rfh「08年にさんまさんは、お世話になったフジテレビのプロデューサーが引退するというので、恩返しの意味も込めて『27時間テレビ』の総合司会を務めました。このときテレビ局が支払ったギャラが“億近い額”と言われています。吉本はその6割ほどをさんまさんに渡したそうですよ」・・





これが事実であれば、会社よりタレント側の取り分が多くなり、決して悪い話ではない。だが、これは吉本の大功労者である明石家だからこその厚遇であることは間違いないだろう。

逆にいえば、トップクラスにならない限り、岡本社長の言う「平均して5:5か6:4」という割合は厳しい。11年に引退した島田紳助も、ギャラが「会社9:芸人1」の割合に関して『スポーツニッポン』のインタビューで、

「ギャラが安いのは“オマエが安いんじゃ”ということ。それならオマエが売れてくれ」

と証言している。つまり、売れない若手は厳しい状況にあるのだろう。


・話題となっている 吉本興業の報道


6000人の芸人を抱えていると言われる吉本。なぜ、抱えきれないほどの若手芸人を所属させるのか。もちろん絶対数が多ければ、その中からスターが輩出される可能性は上がるかもしれない。しかし、本質はそこではない。

それは吉本が運営する通称『NSC』と呼ばれる「吉本総合芸能学院」という養成所が大きな儲けを生んでいるからだ。

全国に7校あるNSCは、入会金10万円と、1年間の授業料が30万円。合計で40万円が必要になる。99・9%入学できるという養成所だけに、毎年1000人近い学生が入学。仮に800人集まったとすれば、年間で3億2000万円の売り上げだ。

「お金を受け取ったらこっちのもんと言わんばかりに、遅刻や欠勤が重なると、問答無用で退学になると言います。もちろん、返金はありません。さらには志半ばで辞めていくものもいるので、卒業時には4分の1程度に激減することも。ですが、この“大量生産”体質こそが、飯を食えない芸人を生み続け、その結果“闇営業”をしなければ食べていけないという原因になっているんです」・・

(source: FRIDAY - 明石家さんまで「ギャラ6対4」闇営業生む“吉本システム”の崩壊


・27時間テレビ 2008



・6000人と言っているが、それは言わば分かりやすい言うと、「派遣会社に登録してるだけ」のことと同じなのであるが、吉本の場合は勉強する場とそれを実践する場が与えられる
その結果、うまくいけは売れる芸人になるわけだが、人気が出なければ底辺のままということだ
これは規模が違うが、俳優養成学校と同じなんじゃないのかな

・まだNSC出たての新人ならギャラがゼロに近くても仕方ない。だが問題なのは、テレビで準レギュラー以上に出演するようになってもギャラがゼロ〜数千円、あるいは局側で出演させたいから吉本側に出演料を提示するよう求めても、忙しすぎるマネージャーがスルーして、出演してるのにギャラが発生しないという証言も読んだ。

・良い悪いは別にして、これは芸人が所属してる会社だからですね
例えば我々一般人の会社で、自分が毎月40万の利益だして、この5:5で20万の給料?なら会社は成り立ちません
なので一概に仕事内容が違うのに、会社と個人の比率をいくつ?って語るのは無理があるんじゃなかろうかと………

・NSCが決していけないわけじゃないと思う。ただ、門戸を広げすぎているという意味で罪はあるのだろう。門戸を広げている理由は大阪商人だし、才能が開花する可能性にかける・・・というよりは、1円でも稼いでやろうっていう方だと思うけど。

・養成所はあくまで養成所として、次の段階に進む時点で精査すればいい。契約もその時に結べばいいし。現状だと囲い込みたい会社側と養成所を出れば芸人を名乗れるNSC生側の利害が一致してしまっている。

・よしもとに対する論点はまず、反社会的勢力との取引があったか。それをクリアにするのが先でマネジメントの議論は別問題。このマネジメントの議論であるとすれば、待遇が不満で辞めた人間の芸能界での仕事を圧力で妨害していたか否かではないか?

・関西には吉本と双璧の松竹芸能がある。例えば、笑福亭鶴瓶や桂春団治などは松竹芸能。他にも漫才師や芸人など多くの人が所属するが、吉本のようにテレビで活躍する芸人は非常に少ない。Wikipediaで芸人などの名前を吉本と松竹芸能で比べてみると圧倒的に吉本に有名な芸人が多い。この理由は吉本の営業力とテレビ局への支配力では?


・吉本芸人の給料