魔法使い「このメンバーに要らないやつがいまーすw」
僧侶「?」
バッファー「……w」
剣士「オメーだよw」
魔法使い「お前攻撃魔法もってねーよなw」
バッファー「え、地味だけどスリップダメージとかは……」
剣士「攻撃補助かw補助にすらなっとらんけどなw」
バッファー「でも君の自慢の火力は僕の増強バフが
剣士「うっぜ、おれの剣技は全部お前の手柄か?」
バッファー「い、いや、それは違うけどさ」
魔法使い「あのな、俺の火炎魔法とかを攻撃っていうの、君のスリップはよくて嫌がらせってレベルねw」
バッファー「いや、瞬間火力はないけど総火力は
剣士「いいわけすんなよ気持ちわりい、もういいよお前」
バッファー「え?」
剣士「新しく盾持ちでも入れるわ、俺の負担が減って安定感も上がるだろうしな」
僧侶「まぁまぁ、落ち着きなよ?バッファー君がいないと私の回復も追い付かないよ」
剣士「タンクいれば回復の手も休めるぜw」
魔法使い「ばいばーいw」
バッファー「ひ、ひどい……」
バッファー「まさか手切れ金もなしなんて……」
バッファー「あしたからどうしよう……」
「おー、いたいた」
バッファー「?」
剣士「おい、明日決闘しろ」
バッファー「えぇ!?」
魔法使い「ははっ」
剣士「とりあえずさ、明日はお前俺と決闘な」
魔法使い「くく」
バッファー「な、なにいってるんだよ!そんな危ないこと」
剣士「いや、これはお前のためでもあるんだぜ?」
バッファー「?」
剣士「剣士相手に善戦できるバッファーがいてみろよwそれこそほかのパーティーに引っ張りだこだろw」
剣士「友達すくねぇお前だし自分の食いぶち繋ぐためにもパフォーマンスは必要だろw」
バッファー「そんな……」
魔法使い「どうせソロ攻略もキツいだろw観客は大量に呼んでやるよw」
バッファー「……」
剣士「よっしゃー!俺たちは明日の祝勝会あげにいくぞーw」
魔法使い「うぇーいw」
バタン
バッファー「……うぅ」
僧侶「大丈夫?」
バッファー「どうかな……」
僧侶「剣士はバカだし、頭つかって頑張りなさい」
バッファー「うん」
僧侶「怪我しそうになったら逃げていいからね」
バッファー「ちょっと一人にして」
バッファー「……うじうじ考えても仕方ない……とりあえず明日死なないために色々考えよう……」
バッファー「なんでこうなったんだろう……」
バッファー「いや!作戦だ!そう作戦をかんがえよう!!」
バッファー「そういえば魔物は耐性が高いから色々考えるけど人ってほぼ無耐性だよね……」
バッファー「装備であげられるけど……」
バッファー「剣士の装備は把握してる……」
バッファー「よし、この辺りが勝機になりそうだ……」
バッファー「ふふ、勝機って……勝つ気なのか?僕は……」
魔法使い「正午の鐘だ」
剣士「よく逃げずに来たな、そこだけはほめてやるぜ」
「「「うぉおぉお!!!」」」
「「「ひさびさの決闘だぁあああ!!」」」
「「「派手にやれ~!」」」
わいわい
バッファー「ギャラリーがおおいなぁ……」
剣士「じゃあ、いかせてもらうぜ」チャキッ
バッファー「う、うわぁぁぁぁあ!!」
ボヒュン
▼バッファーの杖から消え入りそうな光の玉が飛ぶ
剣士「っぷwなんだこれ遅w」
剣士「おらっ!!」ばすん
▼剣士は玉を切り裂いた
バッファー「……」
剣士「いくぞおらぁ!!」
魔法使い「やっちまぇえ!!」
バッファー「こ、拘束のイバラ!」
▼イバラが剣士に絡み付いていく
剣士「っち、うぜえな……こんなんバカな魔物以外には足止め程度にしかならんぜ」
ザスッザスッ
▼剣士は次々とイバラを切り裂いていく
バッファー「底無し沼の呪文……!!」ゴポゴポ
魔法使い「剣士!!足元だ!」
剣士「あ!?あ!!わりぃ!!」
▼剣士は後ろへ飛び退いた
▼ゆっくりと一部の地面が沼になっていく
僧侶「ちょ、あんたセコいわよ」
魔法使い「お前はどっちのみかただよ」
バッファー「う……まずいかな……」
剣士「小細工ばっかりしやがって、真面目にやれよ!」
ギャラリー「「「そうだそうだー!!」」」
「「「正々堂々やれ~!」」」
バッファー「ぼ、ぼくの戦いかたはこれなんだけど」
剣士「まぁいい!!一気に叩ききってやる!」
バッファー「え!?き、斬る!?」
剣士「うおおぉ!!」
▼剣士が急速に接近する
▼バッファーは怯えている
魔法使い(やけに諦めるのがはやいな、もしや……)
魔法使い「魔法感知……」
魔法使い「!!」
魔法使い「止まれ!!剣士!!」
剣士「な、なんだよ!」
魔法使い「バッファーの周囲も沼になっとるぞ!!」
魔法使い「隠密の魔法で隠されとる!!」
バッファー「な、なにを!?」
僧侶「あなた!!戦略までばらすなんて!!」
魔法使い「うう、うるさい!だまれ!」
剣士「はっ!陰湿なこいつらしいぜ!」
剣士「だがなっ!!」ビョォッ
剣士「沼越えて飛びかかっちまえばおわりだろーがよ!!」
▼沼の直前でバッファーに向かい飛び上がる剣士
「「「終わりだー!!!」」」
バッファー「暗闇の魔法!」ポンッ
剣士「目潰しか!バカが!!お前の場所はもうわかってる!」
▼黒い玉が剣士にぶつかる
▼剣士は暗闇状態になった
剣士「なめるなよ!!これくらいで逃すような奴は二流だぜ!!」
ザシュン!!!
