398 名前:本の虫[] 投稿日:2000/04/18(火) 04:55
この学歴社会のさなか、地方出身ながら進学率の高い高校を
選んでしまった私は実家を出て下宿から通学していました。
中学を出たばかりの子供には寂しい状況で、泣き暮らした日々
もありましたが、しばらくして学校にも慣れ、当時無類の本好き
だった私は学校の図書室に入り浸るように。
司書の先生や同じ趣味の友人とも仲良くなって、親元離れた寂しさ
も薄れて来たある年の夏。私の誕生日が。
いつものように図書室に行くと、なんとそこには「おたんじょうび
おめでとう」と書かれたケーキが!
先生が下宿暮しの私を気遣って購入してくれた物でした。
学校隣のケーキ屋で売っている一番小さいホールケーキでした
が、その嬉しかったこと。生涯で一番美味しかったバースデー
ケーキです。今思い出しても涙が。
下宿先の食事情が良くなくていつも顔色の悪さを心配されて
いたような状況でしたから、少しでもカロリーのあるものを…
とか考えていたのかもしれませんが、それもまた良しと言う
ことで。
この学歴社会のさなか、地方出身ながら進学率の高い高校を
選んでしまった私は実家を出て下宿から通学していました。
中学を出たばかりの子供には寂しい状況で、泣き暮らした日々
もありましたが、しばらくして学校にも慣れ、当時無類の本好き
だった私は学校の図書室に入り浸るように。
司書の先生や同じ趣味の友人とも仲良くなって、親元離れた寂しさ
も薄れて来たある年の夏。私の誕生日が。
いつものように図書室に行くと、なんとそこには「おたんじょうび
おめでとう」と書かれたケーキが!
先生が下宿暮しの私を気遣って購入してくれた物でした。
学校隣のケーキ屋で売っている一番小さいホールケーキでした
が、その嬉しかったこと。生涯で一番美味しかったバースデー
ケーキです。今思い出しても涙が。
下宿先の食事情が良くなくていつも顔色の悪さを心配されて
いたような状況でしたから、少しでもカロリーのあるものを…
とか考えていたのかもしれませんが、それもまた良しと言う
ことで。