少なくとも2008年のCNNの記事までさかのぼることができます。ただしそれぞれの記事に違った情報が載っていて、情報としての正確さが疑わしいです。
例えばこの動画では赤ん坊は生後一ヶ月となっていますが、別のとある記事では、母親は14歳で、赤ん坊は発見時生後数時間となっています。しかも、上記の二枚の犬の写真(動画では1:00と 1:28に出てくる)は同一の犬には見えないですよね。検証記事によると、二枚目の写真は2005年にケニヤで起きた似たような事件(犬が人間の赤ん坊を助ける)に出てくる犬とそっくりだと言っています。わざわざ検証記事ができるぐらいですから、相当数の人が何かおかしいと気づいているのかもしれません。
ということで、この動画の情報としての信憑性は??です。動画のアップロードの日時にかかわらず、出来事が起きた日時が書かれていない記事は、いろいろな間違った情報を含んでいる可能性があるので、きちんと検証してから信頼できる記事を載せないと、ただのうわさを拡散する片棒を担がされることになります。
23. 匿名処理班
※21
まぁそういう育て方、という考え方もあるかもしれないけど、
“育児“はやっぱ放棄してるじゃない。
しかも産む時、仮親にバレないように元の巣にある卵を一個減らして自分の卵をしれっと産み、更に絶妙に元の巣の卵より自分の卵が一番に孵化するから、産まれた赤ちゃんカッコウは元の巣の他の卵を巣から全部蹴り落とすというクソっぷり。
我が子をカッコウの赤ちゃんに蹴り落とされる光景を黙って見てる仮親の動画はあまりに悲しかった