「「「うぉおおお!!やりやがったー!!」」」
「「「ふぉおおおおお」」」
僧侶「そ、そんな!!」
魔法使い「くく……」
ジジジ……
剣士「か、かてえ?」
バッファー「斬られたかと思ったよ……」
剣士「て、てめえ盾は小盾すら装備できねぇだろ!どうやって!!」
バッファー「ふふ、目の見えない君に教えてあげるとね」
バッファー「昨日の宿の雑誌に徹夜で硬化バフかけて仕込んどいたんだ……」
剣士「は?てめえ、そんなもんで俺の剣から守れると思ってんのか?」
魔法使い「け、剣士!!お前剣が!」
剣士「あ!?剣!?」
ジジ…………
▼剣がゆっくり錆びて朽ちていく
剣士「み、みえねぇ、どうなってんだ!?」
「「「ドヨドヨ」」」
バッファー「あれは腐食魔法、生物には効かない非攻撃魔法だけどね、決闘なら十分でしょこれで」
剣士「あ、あの遅い玉か!」
剣士「やけになって放った低級攻撃魔法じゃなかったのか……!」
バッファー「まぁ、一種のショーになると思ってたからパフォーマンスをすると思ったんだ、剣士も」
バッファー「まさかいっぱつめから受け太刀してくれるなんて」
剣士「てめぇ!!こけにしやがって!!」
バッファー「も、もう終わったでしょ!剣だって……もう使い物には」
剣士「剣士がバフ師ごときに負けてたまるかくそがぁあ!!」
▼剣士が殴りかかる
バッファー「おっと……」
▼バッファーはするりとかわした
バッファー「め、めも見えないしやめた方が」
剣士「だ、だまれええ!!ころす!!ころす!!」
バッファー「思い出して!ここのまわりは沼だよ!」
ズムッ
剣士「あ!?」
▼剣士の片足が沼に入る
バッファー「はぁ、底無し沼っていっても全身が埋まる訳じゃないから……命に別状はないよ、すごく出にくいだけでさ」
魔法使い「つ、次は俺だ!!かかってッ
バッファー「睡眠魔法」
魔法使い「ぐごぉおおおおzzZ
剣士「……てめぇ、なんで俺に睡眠魔法は使わなかった?」
バッファー「一週間前に有り金はたいて防眠の指輪かってたよね」
バッファー「パーティーの状態をつねに把握しとくのもバフ師の仕事だからね」
バッファー「そりゃあ、ドキドキはするけどさ、ヒーラーとバッファーはパーティーでも常に冷静でいなきゃ……」
バッファー「二流だから」
剣士「くそ……敗けだよ……」
「「「うぉおおおおおお!!!」」」
「「「ヒョロイ小僧がかったぞおおお!」
「「ありえねー!!バッファーってなんだよー!!しらねー!」」
「「「マイナーな日陰職だよ!」」」
バッファー「っはぁ!!」
バッファー「な、なんとかなったぁー、それじゃあ僕は帰るね……」
バッファー「沼はしばらくしたら消えるからさ」
僧侶「ふぅ、良かった~、わたしも抜けちゃおうかなこのパーテ…
僧侶「バッファー!!!あぶないい!!!」
!!?
バッファー「!?」
▼剣士は懐刀で斬りかかった
剣士「バカが!!沼なんざブーツごと脱げばいいだろうが!!」
ガンッッ!!
