2. ジョスト

ジョストは、ヨーロッパで広く行われた騎士の一騎討ち競技です。二人の騎手が鎧をまとって向かい合い、槍を持って突進します。そして、相手を馬から落とすか、盾を壊さねければなりません。17世紀になると、この競技は消えました。

3. ボードトラックレース

この競技は、20世紀の前半アメリカで流行りました。選手たちは、現在の競輪場のような円形のトラックを疾走します。非常に危険なスポーツで、バイクにはブレーキがありません。そのため、深刻な事故が多発し、選手や観客も巻き込まれました。1930年の大恐慌で、このスポーツは消えています。

4. キャンピング

この競技の誕生は、14世紀まで遡るとされています。10人から15人のチームが向かい合い、選手はボールをキャッチし、相手を通り抜け、自分のゴールにボールを運びます。ライバルチームとサポーター間の揉め事は、昔からあったようです。

5. ナウマキア

ナウマキアは、ローマのスポーツ愛好家で流行った模擬海戦です。水を張った競技場に専用の船を置き、歴史上の有名な海戦を再現します。最初の模擬海戦は、紀元前46年にユリウス・カエサルの勝利を祝って行われています。この競技は費用もかかるため、紀元後1世紀以降消えました。

6. クラブ・スウィンギング

兵士を鍛える手段としてインドで誕生します。また、1904年と1932年の夏季オリンピックで、体操競技として登場しました。競技者は、両手にボウリングのピンの形に似たクラブを持ち、振り回します。1950年までアメリカで人気を維持しましたが、1953年の大会が最後になりました。

7. 狐潰し

狐潰しは、17世紀から18世紀にかけてヨーロッパ貴族の間で流行りました。キツネなどの生きた動物を、編んだ縄で空中高く弾き飛ばすスポーツ競技です。キツネなどの生きた動物を競技場に放ち、動物が縄の上に来たところで、勢いよく引きます。この競技で、多くの動物が死にました。

8. アイスランドのヴァイキングの球技(Knattleikr)

この競技は、古代北欧のスポーツで、現代のラクロスに似ています。選手たちは棒と手を使い、硬い木のボールをゴールに向かって打ちました。体がぶつかることも杖で相手を殴って地面に倒すことも問題ありません。そのため、試合中に死亡事故が起こることもあったそうです。

9. メソアメリカの球戯

この競技は、先コロンブス期以来メソアメリカで行われてきました。コートの両側にある石の輪に、選手たちは手を使わずにボールを通過させます。この競技はマヤにとって重要な意味を持ち、コートは神聖な場所とされました。負けたチームが、神々のために犠牲になることもあったそうです。

10. パンクラチオン

パンクラチオンは、古代ギリシャの格闘技です。紀元前648年の古代オリンピックに導入されています。競技は、ボクシングとレスリングを組み合わせたようなものです。唯一のルールは、噛まないことと目・鼻・口を攻撃しないことです。多くの場合、相手が死亡するまで競技は続きました。



どれもかなり過激です。命がけで戦わなければいけませんね。


via: LISTVERSE