447 名前:名無しさん[] 投稿日:2000/04/23(日) 12:46
幼稚園前くらいの時、母方の祖母が私達姉妹のおもりにきた。
(同居していた父方の祖母が用事で家を空ける+母は通勤)
初日のおやつは、文明堂のカステラ
一人一切れ、といっても立方体!の一切れだった。
彼女が、たまにしか会えない孫に
めちゃめちゃ甘いことを見抜いた私達が、
切らせた分厚さだった。

ずっとあとになってから
その日帰宅した父方の祖母に、母方の祖母(ああ、ややこしい)が
すごくとがめられたことを聞いた。
(父方の祖母には、買い食いはもちろん、甘いお菓子自体
あまり許されていなかった)
翌日のおやつが、千切りキャベツソース掛けだった理由が
後年解明した。

同居して、毎日子供の面倒見ていた父方の祖母は、
どこかで悪役の役割を引き受けざるを得なかったのだろうし
母方の祖母は祖母で、わずかな孫との時間をせいいっぱい
濃密に過ごそうと、(おやつ以外にもゲームとかお絵書きとか)
さまざまなサービスをしてくれた。
いまは、どちらの立場もよくわかる。

あの2日間の、すごい差のあるおやつを思い出すと、胸がきゅんとなる。