韓国向け半導体材料輸出、1件許可 政府、管理対象の拡大検討
政府が韓国向けの輸出管理を厳格化した「フッ化水素」など半導体材料3品目に関し、国内メーカーから許可申請があった輸出1件を許可したことが7日、分かった。また、政府が輸出管理強化の一環として、軍事転用が容易な製品や技術の輸出を制限するリスト規制の対象品目の拡大を検討していることも分かった。複数の政府関係者が明らかにした。
政府は7月4日以降、半導体材料の3品目に関し、韓国への輸出手続きを厳格化している。厳格化後に輸出の許可申請があった韓国企業向けの契約1件について、政府は8月7日付で許可した。品目は半導体の基板に塗る感光剤の「レジスト」という。
「審査の結果、軍事転用などの懸念がなければ輸出は許可する」との方針を政府は示しており、今回、輸出を許可したことで、韓国が主張する「禁輸措置」には当たらないことを示した形だ。
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https://www.sankei.com/politics/news/190808/plt1908080005-n1.html