THQノルディックがまたしてもスタジオを買収、MOTOGPシリーズで知られる『Milestone』を傘下においたと発表した記事が掲載中。まぁかなり手広く買収していて、第2のEAになりそうな勢いですが、果たしてその成果はあるのかどうか?
THQノルディックが又新たな買収を発表して、MOTOGPシリーズで知られていたデベロッパー『Milestone』を傘下においたとして、25年前からレーシングゲームを作り続けていた会社であり、二輪レーシングゲームのジャンルをリードし続けており、現時点で開発中の5つゲームによって、Milestoneは今後も成功を続けると確信しているとTHQノルディックCEO、Lars Wingefors氏が語っています。
関連リンク
■THQノルディック誕生の歴史
2012年12月20日に連邦倒産法第11章を申請し倒産した。2014年、『Darksiders』や『Red Faction』の版権を継承したNordic Games(英語版)により、THQのブランドが買収される。2016年、Nordic GamesがTHQ Nordicに社名を変更した。(wikiより)。名前は引き継がれているものの、全くの別会社であり、旧THQが破産した際に複数の有力IPを購入してからも買収を繰り返しており、今回の動きもその中の1つです。
■Milestoneとは?
レーシングゲームシリーズMotoGP、MXGP、RIDE、Monster Energy Supercrossを手掛けるメーカーで、もともとは1994年にGraffitiとして設立され、1996年にMilestoneに名前が変更、2013年に、スタジオから、自社製品のすべての発行と独自IPの開発に移行しており、現在200人のスタッフのスタジオです。それだけ大規模な会社を買収したTHQノルディックの資本力はどこからきているのかといえそうな位であり、THQノルディックが一体何を目指しているのかといえそうです。
■買収のメリットと今後の活動方針は?
今回の買収劇で、双方にどんなメリットがあるのかというのがはっきりいって見えません。どちらも経営的な問題がある訳でもなく、そして、買収したからといって、何が代わるのかといえば親会社ができたこと位であって、経営を統合していく姿勢を鮮明に見せているTHQノルディックの目指す将来性やビジョンははっきりいって伝わりません。第2のEAを目指しているのは間違いがなさそうで、巨大になればなるほどリスクもとてつもなく大きくなるので、リストラ、閉鎖させるスタジオも将来的には出てくるものと思われます。
買収しまくっているけど経営的合理化策が突き付けられたらリストラや閉鎖は将来は出てくるだろうね。