先輩(♀)「こんにちは。ちょっといいかな?」
先輩「うん、ありがとう。それじゃあ○○くん、行こうか。」
先輩「○○くん、せっかくお弁当食べてるところごめんね。ちょっと用事があってさ。」
先輩「どんな、って…………はい、これ。○○くんのためにお弁当を作ってきたんだ。一緒に食べよう?」
先輩「……ああ、さっきの……。あれはあのままでいいんじゃないかな。それより私が作ってきたほうを食べようよ。せっかく作ってきたんだから、勿体ないかなって。」
先輩「ふふっ。それはそうだよ、だって言ってなかったから。サプライズってやつかな。きっと喜ぶだろうと思って。」
先輩「ここなら誰も来ないから、ゆっくり食べられるよ。……ふふふ、ふたりっきりでこっそりお弁当食べるなんて、なんだかドキドキするね。」
先輩「あ、そうだ。あーんってしてあげようか。大丈夫だよ、誰も見てないんだから。一生懸命作ったんだ、私のわがままも聞いてほしいな。」
先輩「ね、○○くん?…………ふふっ……ううん、なんでもない。呼んでみただけ。」
先輩「そっか、それはよかったよ。ふふふっ、○○くんのために早起きして作ったかいがあったなぁ。」
先輩「これからも、気が向いたら作ってきてあげるね。毎日、っていうとちょっと難しいかもしれないけど、ちょくちょく。ね?」
先輩「あ、そうだ!私が○○くんのためにお弁当作ってきてあげるから、○○くんは私のためにお弁当作ってくるっていうのはどうかな?名付けて交換お弁当。」
先輩「そうすれば私も○○くんも、お互いの好きな味とかおかずとか分かるよね?うん、いい考え。一石二鳥だよね。」
先輩「これから先ずっと長いんだからさ、もっとお互いのこと知っておくべきだと思うんだよね。衣食住のうち、まず食から。おいおいファッションとかライフスタイルとかも擦り合わせていこうね。」
先輩「そういうわけだから、これからはもう他の人とお弁当食べちゃ駄目だよ?一度にふたつ食べるなんて大変でしょ?ね?」
先輩「たしかに毎日は難しいって言ったけど、そのときはパンでも買って食べればいいしね。ふふふ、○○くんもそのうち作ってきてね。約束、ね。」
先輩「どうしたの○○くん?なんだか様子がおかしいよ?……ソワソワしてるのかな?それとも、ドキドキしてくれてるのかな?」
先輩「いずれにしても、私は嬉しいな。私がこうして喋ってることで、○○くんは感情を増幅させてくれてる。いいことだよ、本当に。嬉しいことだよ。」
先輩「その調子で、どんどん私にペース握られちゃおうね。これからだんだん躾けていくからな。覚悟しとけよ。」
先輩「こんにちは。ふたりでお出かけかぁ、いいね。デートでしょ?」
先輩「いいよね、デート。私もいつかしてみたいなぁ。それで、どこへ行くの?」
先輩「ふぅん、そう。上映は何時から?……ああ、それならまだ少しだけ時間あるんだね。そっかそっか。」
先輩「じゃあ、少し○○くんとお話したいんだけど、いいよね?大丈夫、そんなに時間かからないから。ごめんね、借りてくね。」
先輩「それにしても意外だったな。○○くんにデートするような間柄の女の子がいるなんて。隠してるなんて、水臭いなぁ。」
先輩「そうと分かってればもう少しやりようもあったのにね。……ああ、うん、なんでもないこっちの話。」
先輩「それでさ、デート、楽しい?ううん、楽しいかどうか聞いてるだけ。まあ、楽しくない関係ならそもそもデートなんてしないか。」
先輩「○○くん、結構お友達多いよね。いいことだよ、すごく。普通のお友達なら大歓迎だな。」
先輩「でもさ、やっぱりデートは駄目だよ。私は一度もしてもらえてないのに。これじゃあまるで私が、あの子以下みたいじゃないか。」
先輩「駄目だよ。ちょっと、嫌な気分かも。でも、これって私が悪いのかな?それとも○○くんが悪いと思う?どう?」
先輩「ふぅん、そっか。じゃあ○○くんが悪いんだね。それじゃあ私に謝らないとね。…………謝って?」
先輩「ふふっ、素直だね。○○くんのそういうところ、好きだな。……ところでさ、今から映画観るんだよね?チケットは?」
先輩「へぇ、こんなの観るんだ。こういうの、本当は興味もないのによく観ようと思ったよね。あの子がそう言ったから?……ふぅん。」
先輩「……よし、じゃあ行こうか。そろそろ入場時間だし、それまでにポップコーンとかも買っとかないとだもんね。行こ?」
先輩「あれ、どこ行くの?映画館はそっちじゃないよ?…………あの子?あの子はどうでもいいじゃない。私と観よう?」
先輩「知らないよそんなの。○○くんが悪いんでしょ?さっき自分でそう言ったよ?あれ、嘘だったの?」
先輩「うん、そうだよね。だったら映画、私と観るよね?あの子にはさ、ほら、適当に言って帰ってもらってよ。可哀想だけど、仕方ないよね。だって○○くんが悪いんだもんね?」
先輩「うん、ゴチャゴチャ言ってないでさっさとしようか。私、今○○くんが思ってる以上に不機嫌だと思うからさ。怒りたくないんだ。怒らせないで。」
いてもいなくてもいいようなそんな存在の先輩もきちんとひとりの人間なんだってことで前立腺おかしくされたい
ないんだ
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先々週
コメント一覧 (5)
-
- 2019年08月24日 17:31
- 好き
-
- 2019年08月24日 19:25
- ワイ「お前ら、ちょっとおいで」
-
- 2019年08月24日 19:47
- だめです
-
- 2019年08月24日 20:26
- こういうまとめのコメント欄に多いんだけどまとめ民のくせに猛虎弁使うやつってどういう層なんだ?
-
- 2019年08月24日 22:47
- うん、良い!!!!!
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