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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『子供の声』『感謝する人・恨む人』『普通ではない鬼ごっこ』他 | 不思議.net

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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『子供の声』『感謝する人・恨む人』『普通ではない鬼ごっこ』他

2019年08月31日:23:00

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590: 本当にあった怖い名無し 2005/09/07(水) 22:55:01 ID:hLhfQ//l0
子供の声
この出来事は30年ぐらい前に私のおじさんが体験した話です。

おじさん(以後主人)のおばさん(以後妻)がいよいよ子供を出産する日が近づいて来ていた。
始めての出産を一週間後に控えていたのだ。
その日、妻は朝からなんとなく体調が悪かったらしい。
体のことを気遣いその日は、早い時間帯に寝た。

その真夜中、午前4時過ぎに家の電話が突然なった。
妻の主人が
『誰だこんな時間に・・・非常識な奴だ。』
といいつつ電話に出たらしい。

『もしもし』

【・・・】

『もしもし?聞こえてますか?』

【・・・】

無言だ。
その電話のおくでは
チリーン・・・チリーン・・・という音が聞こえたという。

引用元: 死ぬほど洒落にならない怖い話集めてみない?108

591: 590 2005/09/07(水) 22:55:43 ID:hLhfQ//l0
主人はいたずら電話だな?と思い込み
こちらも黙ってみることにした。

主人が無言になってから1分ぐらいしたころだろうか
相手が何かを言っている。

【・・・さ】

主人はとうとう痺れを切らしたな、と思い
さらに黙っていることにした。
それから、30秒後、再び声が聞こえた。

【・・・さ・・・いで】

何をいってるか上手く聞き取りにくいが
今度も声が聞こえた。
それから、20秒後また声が聞こえた。

【ぼく・・・さないで】

ふと、主人は気づいた。
電話から聞こえている声が子供の声であるということに。
主人は恐怖心に包まれた。

592: 590 2005/09/07(水) 22:56:20 ID:hLhfQ//l0
こんな時間に子供が・・・
次の瞬間、声が野太くスローがかかったような声で

【ぼぉおおお~くぅうううう~をぉおおっぉお~】

その声聞いて、主人は思わず電話をガチャンと切った。
ハァハァ・・・ハァハァ・・・主人は息切れしていた。

『い、いたずらにしては手がこんで・・・』
と思いながらも、冷静さを取り戻そうと
水を飲みに台所に行こうと
後ろを振り向いた瞬間、子供がいた。
5~9歳ぐらいに見える子供の姿だったらしいのだが、
髪が顔全体を覆い隠していたので、顔が見えなかったらしい。




593: 590 2005/09/07(水) 22:57:01 ID:hLhfQ//l0
主人は、驚いて腰を抜かし後ろに倒れこんでしまった。
声を出そうにも声が恐怖に包まれて出ない。
目には涙が溜まっている。
その子供は、だんだん主人に近づいて来る。
主人は何とか手で後ろに後ずさるも、その子供はどんどん近づいて来る。
そして、主人の目の前まで来てしまった。
子供は、ぬっ、っと主人の顔の寸前まで来自分の顔を近づいて来た。
その瞬間、突風が吹いたように子供の髪が一気に後ろの方に流れた。

主人は見てしまった。
その子供の顔がこの世の者とは思えないような
顔をしているのを・・・
そして聞いてしまった。

【ぼぉおおおおお~くぅうううう~をぉおおおおお~こぉおおお~ろぉおおお~さぁあああぁ~
なぁああああ~~~いぃいいいいいいい~でぇえええええええl】

という野太いスローがかかった声を。

主人は悲鳴をあげて妻(おばさん)を起こした。
さっきの場所に連れてくるも子供の姿はどこにも無かった。
警察にも電話をし、来てもらったらしい。
それからは、何も起こらなかった。

