Karin Henseler from Pixabay
臨床的に脳死したと診断された男が10分後に目覚めた。死後の世界を見てきたという彼は、そこでの体験を掲示板に共有した。
死後私たちの精神がどうなるか?という疑問に対して多様な説がこの世には存在する。
すぐに天国の門に向かうという事を信じる人もいれば、地獄の業火が存在すると信じている人もいる。もちろん個人差はあるだろう。
だが彼が見てきたものはそういった類のものではなかった。
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死後の世界にあるのは「無」だけ
掲示板でユーザーネーム「luongscrim」を名乗る21歳の男性は、心臓発作により2017年7月3日に一度「臨床的脳死」、つまり完全に死んだと診断されたという。その10分後に目覚め、現世に返ってきた彼は死後の世界についてこう語った。
「死後の世界には何も無い。「無」である」と。
そこには神も、精神も、愛する人も、思考も、暗闇すらありませんでした。本当の無。それだけでした。「無」というより、その時間そのものが無いといった方が良いかも知れませんね。
私は一度死んで意識がなくなり、次の瞬間には意識を取り戻していたのです。脳が死んだその10分間、私は意識を無くして、無の世界にいたのです
彼によると、それはまるで映画のフィルムが途中で切れたようだったそうで、本当にぷっつりと自分の意識が無くなったのだという。
kalhh from Pixaba
無の先にある何か
しかし、それでも21歳の彼は無の世界の奥に「何かある」感覚がしたのだという。彼によると、死後の無の更に先の世界に何かがある事を体感的にわかったそうだ。
彼は臨死体験してから、自分の人生という物を更に大事にするようになったという。
人生、愛する人々、死、そして自分自身を受け入れ、ありのままの世界で毎日を感謝して生きているという。
私は死を恐れているのか、それか死後の無という世界を恐れているのかは分かりません。
だけど、ただ毎日を感謝して生きていたいのです。そしてあの件以来、私はそうするようにしています。
References:I Was Clinically Dead for 10 Minutes, Because I Had Gone Into Sudden Cardiac Arrest. 21 y/o Male/ written by riki7119 / edited by parumo
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コメント
1.
2.
3. 匿名処理班
脳死してないけど職が無です。
4. 匿名処理班
マジで無だと思うけど。また、死んだ人しか分からないが無だし😅
5. 匿名処理班
結局死んでないわけだから死後の世界を体験したわけじゃないよね
6. 匿名処理班
死後が無であることは自分の理性はわかっています。
そして死後そのものが怖いわけでもなく、さっさと死んでしまいたいと考えています。
しかし、いざ死に直面してしまうとどうしようもなく怖くなって逃げだすのです。
今日も死ねないから生きてます。
7. 匿名処理班
全身麻酔したときと同じ感覚だな
死後の世界じゃなくてただ全身の機能が眠ってただけだろう
8. 匿名処理班
無の先に何かがあるって生き返ったからだろ
そのまま死んでたら無になっただけ
9. 匿名処理班
意識がないのにどうやって無を認識したん?
10. 匿名処理班
死んだら無。なにもない。神もいなけりゃ地獄もない。輪廻転生もなければ異世界転生もない。体の有機物は燃やされ無くなるか自然に返るか
臨死体験して三途の川をみたとか神をみたとかいうのは脳みそがまだ生きてて勝手に作り上げた幻想、夢みたいなもの
死んだら終わり。綺麗さっぱりおわり
11. 匿名処理班
臨死体験した人より先の完全な死から戻ってきた人か。
よく戻ってこれたもんだ。
やはり死が怖いってのは、生きているからこそなんだね。
12. 匿名処理班
毛髪が無。無。
13. 匿名処理班
予備校の先生が、同じことを言ってた。
臨死体験をして、そこで見たのは「無」だって。
それでも因果応報はあるし、偶然とは言えない繋がりや縁はある。
目に見えるモノが全てじゃない。
見えないが、法則やルールはあると思うし、そう感じるんだ。
14. 匿名処理班
救急で病院に搬送された時に意識が低下して行った時かな。
どんどん身体が冷たくなってく感覚と、暗く何もない場所へ落ちていく感覚があった。
死後の世界がそれだったらちょっとやだなぁ(´・ω・`)
あの世でペットと再会したいよ。
15. 匿名処理班
>>7
わかる
手術で麻酔かけられたときに全く同じ感覚だったな
テレビがプツンと消えるような感じね
16. 匿名処理班
死後も世界はここだけ
17. 匿名処理班
真の無であれば、蘇生後からの記憶が始まるだけじゃないのか?
18. 匿名処理班
臨床的脳死と書いてあるけどソースにはBrain deathとは書いてない
kratomという薬物を大量摂取、心停止して10分後蘇生したとしか書いていない
臨床的な死と書いてるけど呼吸停止とか脳死判定とかは書いていない
あれな薬で心停止して10分間意識を失ったとしか読めない
19. 匿名処理班
そもそも新ですらないけど、もし仮死までいってそこに良っ立ったなら、それ、地獄やで。ホラー映画のインシディアスの1シーンの真っ暗な世界、アレが地獄。
本来なら先に逝った人達が迎えが来るからね。死ぬべきではない時は「来るな!」と押し戻しに来る。
そもそも「暗闇すらなかった」なら「光はあった」と言うことだよね?なら「無」ではないわな。そして自分という意識があるなら尚更「無」じゃないだろ?自分がいるのに「無」なの?そこの矛盾くらいよく考えようよw
20. 匿名処理班
※17
そうだったって書いてね?
21. 匿名処理班
死ぬこと自体ももちろん怖いけど、やっぱり死後の世界が怖くて仕方ない。
我々の誰も知らないわからない、死んだ人にしかわからない世界。
本当に天国が広がってるなら別に今すぐ死んでもいいけど、そうではないだろうし。
22. 匿名処理班
自分、胃がん検診のときに
麻酔をかけられたのですが
薬がとても効きやすい体質らしく
すぐに意識が無くなりました
1時間後目が覚めて
結果胃がんではないと
診断されましたが
正直麻酔かけられたとき
臨死体験できるのかな?
とか思ったものです
脳内麻薬の幻覚だと
言われていたからです
でも正直疑問なのが
臨死体験ある人と無い人の差
なぜそうなるのか?
23. 匿名処理班
“臨床的”脳死、10分後に覚醒、ってことは
法的脳死判定みたいに厳密に時間を置いて再確認した訳ではないって事か。
「早すぎた宣告」の類かなぁ…。
まぁ法的(日本よりは緩め)に脳死判定がされたケースでも、
看護師をやってるイトコが
脳死にしてはバイタルが良すぎるのに疑問を呈して
足の裏をナイフで引っ掻き、痛みに反応して
臓器提供が中止され、数日後に完全蘇生した事例もあるけど。
(当時のオクラホマ州の判定基準は、微量な脳血流まで拾えてなかったのでは等の指摘がある。)