【ミリマスSS】アイドルヒーローズ第770話『アロマ怪人、カレンの罠』
キャラ崩壊注意です。
あらすじ
猛暑でどうにもやる気が出ないヒーローズたちは海水浴を楽しんでいた。
平和で涼し気なバカンスを楽しむヒーローズたち、しかしそこにはデストルドーの罠が・・・?
楽しく遊んでいたはずのヒーローズたちだが、いつの間にか気を失ってしまう!
目を覚ますとそこはデストルドー種子島支部の基地の中で・・・?
百合子「・・・ハッ!ここは!?」
翼「百合子ちゃん!もう~、目を覚ますのが遅いよ~」
百合子「んっ、なにこれ、手錠が・・・?」
翼「私たち、捕まっちゃったみたい」
百合子「私たちは海辺でシャチさんのビニールボートで遊んでたハズ・・・いつの間にこんなのことに!?」
可憐「フフフ・・・、ようやく目を覚ましたようですね」
翼「誰っ!?・・・あれ、この匂いは」
百合子「私たちが気を失う前にもこんな匂いがしたような・・・」
可憐「気付きましたか?あなたたちにはこのアロマで眠ってもらいました」フワァ
翼「あ~、良い匂い~。このまま眠ったら超気持ちよさそう~」
百合子「本当に良い匂いですね。まるでシロツメクサの絨毯の上に寝そべっているよう・・・」
翼「あ~」
百合子「あ~」
可憐「・・・あ、あのー」
百合子「・・・ハッ!えーっと、おのれデストルドー!小癪な真似をして何を企んでいるんだ!」
可憐「フフフ、貴様らには次のヒーローズ本部襲撃までここで大人しくしてもらう・・・!」
翼「本部の襲撃!?なんてことを!」
可憐「さらにこのアロマでヒーローズの弱点を洗いざらい吐いてもらおうか・・・」フワァ
百合子「お、おのれ!怪人可憐め!ヒーローズは決して悪には屈しない!」
翼「あれ?なんだか本当に頭がフワフワしますよ?」
百合子「な、なに!?頭がボーっとしてきて・・・」
可憐「フフフ・・・ではまずヒーローズの休暇の予定を教えてもらおう」
翼「え~っと、海美さんは~、プロデューサーさんどうでしたっけ?」
百合子「確か来週はグルメ番組の食レポがあって、それからはレッスンするって言ってませんでしたっけ?」
翼「紬さんは金沢に帰ってるよね。ジュリアーノと茜ちゃんは何してるんだろ?」
P「カット!いったんカットでお願いします!」
P「二人ともどうしたんだ」
翼「なんか可憐ちゃんのアロマの匂いを嗅いでたら頭がフワフワ~ってしてきちゃって」
可憐「くんくん。じ、自白作用の成分が強かったでしょうか・・・」
百合子「え?確かに良い匂いでしたけど、本物なんですか?」
可憐「え?だってこのシーンって、アロマで自白させるシーンですよね・・・?」
P「え?」
可憐「え?」
可憐「し、仕方ないですね・・・。最初のシーンで使った快眠と誘眠効果のあるこのアロマで代用しましょう・・・」
翼「あー!さっきもそのアロマも嗅いだらすごく良い気持ちになりました!良い匂いですよね!」
可憐「えへへ、ラベンダーとかをブレンドしたお気に入りなんだ・・・」
百合子「思わず夢の世界に飛んでしまいそうな、蠱惑的な香りでした・・・!」
P「出来ればそれも使わないでもらって良い?」
別のシーン
百合子「マイティセーラーを舐めるな!キネティックパワー全開!」ドォッ
可憐「なっ・・・!手錠が・・・!」
翼「マイティセーラー二人を拘束しようなんて、ちょっと欲張りなんじゃない?」ガチャ
可憐「くっ、こうなったら・・・!」
可憐「バインドアロマ!」ブワァ
百合子「ぐっ!?なにっ!?匂いが・・・?」
翼「身体が・・・動かない!?」
百合子「え、あれっ、これ本当に、動かな」
翼「あれ?なにこれ?」
可憐「ククク・・・、私のアロマは鼻から侵入して相手の運動神経を破壊するんです・・・!」
P「ちょい、ちょっと待って」
可憐「ど、どうしましたか・・・?」
P「どうしましたかって、アレ」
百合子「ししししし痺れてますすすすす」
翼「うわーん!身体が動かないよー!」
P「なんかヤバい薬とか使ってません?」
可憐「アロマです」