595: 590 2005/09/07(水) 22:59:41 ID:hLhfQ//l0
一週間後、妻が出産を迎えた。
赤ん坊の出産を終えた妻の元に主人は付き添いでいた。
しかし、赤ん坊は未熟児だったので医師たちが
別室に連れていったという。

コンコン、部屋のノックがしドアが開いた。

「ご主人、ちょっと良いですか?」

そう言われた主人は妻の手を撫でながら部屋から出た。
そして、医者から赤ん坊について言われた。

「・・・非常に良いにくいのですが・・・あなたのお子さんは未熟児ではありません。
 奇形児です。」

主人はヒドクショックを受けた。
(ここから、長くなるので割愛させて頂きます。)

「まだ、生きてはいるんですが・・・」

などと色々聞かされた後、

「もし、このまま、この赤ちゃんが順調に育ったとしても世間では・・・」

と言われ、主人は已む無く、安楽死を承諾した。

596: 590(完) 2005/09/07(水) 23:02:08 ID:hLhfQ//l0
『その前に、一目でも我が子を見せてもらえないでしょうか?』

「う~ん・・・」

と医者は難しい顔をしていたが
あまりの主人の頼みに医者は承諾した。

主人は、別室に案内された。
我が子が入っているケースらしき物があった。
そして、ケースの中を見た瞬間。
背筋に恐怖が過ぎった。

顔全体に黒い毛がびっしりと生えていたのだ。
まるで一週間前に見た子供と同じように・・・。

『あの時、見た子供はもしかして・・・』

そう思いながら部屋を出ようとした瞬間、
あの声が聞こえたという。

【ぼぉおおお~くぅううう~をぉおおお~・・・】

597: 590(補足) 2005/09/07(水) 23:07:50 ID:hLhfQ//l0
私のおじさんが実際に体験した話です。
当時は医療技術がまだ未発達だったので
出産まで奇形児かどうかは分からなかったみたいです。

最後に部屋を出るときに
子供の声が聞こえたらしいのですが
おじさんだけにしか聞こえなかったらしいです。

それから2年後、再び子供を授かりました。
それからは、何事もなく平穏無事に過ごしています。
唯一体験した怖い出来事だったらしいです。

それでは以上スレ汚しスマソ

594: 本当にあった怖い名無し 2005/09/07(水) 22:58:46 ID:Hqfpfqhn0
>>590
いや~ん、怖い(震))

602: 本当にあった怖い名無し 2005/09/07(水) 23:21:47 ID:MdHQ2YmG0
>>590
怖いですね…
声のトーンとか想像しながら読んでいたらちょっと寒気がしました。
((((;゜д゜)))

571: 本当にあった怖い名無し 2005/09/07(水) 20:09:01 ID:6fyfbR2z0
感謝する人・恨む人
この話は自己責任でお願いします。

大正時代,昭和初期と鉄工所の景気が非常に良かったそうだ。
或る町にやはりそれなりの景気を誇る鉄工所があった。
何代か続いたけど,時流に取り残されて潰れてしまった。
経営者である男は負債を整理していたが,結局売れるものを全て売っても負債は片付かなかった。
責任感の強かった男は,わが子を里子に出してでも返すべき金を返そうと考えた。
結局,男はまだ幼い一人娘をG県某村に里子にだした。
里子に出された女の子はさつきちゃんと言う。
さつきちゃんはまだ11歳で,お嬢様として育てられた。
里親は彼女を奴隷のように扱い,とことんこき使ったがお嬢様育ちのさつきちゃんがまともに働けるわけはない。
彼女にとって辛い日常が続いた。
少しずつ仕事も覚え,村での生活に少し慣れてきたのが里子に出されてから3年後。さつきちゃんが14の頃だった。
慣れかけてきた生活が,ある日を境に地獄に変わった。