ギリリリリ
▼バッファーはすんでのところで止めた
バッファー「なんでだよ……」
剣士「こんなことあったあとじゃあもう」
剣士「この街にゃいれねぇだろうよ!」
剣士「なら最後にお前をころして知らない街にいくぜ!」
バッファー「……はぁ」
バッファー「このまま力勝負じゃ負けちゃうから……信じたかったけど……君のこと」
剣士「あ?」
バッファー「暗闇の時に粘られるかも知れないからディレイ魔法かけといたんだ……」
バッファー「ひとつや二つの作戦で勝てるかなんてわからないからね……」
バッファー「ディレイ強制解除」
バッファー「デバフ……筋力減衰、速度減衰、防御減衰」
剣士「あ、あぁ、力が……」
バッファー「敵によっては八割くらいは減衰させるからね……」
バッファー「そして、僕に怪力、高速、硬度上昇のバフを」
バッファー「離してくれる?」
▼軽々と剣士を振り払った
剣士「あ、あぁ……」
バッファー「僕自身にかけたら少なくとも君よりは僕の方がはるかに強いよ」
バッファー「基礎能力だけだけどね」
剣士「う、うるせぇ!!」バッ
バッファー「はっ!!」
▼バッファーの強烈なビンタ
▼剣士の歯と血が空を舞う
バッファー「いままでありがとうございました、そしてさよなら」
「「「うおおおおおおおあお!!」」」
「「「なんかしらんけどすげえええええ!!」」」
「「「ひゅーひゅー」」」
「「「剣士だせえ……」」」
僧侶「ふーん、やるじゃん」
バッファー「……」
バッファー「ふぁあああああああ!」ズルズル
▼バッファーは崩れ落ちた
バッファー「こ、こわかったー!!」
バッファー「にしてもうまくいってよかった!」
バッファー「もっと作戦をたくさん用意してたけど……途中2、3回変更したけど概ねうまくいったなぁ……」
バッファー「でもあんな戦いかたで仲間なんか出来ないよね……僕も街を変えようかな……」
コンコン
宿主「バッファーさま、お客様が来てます」
バッファー「ぼくに?」
宿主「はい」
バッファー「だ、だれ!?衛兵じゃないよね~!?」
宿主「はは、滅相もございません」
宿主「誰と言われても困りますが……とりあえず下にお越しください」
バッファー「な、なにそれこわい……」
「「「ガヤガヤ」」」
「「「おー!きたぞ!バッファーだー!」」」
バッファー「え、な、なんですか!?」
冒険者「あんたの能力、ばかに使わせてももったいねぇ、俺たちのパーティーに入ってくれ」
筋肉「まてまて、あんたの……えと、バフ?あれを俺にかけてみてくれ!!地上最強の筋肉を目指そう!!」
女「かっこよかったよー!!ファンになっちゃったー!」
女2「そうそう!強いのにかわいい!!」
謎の男「バフ師……よく考えれば対人にこそ映える……我らの教壇にはいらぬか?世界をより良くしよう」
バッファー「け、結構です!?」
衛兵「な、なんたこのさわぎわー!!」
「「「な、え、衛兵だ!」」」ガヤガヤ
「きて!!」
▼右手を捕まれた
バッファー「ちょっ!?」
~~
「はぁ…はあ……」
バッファー「た、たすけてくれてありがとう……」
僧侶「当たり前でしょ」
バッファー「そ、僧侶さん!?」
僧侶「ふふよかったらパーティー組まない?」
バッファー「えぇ!?前の剣士たちは?」
僧侶「あんな調子乗りとパーティー組みたい?」
バッファー「そ、それは」
僧侶「あんたが有能だったからね、昔はあんなんじゃなかったけど全能感に浸っちゃったんだね」
バッファー「ぼ、ぼくのせい?」
僧侶「いいや、ちがうよ!でも今ならなんでもできそうじゃない?とりあえず次の街めざそ!」
バッファー「うーん、ま、そうだね」
~~Fin×
続く?
