暗殺者(♀)「よう。こんな夜更けになにをしているんだ?」
暗殺者「ああ、まあな。今回はそこまで困難な依頼でもなかったから、早めに片付いた。報酬も貰ってきたし、今から飯でも……ってな。」
暗殺者「で、結局あんたはここで何をしてるんだ?見たところ丸腰のようだが……あんまりオススメはしないな。死にたいっていうから別だが。」
暗殺者「なに、最近じゃここいらも物騒になってきてな。追い剥ぎやら辻斬りやらがたまに現れるって話だ。なにぶん、景気が悪いからな。」
暗殺者「まあ、そういうことだ。命があってこその物種だぞ、さっさと帰って寝ることだな。……それとも…。」
暗殺者「私についてくるか?飯を食って帰ってくるまでのあいだくらいなら、身の安全を保証してやれると思うが。」
暗殺者「飯を食うのも独りじゃ寂しいじゃないか。話し相手がいた方が飯も上手くなるってものだ。……で、どうする?」
暗殺者「おいおい、まるで私が守銭奴みたいな言い方だな。金なんて貰わんさ。話し相手が欲しいだけなんだから。」
暗殺者「あんたのことは嫌いじゃない。嫌いじゃないから、死なせたくはない。それだけのことさ。」
暗殺者「……そうだな……。まあ、この時間だ。私の行きつけの、小汚いパブでよければだがな。たまにはどうだ、一緒に酒でも?」
暗殺者「ん、そうか。それじゃあお手並み拝見と行こうか。……言っとくけど、潰れるんじゃないぞ。おぶって帰ってやるほど、私は優しくないからな。」
暗殺者「……私が潰れる?……ふっ、生憎だが私はそこまでか弱い乙女ってわけでもない。そこまで言うなら、勝負してみるか?」
暗殺者「ふふ、そうこなくては。今夜は長い戦いになりそうだな?仕事が早く片付いて、本当によかった。」
暗殺者「よう。目が覚めたみたいだな?……ほら、水。」
暗殺者「まったく、あれだけ大口を叩いておきながら結局これか。期待外れもいいところだな、お坊ちゃん?」
暗殺者「おまけにお前の介抱までさせやがって。ここまでおぶってくるの、大変だったんだぞ?本当に金でも貰おうか。」
暗殺者「ほら、無理して立とうとするな。大人しく水を飲んで寝ていろ。…………ん、どうした?」
暗殺者「……そうは言っても、あのまま放っておくわけにもいかんだろ。あんたが思ってる以上に私は優しいんだよ。」
暗殺者「ふっ……惚れてくれるなよ?」
暗殺者「…………鳩が豆鉄砲を食らったような顔だな。私だって冗談くらいは言うさ。死人じゃあるまいし。」
朝日に照らされる暗殺者さんはいつもとは違った美しさだな
暗殺者「……あのな…。」
暗殺者「……私だって生きてるんだ……生きてりゃ誰かと寝たくもなる…。……ま、今がまさにそういう状態なんだが……。」
暗殺者「…………馬鹿、シャワーなんて後でいいだろ……いいから、はやく服を脱げ……寝ているだけでいい……あとは全部、私がやってやる…。」
とか言ってイケメンな感じで鼻息荒く犯されたい
犯されたいというか抱かれたい
あと今度はしらふでもう一回おぶってもらいたい
そしてぎゅーーーって抱きしめて暗殺者さんの体の感触楽しみたい
暗殺者「……あのな。」
暗殺者「気づいてるぞ。あんた、とっくに酔いが醒めてるだろ。甘えたいお年頃なのか知らんが、意識があるなら立って歩け。」
暗殺者「まったく……人の善意に漬け込むなんて、随分賢くなったもんだな。……謝るくらいなら最初からやるな。」
暗殺者「じゃ、交代だ。……まさか、嫌とは言わんだろうな。こっちだって酒が入って万全じゃないんだ。たまにはあんたがおぶってくれよ。」
暗殺者「別に。あんたの家でいいよ。私は少しゆっくりしたい気分だ。…………ん、あんたの背中、案外広いんだな。」
暗殺者「なるほど……これは狡い考えにも至るな。歩かずとも前に進む。誰かが背負ってくれる。なかなか、いい心地だ。」
暗殺者「普段こんな体勢になるのは、目標の息の根を止めるときくらいなもんだ。……ついうっかりあんたの首をへし折っても、悪く思うなよ?」
暗殺者「……ふっ……冗談だよ。」
暗殺者「……それじゃ、私はそろそろ行く。今日も金を稼がなくちゃいけないんでな。」
暗殺者「なに、もうとっくに頭は醒めてるだろ?私がいなくてもあとはなんとかなるだろ。……ん?」
暗殺者「ふっ……よせ、縁起でもない。大丈夫だよ。伊達に人殺しで飯を食ってるわけじゃない。何かあっても、なんとかするさ。」
暗殺者「……ん、どうした?…………おっ、と…。」
暗殺者「…………はぁ……やれやれ、まったく気に入られたものだな。……はいよ、また後でな。……ちゅっ。」
暗殺者「ふっ……なに、やられっぱなしは性にあわないって、ただそれだけのことさ。深い意味なんてない。あんたも、そうだろ?」
暗殺者「…………帰ったら、続きをしてやってもいい。……せいぜい私が死なないように、その二日酔いの頭で祈ることだな。」
なにこいつら何事もなかったかのように普通に同棲してんだよ
暗殺者「…………ッ!」
暗殺者「……どうして、あんたがここにいる…。」
暗殺者「……はぁぁ……驚かせるなよ、新手かと思ってあと少しで殺すところだったぞ。まったく…。」
暗殺者「ん……そういや、現場を見るのは初めてか。仕事だよ、これが私のな。決して格好のいいもんじゃはないから、あんまり見られたくなかったんだがな…。」
暗殺者「……で、あんたはどうしてここにいる?こいつと、なにか関係が?……まあいい。どのみち標的は死んだ。私の仕事はここまでだ。」
暗殺者「さ、帰るぞ。今日はなにが食いたい?といっても、今回の仕事は安いから、大した食事は出来んが。……いつものとこでいいか?」
暗殺者「よし。じゃ、早速向かうか。……あんたが、先に行け。前へ進め。」
暗殺者「…………ははは、気づかれたか。なに、私ら人殺しの悪い癖だ。気にしないでくれ。」
暗殺者「……顔見知りに化けて油断させて、サックリいかれることも珍しいことじゃないからな。……あんたは、どっちだ…?」
念には念を入れて俺が偽物だった場合の保険として背中にナイフ突き立てられながら歩きたい
暗殺者「……ん…………なんだ……あんた、もう起きるのか……?」
暗殺者「いいだろ……やることもないんだから…………もう少し、寝てるぞ…。」
とか言ってむにゃむにゃ言いながら逃がすマイも抱きしめて欲しい
いびきを立てて寝てる俺
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コメント一覧 (6)
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- 2019年08月29日 13:51
- 台詞回しが臭すぎて途中でギブアップ
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- 2019年08月29日 14:26
- cv野沢雅子
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- 2019年08月29日 14:29
- さて、暗殺者(♀)ではなく鬼龍院 皐月と脳内変換してから読み返してくるか
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- 2019年08月29日 16:29
- 暗殺者(76♀曾孫アリ)
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- 2019年08月29日 18:05
- ???「よう、首輪付き。つきあわないか?」
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- 2019年08月29日 18:15
- くそがとまんねー!!
くそがー
快便だあああああああああああ!!!!!!
やっふー
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