572: 本当にあった怖い名無し 2005/09/07(水) 20:10:55 ID:6fyfbR2z0
或る晩,彼女は夜這いを掛けられた。もちろん処女だった。
彼女は恐怖と絶望を感じ,自ら命を絶とうと考えた。
が,すこし考えた。
「このまま死んでしまっても,私が生きた証はなにも残らない。」
彼女はなにか一つのことをやり遂げてから命を絶とうと考えた。
が,毎日の労働もあり,彼女に許された自由は「考えること」
だけだった。その自由の中でなにかをやり遂げなくてはならない。
彼女は今まで自分が会った人々を「感謝する人」「恨む人」
にわけるという作業を,「なにか一つのこと」に選んだ。
一日一人ずつ「感謝する人」「恨む人」を決めていく。
自分が今まで出会った人全てを振り分けたとき,命を絶とうと決めたのだ。
果たしてそれを実行していく。
が,彼女は昔お嬢様として育てられた。社交界にも通じていたので今までに会った人の数が果てしなく多い。
最初は地道に続けていたが,次第に考えなくなる日が多くなった。

573: 本当にあった怖い名無し 2005/09/07(水) 20:11:33 ID:6fyfbR2z0
結局彼女は自分が決めたことを完遂することなく生き続けた。
そしてあの日から4年経った18歳の頃,彼女にもようやく幸せが訪れた。
恋に落ちたのだ。
隣の家に住む青年で,年は21歳。マジメで誠実と知れた人物だった。
さつきちゃんの労働態度は極めてマジメだったため,この頃には里親にも非常に気に入ってもらっていた。ふたりとも近所での評判もよかったので,結婚することが許された。そしてさつきちゃんが18の頃,二人は結婚した。
ようやくさつきちゃんにも幸せが訪れた。
そして新婚初夜を迎えた。
さつきちゃんはそこで見てはいけないものを見た。
旦那となる男の背中には,4年前にさつきちゃんがつけた傷跡がある。
そう,夜這いを掛けて彼女に死を覚悟させたのは他でもないこの男だったのだ。

さつきちゃんは困惑した。大好きだけど恨むべき人。恨むべき人だけど大好きな人。
目の前にその男がいる。彼女はこの男を殺そうという結論に達した。
そして自らも,まったく同じ方法で命を絶とうと。
彼女は翌晩,早速実行に移した。
方法は至って単純だった。彼が寝込んでから手足を縄でしばり,猿轡をした上で人気のない井戸に捨てるということ。
男を井戸に放り投げた後,自らも猿轡をかけ,手足を縛り井戸に身を投げた。
が,彼女が落ちたところには水がない。この井戸は枯れ井戸だったのだ。
男は井戸に落とされた際に頭を打って死んでいた。
が,彼女は男がクッションになり,死ねなかった。
手足をしばっていて猿轡をしているために,なにもできない。
彼女は飢えて死ぬのを待つのみとなった。
何日か過ぎると体力の消耗を感じ,少しずつ死を感じた。
極限状態になりかけたとき,彼女はあることを思い出した。

574: 本当にあった怖い名無し 2005/09/07(水) 20:12:16 ID:6fyfbR2z0
自分が「感謝する人」「恨む人」を決めていたこと。
彼女は決心した。自分はこのまま死ぬ。が,死んだときには
「感謝する人」にはおおいなる祝福を
「恨む人」には大いなる災いを与えようと。
それから1週間後に彼女は息絶えた。が,彼女の想いは今も生きている。
この話はさつきちゃんにとって,知られてはいけない過去である。
この話を知った人は「恨む人」にあたり,大いなる災いが降りかかる。
災いを避ける方法が一つだけある。自身も「感謝する人」になればよい。
これから毎朝起きたときに,G県の方を向いて
「さつきちゃん,私はあなたの味方です」と心の中で唱えて欲しい。
彼女が死ぬまでの1週間という期間,これを続ければ大いなる祝福が受けられる。
一日でも忘れたときは,貴方に大いなる災いがふりかかるでしょう。

578: 本当にあった怖い名無し 2005/09/07(水) 20:23:29 ID:6fyfbR2z0
この話は群馬県の某村であった話です。
伝説として今も残っています。