つづくかわかんないけどつづくかも
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- ハーマイオニー「魔法に飽きたから握力を鍛えるわ」
- 双葉杏「れ、恋愛とか、興味、ないし……」
今週
先週
先々週
コメント一覧 (32)
-
- 2019年06月14日 11:33
- バッファー女の子だと思ったら違ったか
-
- 2019年06月14日 11:34
- クソつまんないし日本語もまともにかけてないし読む価値なし!w
-
- 2019年06月14日 11:48
- まぁテンプレに忠実的な意味では良作かな
駄作に忠実する意味は知らんけど
-
- 2019年06月14日 11:50
- 「「「マイナーな日陰職だよ!」」」
こいつらひでぇなww
-
- 2019年06月14日 12:25
- まぁエンチャンターってロマンあるよね。
おれらみたいな陰の者はこういうのが似合うし趣味に合う
-
- 2019年06月14日 12:26
- Buff、Debuffがない状態でいつも勝ててた敵に殺される剣士と魔法使い
と考えるとここで負けて助かったんだろうな
-
- 2019年06月14日 12:42
- グレートブラボーボックスの拡張スロットに
アモール・バッファーを差し込む
-
- 2019年06月14日 12:46
- 味方の攻撃と防御を上げて、敵の攻撃と防御を下げて、味方の必殺ゲージを30%増やすだけの初期古参キャラ(男)のくせに現役でチーム編成に組み込まれるのがエンチャンターや。
ほんまおかしいねんあの眼鏡。
-
- 2019年06月14日 12:49
- それでも俺は、しっぽをふるやなきごえを消して4つ全部攻撃技に振るよ
-
- 2019年06月14日 12:58
- >>9
ゲームスピードが早いからなぁ。基本的に一撃で10割持っていくのがセオリーだから、ターン掛けてまで後退されると消えるバフデバフ打つよりは、10割取れる攻撃のバリエーション増やす方が理にかなってる。
-
- 2019年06月14日 13:13
- デバフできたらそれもうバッファーじゃなくてデバッファーやん
-
- 2019年06月14日 13:29
- ゲームバランスにもよるけど実際の所最終的にはヒーラーが一番要らない子に落ちやすいんだけどな
-
- 2019年06月14日 14:34
- どのみち脳筋アタッカーは要らんよ
-
- 2019年06月14日 14:41
- なにこのクソゲー
-
- 2019年06月14日 14:41
- 俺は割りと好き
-
- 2019年06月14日 14:57
- MMOだとバフデバフ要員は引っ張りだこだよね
火力職は掃いて捨てるほどいるし
-
- 2019年06月14日 15:33
- オンゲだとバッファーとエンチャンターは重要な事が多いな
-
- 2019年06月14日 15:34
- パーティ人数が多い程飛躍的に強くなる範囲バフ範囲回復
-
- 2019年06月14日 16:09
- 読みやすくて良かったです。
世界観設定がしっかりしていたら流行りのなろう系のアニメ化できそうですね
-
- 2019年06月14日 17:36
- 途中までは王道で面白かったけど雑誌硬化で冷めた
それができるなら勝つ方法は幾らでもあんだろ
-
- 2019年06月14日 17:45
- 呪文の効きにくい敵とか、長期戦とか強敵相手には特に重要だけどな
このパーティー雑魚としか戦ってなかったんとちゃうか
-
- 2019年06月14日 17:46
- >>9
役割論理は良い物だからな。ちょっと逆風が吹き荒れてるけど…
-
- 2019年06月14日 18:27
- >>8
ようやく眼鏡の強さに気付いて老剣士がお役御免になりました
-
- 2019年06月14日 18:31
- 剣士とか僧侶とか職業の名前に比べてバッファーは役割
登場人物の名前に固有名詞を避けたいならせめて統一しろ
他の人にも指摘されてるけどデバフもかけれたり盾装備できなくても
雑誌で代用できたりはガバガバ過ぎて設定から破綻してる
2,3分で流し読みしただけの短い話にこれだけ問題点が目に付くのはどうかと思うよ
-
- 2019年06月14日 18:46
- なろうぽい(褒め言葉)
-
- 2019年06月14日 19:19
- 実際のところ雑魚狩りチームならあまり必要ないだろうな
こういうのが輝くのって対人とか大物狩りだし
-
- 2019年06月14日 20:40
- >>7
コマンド2として心をイヨマンテの矢じりに置く
とらわれの娘よ
わたしを訪ねたまえ
-
- 2019年06月14日 20:42
- 敵がバカなだけなんだが何が面白いんだ
-
- 2019年06月14日 20:43
- ホルホルしてるの気持ち悪いですぅ
-
- 2019年06月14日 21:03
- >>21
そりゃあ毒が周る前に単発魔法で死ぬような奴しか戦ってないし
雑魚狩り専門だとしたら今度は剣士が非効率的だが
-
- 2019年06月14日 21:16
- 攻撃バフ、防御バフ、体力増強、クリ率アップ、ダメージカット、蘇生フィールド、バフ状態で蘇生、広域HP回復、広域状態異常回復、PP回復速度アップ、広域集敵フィールド、広域追撃フィールド、広域与ダメ吸収フィールド・・・これら全てを行える者
そう、PSO2のテクターです
-
- 2019年06月14日 21:18
- 周りを無能にして悦に浸るなろうのテンプレやね
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