うどんの神様がいるならありがたいと言いたい

1だが
風邪ひいたらうどんを作る世界線にいた
お粥とか嫌いでな
風邪ひいてお粥食べるのわかんなかった
だから今まで風邪ひいたら鍋焼きうどん
子供の頃から食わされてた

19の頃彼氏ができた
周りの人が浮いた晴れたの時代だから、高卒彼氏デュフフとか思ってた
料理は比較的得意だから、一生懸命作ったよ
当時今みたいにクックパッドとかなかったから、自分の技量と紙媒体だけが自分の力量だった

人に合わせるのは完全にフィーリングだったんだよ

何となく彼氏とは料理の相性は良かった
作ってて美味しいよって褒められた
特に美味しいって言ってもらえたのは小松菜と厚揚げの煮物とか煮浸しとか凄い褒められた

あぁ味の好みが比較的合うんだって運命を感じた
出汁強く味薄めなんて今までいないからね

で、運命の時が来る

彼氏が体調悪いっていって急に家に来た
仕事が終わって家に帰ろうと思ったけど自分の家に帰っても誰もいないから不安になったんだろうね
私はびっくりして聞いたよ
ご飯は食べれる？
お風呂かシャワーはどう？
明日にしてもいいよ？
そしたら汗かいてるからシャワー大丈夫とかいったからいいよって答えた

シャワーとか終わったから布団の用意して、
体調悪いのに大丈夫？
って言いながらアクエリアスあったから出した
水分欲しかったら飲んでねくらい
何か食べたいのある？
ご飯とうどんと茹でれば素麺あるよって言った
何か少し考えてうどん食べたいって言った

うどんでも素うどん、月見、冷凍の天かすあったから聞いた
月見に天かすあったらうれしいな
普通だったらつゆで少し煮込んで卵に少しつゆかけて天かす乗っけてだした
体調悪いから土鍋につゆとうどん入れて天かす入れて卵入れて蓋して卵に白い膜できるまで放置した
そういうもんだと思ってた

ネギ入れて出した
白いところ、あと入れの方がネギの風味いいよねって言われてたから
出したら叩かれた
天かすはカリカリ別盛じゃないとダメだし、ラーメンじゃないんだから玉子は火が通ってないとうまくない
ネギは白い部分がトロトロじゃないと胃に良くない
一気に言われた

後から考えると消化とか考えたら、玉子はかき玉、ネギは煮込んでとかわかるんだけど、自分が選択の範囲を狭めたせいで食べたかったものが食べれなかった
お前は俺を理解してない、別れるって調子が治った後言われた

その後連絡取ろうとも無視された

あいつが体調が悪い時の理想のうどんが分からなすぎて今に至る

お前らの理想の鍋焼き語れ

私は
スーパーで売ってるかき揚げ半分
玉子
ネギ
市販のツユを煮込み規定量入れてプラスで水50ml、酒、みりん大さじ1
の甘めの配合
うどんは少し汁を吸ってふにゃふにゃになる程度
玉子は蓋して膜張るまでだ