image credit:pixabay
「人生万事塞翁が馬」というが、人生における幸不幸は予測しがたいものだ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからない。
愛し合う恋人同士が、お互いの唇を重ねあうキスは、まさに幸せの絶頂状態ともいえるだろう。ところが、それが悲劇の引き金となってしまうとは...
ペルー南部のクスコで、道路橋の手すりにもたれてキスしていたカップルがバランスを崩して転落するという事故が発生した。
彼女のメイベスさん(Maybeth Espinoz、34歳)と彼氏のヘクターさん(Hector Vidal、36歳)はどちらも亡くなってしまったのだという。
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橋の手すりにもたれてキスしていたカップルが落下する事故発生
Horrifying moment kissing couple plunge to their deaths from a bridge
防犯カメラの映像によると、事故が発生したのは8月3日午前1時ごろ。ナイトクラブで遊び、バーでお酒を飲んだメイベスさんとヘクターさんは帰宅しようと歩いていた。
ベツレヘム橋を通りかかったとき、いい雰囲気になったのか二人は手すりにもたれてキスをする。
メイベスさんはキスした状態で手すりの上に座るのだが・・・これがまずかった。バランスを崩して後ろに落ちそうになり、ヘクターさんは手を伸ばすが支えきれない。
メイベスさんは咄嗟にヘクターさんの身体にしがみつくも、最終的には二人とも約15m下の道路に落ちてしまったのだ。
image credit: youtube
ツアーガイドとして働く登山家カップルに訪れた悲劇
この事故を目撃した人はすぐさま救急サービスに電話。救急隊が駆け付けて二人は救急車で病院へと緊急搬送されることになった。
その時点では二人ともまだ息があったが、メイベスさんは救急車の中で、ヘクターさんは病院で死亡したとのこと。後日、二人の遺体はアンカシュ地方に移送されたそうだ。
なお、メイベスさんとヘクターさんは二人とも登山家で、ツアーガイドとして働くためにクスコにいたようだ。
クスコは世界遺産・マチュピチュを訪れる観光客のスタート地点であり、ツアーガイドとして働きたい登山家らに人気の街なのだとか。
▪️ SENTIDAS CONDOLENCIAS
Asociacion de Guias de Montana del Peru - Agmp/Ifmgaさんの投稿 2019年8月4日日曜日
Los Directivos de la AGMP, hacen de vuestro conocimiento el fallecimiento de nuestro colega,...
ペルーの山岳ガイド協会は、「素晴らしいインストラクターで素晴らしい家族だった」とヘクターさんの死を惜しんでいるという。
幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからない。まさに「人間万事塞翁が馬」なのだが、逆に、先が予測できないからこそ今を生きていけるともいえる。常に、今日という日は、残りの人生の最初の日であるということを忘れないで今を精一杯生きていきたいと思う。
References:Facebook / YouTube / Uniladなど / written by usagi / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
ある意味幸せな最期だったんだろうか
不謹慎だけど笑ってしまったよ…
2. 匿名処理班
カブトムシみたい
3. 匿名処理班
日本でも同じような事故が以前ありました
気をつけて末長く爆発しろ
4. 匿名処理班
これは不幸なのだろうか、幸福なのだろうか
あまり関係ないが私はキスすら未経験の31歳であり健康的な毎日を過ごしている
幸福なのだろうか。
5. 匿名処理班
「人生ではなく、人間(じんかん)万事塞翁が馬だよ」と野暮な指摘をしようとしたら記事中ではちゃんと「人間〜」になっていたでござる。
それはそうとこの人達は流石に可哀想…。
6. 匿名処理班
悲劇ではなく自業自得なのでは
7. 匿名処理班
※4
仲間がいた・・・
特に幸せを感じたことはないなぁ・・・
8.
9. 匿名処理班
二人は幸せなキスをして(人生)終了
10. 匿名処理班
少なくても、橋の手すりの上でキスをするのは危険だと言う教訓にはなった。
11. 匿名処理班
なんかターミネーター同士の取っ組み合いみたいにも見える…
12.
13. 匿名処理班
TPOってやっぱり大事だと思うわ
14. 匿名処理班
※5
人間について指摘する人は誰か一人は居るだろうな、と探したらやっぱり居なすった
15. 匿名処理班
残酷な変死のベーゼ👼