612: 本当にあった怖い名無し 2005/09/08(木) 02:49:23 ID:SXQKO7t70
心霊写真が撮れる時期
中学生の頃から18歳辺りまで、心霊写真がよく撮れる時期があった。
その頃写真を趣味にしており、バッグには常に使い捨てカメラを入れていて
ちょっといい風景だとかを見つけるとシャッターを切っていた。
24枚撮りでその中に1枚か2枚、確実に心霊写真が写ってしまう。
私自身には霊感など全く無く、遊びで心霊スポットなんかに行っても寒気すら感じない。
でも、なんでもない所で写真を撮ると霊らしきものが写る。訳の分からない状態だった。
友達にこのことを話したら見る間に有名になってしまい、
カメラを向けると本気で拒否されることになってしまった。

中三の夏休みまであと半月ほどの週末、友達の家に何人か集まり、泊まって遊ぶことになった。
話したりゲームしたり、誰と誰が付き合ってるだとか片思いの相手がどうだとかと楽しんでいたが、夜がふけると季節柄もあり怪談へと流れていった。
そうなると私の迷惑な特技、心霊写真の話になってしまう。
夕焼けに映える海辺に手がのびる、静かな小路に顔が浮かぶ、etc。
皆は怖がりながらも楽しそうに聞いていた。
すると一人(以下A子)が言い出した。「カメラ持ってきてるんでしょ? 一枚撮ってみようよ」
何が起こっても知らない、何かあっても対処できないと言っても聞き入れてもらえず、友人達の上がってしまったテンションに押し切られて、結局集合写真を撮ることに。
私以外がそれぞれポーズをとり、それにあわせてシャッターを切る。
これで写ったら怖いよね等と言いながら、皆笑っていた。
残り枚数が少なかったので適当に写真を撮って使い切った。

613: 本当にあった怖い名無し 2005/09/08(木) 02:49:58 ID:SXQKO7t70
翌日の日曜昼前に友人宅を出て、カメラを現像に出してから家へ帰り、
夕方犬の散歩のついでに写真を受け取った。
案の定、心霊写真は取れていた。その集合写真だった。
A子の右手の小指だけが写っていなかった。
慣れていたのでそれを見ても、ありがちだなぐらいにしか思わなかった。

月曜。一応その写真を持って登校し、教室に入るとA子が俯いてぶつぶつ言いながら、指を折って数を数えていた。
おはようと声をかけたが、時折首をかしげながらぶつぶつと数えているばかり。
何事か尋ねると、「数を数えられない」と言った。
訳がわからないので詳しく聞くと、夏休みまで何日か、カレンダーを見ながら指を折って数えていたが、どうしても「4の次」が言えず、小指も曲がらない。
何度数えなおしても4の次が分からないのだと。
A子に恐る恐る写真を渡すと、引きつった顔で「これのせいなの・・・?」と。
分からない、どうすれば良いのかも分からないと答えると、そうかと呟き、急に顔を上げて
「やっぱ遊びでやるとよくないね」と、見てて辛くなるくらいの、カラ元気の明るい声で笑った。

数日後、教室に入るとA子は駆け寄り、手を私の方に突き出して、
一つ一つ指を折って「1、2、3、4、5っ!」と勢いよく数えた。
「昨日帰ってから急に治った! たいしたことないじゃん!」と、今度は普通に、明るく笑った。

今でもあれは何だったのか、心霊写真のせいなのかよく分からない。
霊感というのがあれば何か掴めたのかもしれないが、今では心霊写真らしきものも撮れなくなった。
ともあれ、A子に障害が残らなくて、本当に良かったと思う。