P「アロマ」
可憐「あ、こっちのアロマを吸えば、元に戻ります・・・」フワー
百合子「あっ、本当だ。しかも身体の疲れが取れてスッキリ」
翼「なんだか身体が軽くなったような気がするー」
P「本当にヤバい薬とかじゃない?」
可憐「アロマです」
P「アロマ」
また次のシーン
百合子「追い詰めたわよ!アロマ怪人可憐!」
可憐「くっ、ここまでか・・・!ここはいったん引かせてもらう!」
翼「逃がさないよー!」
可憐「アロマワープ!」フッ
百合子「なっ!?消えた!?」
翼「・・・逃げられちゃった」
P「えっ」
P「えっ!? お、おい、可憐!?」
可憐「はい、なんでしょう」フッ
P「あれっ!?なんか今消えたように見えたんだけどなぁー!?不思議だなぁー!?」
可憐「ふふっ、アロマで人が消えるわけないじゃないですか」
P「そ、そうだよね。アハハ、疲れてたのかな」
可憐「ワープくらいしか出来ないですよ」
P「ワープ?」
可憐「この・・・動物の羽根とか草を混ぜて作ったアロマなんですけど・・・」
P「それ本当にアロマ?」
可憐「こ、こんな風に撒くと気化して緑色の煙がたくさん出ます・・・」
P「それ本当にアロマ?」
可憐「この煙に包まれると、事前にアロマを焚いていた場所にワープ出来るんです・・・」
P「ねぇ、それ本当にアロマ?」
翼「えー、良いな良いなー。可憐さん、私外国に行ってみたーい!」
可憐「えっ、外国・・・?どこがあったかな・・・?今アロマネットワークで調べてみるね・・・?」
P「アロマネットワーク?」
百合子「すごいです!まるで森の奥地で魔法薬を調合する魔女みたいです!私も何か魔法を使ってみたいです!」
可憐「ま、魔法は無理かな・・・?」
百合子「そうですか・・・」シュン
可憐「・・・で、でもこのアロマなら気化するときに激しく発光するから魔法っぽいかも・・・?」
百合子「シャイニングアロー!」ブワァッ バチバチッ
百合子「!! すごい!アロマってすごいです!」
P「あぁ・・・良い匂いするなぁ・・・」
監督「おーいアイドルちゃんたち、収録に戻るよ」
P「あっすみません。ほらほら、遊んでないで仕事するぞ仕事」
監督「撮り直しのところもあるから、今日中には終わら無さそうかなぁ」
P「そうですよね・・・。ご迷惑おかけします。」
可憐「あ、あのう・・・。それなら少しだけ時間を戻しましょうか・・・?」
P「えっ?」
監督「おっ、可憐ちゃん悪いね。頼むよ」
P「なんであなたは慣れてるんです?」
可憐「では・・・アロマを所定の紋様にセットして・・・」
P「なんかアロマがすげぇ光ってる」
百合子「可憐さん・・・!かっこいいです・・・!」
翼「今度私も夏休み前に戻してもらおーっと」
P「もうちょっと気付くことない?」
可憐「・・・いきます!アロマ・タイムスリップ!」
モクモクモク
P「うわっ!?なんかすごい煙が!? めっちゃ良い匂いする!」
モクモクモク
P「あぁ!良い匂いが鼻から頭を巡って!意識が・・・意識が・・・!!」
モクモクモク・・・
P「ハッ!」
翼「あ~、プロデューサーさんやっと起きた~。遅いですよ~。」
百合子「おはようございます。プロデューサーさん!」
可憐「プ、プロデューサーさん。お疲れでしょうか・・・?」
P「んっ、確か俺は・・・可憐のアロマで過去に戻って・・・?」
翼「もう、寝ぼけてるんですか?すぐに撮影始まっちゃいますよ~?」
P「ん・・・そうか、夢か。ハハ、そうだよなぁ。まさかアロマでタイムスリップなんて・・・
可憐「アロマビーム!」
百合子「ぐわああぁ!!」
P「アロマってすごいなぁ!!」
おわり
HTML依頼出してきます。
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- 2019年08月16日 18:18
- 765最強議論でいつも出てくる一人だもんな
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