あんまり怖くないかも。
オチなし失礼。

618: 本当にあった怖い名無し 2005/09/08(木) 07:15:13 ID:NTpkU6eq0
自分は山の近くに住んでいる。

真夜中に猫の声で起きた。
喧嘩をするような

『フゥー!!』

とうなっている鳴き声。
近所の猫が喧嘩しているのかなと思い。
カーテンを開けて外を見てみる。

猫がいた・・・
それと同時に不気味なモノがいる。
ひ・・・と?
ヒトのようなそうでないような・・・。
這いつくばっていた。
猫は一生懸命、威嚇をしているようだった。

突然、そのヒトのようなモノが動いた。
カサカサカサカサ・・・
人間がする動きじゃなった。
猫にいきなり近づいたかと思うと、
猫が腕のようなモノに捕まれるのを見た。
性格には腕というか木の根っこのような感じだった。

猫の鳴き声はしなくなった。
その不気味な存在は
カサカサカサカサと山の方に帰っていった。
怖くてその後、布団に包まっていた。

630: 本当にあった怖い名無し 2005/09/08(木) 12:49:34 ID:8owrvrF/O
幼稚園の頃、誰かのお見舞いで母親と病院に行った。
しばらく病室で話し、いい時間なので帰ることに。
母親に手をひかれて階段を降りていたが、踊り場でふと振り返ると、上階の踊り場で何人かが立ち話しているのが見えた。
そのうちの一人が、顔は老人のようにしわくちゃなのに背が異様に低く(周りにいる数人の大人の腰くらいの背丈)、
俺と目が合った瞬間、首をかしげたかと思ったらそのまま360度グルリと回した。
顎が天井を向いて通過する軌道、とでも言うのか。

成長した今、あれは俺の妄想か何かだと思ってる。それとも、首が回っちゃう病気が存在するのか?
医学に詳しい人いたら教えて下さい。

634: 俺の鬼ごっこ1/2 2005/09/08(木) 15:06:57 ID:BgfXafGd0
普通ではない鬼ごっこ
俺の出身地の「鬼ごっこ」は、いわゆる普通の「鬼ごっこ」とは全く別なもので
村の中(ものすげード田舎集落)でやる祭りを元にしていました。
 ※鬼の格好をした(腰みの、刃物、木の枝、それからツノ付のお面)村人たちが、
  火を囲んでグルグルととにかく踊り明かすんです。
  大人も子供も、皆。ほんと、お酒も飲んだりして踊るだけなんですがね。
俺が幼い頃友達としていた「鬼ごっこ」は、植物を腰に巻いて腰みのをつくり、お面を被る。
火をたき、刃物と木の枝をかざしながらそれの周りを好きに踊る。という遊びでした。

そして俺が小学校中学年になるころ、
ウチは家庭の事情で家族ごと関東圏の港町に引っ越しました。
子供ですから、そこでまた新しい友達が出来ますよね。
当たり前ですが、仲良くなったら一緒に遊ぶようになるでしょ。
そんである日俺は「今日、学校が終わったら皆で鬼ごっこしよう」って言ったんですよ。
皆は鬼ごっこに賛成してくれました。
俺は大好きな鬼ごっこが出来ると思って嬉しくなり、「じゃあ、ジンジャに4時ね」と約束しました。

635: 俺の鬼ごっこ2/2 2005/09/08(木) 15:07:31 ID:BgfXafGd0
しかし俺は準備(笑)にだいぶ手間取ってしまいました。
4時にかなり遅れて必死でジンジャに駆け込んでいった時。
集まっていた皆がすごい奇声を上げながら逃げていくんです。
もう、すごいんです、「ギャー」って。

まぁ、無理も無いですよね。
細長い葉を持つ植物の茎を何本も腰に下げて、
出来の悪い紙で出来た鬼のお面を被り、
(小ぶりとはいえ)刃物と長い木の枝を振りかざした奴がすごい勢いで走ってきたのですから。
しかも丸めた新聞紙(火種)とマッチをポケットに入れて。

もう、あたり騒然。民家に逃げ込む友人も多数。
でも逃げ遅れた友人を捕まえて、「なんで逃げんの?何かいたの??」(おまえだwwww)と
なんとか話すことが出来ました。
本当にそれが普通だと思っていたので、カルチャーショックでした。

もう数十年も前の話ですよ。

636: 本当にあった怖い名無し 2005/09/08(木) 15:20:21 ID:1KflUJD20
いまだったら警察に通報されかねんな…

644: 本当にあった怖い名無し 2005/09/09(金) 02:09:49 ID:yz26NuT20
くねくね?
今年の8月中旬の話
私は里帰りで両親と兄と妹と一緒に青森県に行ってきました
実家は結構な田舎で見渡せば田んぼ、海、山ぐらいしかない所でした

数日は自分で持ってきた暇つぶしグッズでどうにか持ちこたえてたんですけど
流石に飽きてきて兄弟で一緒に実家の周りを探索する事にしました
・・・40分ぐらい道なりに歩いては見たんですが道先を見ても
ただ田んぼが広がっているだけで何にも面白くない
とりあえず引き返そうかと兄弟で話していました
適当にぶらぶらしながら道を引き返していると
農作業を終えたお爺さんがこっちによってきました
わけのわからない私たちにお爺さんは真剣な顔で

「今日は来るからもう帰り(多分こんな意味訛ってて聞き取りにくかった)」

といってきました。来る?何が?わけのわからない私はお爺さんに

「何が来るんですか?」

と聞いてみると

「あんたら都会の方から来たね。あんたら見たいのが一番狙われやすいんだ」

的な事を言ってきました。
はぁ?見たいな気分でも話しろくに聞いてくれないので
兄弟でぶつぶつ言いながら道を引き返していきました


645: 本当にあった怖い名無し 2005/09/09(金) 02:12:34 ID:yz26NuT20
日も暮れてきて空は綺麗な茜色をしていました
後10分程度で実家の方につくというときに妙な寒気を感じました
それと同時に隣にいた兄の様子が妙な事になってきていました
首だけ後ろを向いたまま足は前を進んでいたのですが
首がガクガクと揺れていて足取りも妙な感じです
後ろにいた妹が兄の顔を見たのか

「・・・Y(兄の名前)?M(私の名前)!!Yがおかしいよ!!」

とりあえず妹を私の前にやって兄の様子を聞くと

「何処見てんのがわかんない!!黒目の位置が両目で違う!!」

妹もよっぽど怖いのかガクガク震えて泣いていました
気をとられていろうちに寒気はいっそう近くに感じました
私は決死の覚悟で後ろを振り向いてみると

646: 本当にあった怖い名無し 2005/09/09(金) 02:14:00 ID:yz26NuT20
目が悪いのではっきりとは見えなかったんですが
なにか白い物体・・・人?両手を上に上げて
人間なら曲がるはずの無い部分までグネグネと動かしながら
歩いてるわけではないのに多分こっちに近づいていました
遠近感がうまくとれずどの程度後ろにいるのかは分からなかったんですが
とりあえずそのとき無茶苦茶になった頭の中で分かった事は
アレはヤバイってこととアレはこっちに近づいてきてるってことでした
横に目をやると兄の横顔が見えました
目は何処を見てるか分からないし口は全開で涎をダラダラ流しながら
何かをブツブツ言っていました
とりあえずまだアレを見ていない妹に

「Yは私がどうにかするから振り向かないで走って家に先に帰ってて!!」

妹は

「後ろに何がいるの?Yは?!」

とりあえず私が無事だったのは目が悪かったせいだと思いますが
他の二人は普通に目がいいので妹も後ろを見ればきっと兄の二の舞になると思いました


648: 本当にあった怖い名無し 2005/09/09(金) 02:15:46 ID:yz26NuT20
「いいから!!絶対振り向いちゃ駄目だよ!!先に言って母達にこのことを伝えて!!」
よっぽど必死な顔をしてたのか分からないけど妹は頷きもせずに猛ダッシュで
私から遠ざかっていきました
私は兄の腕を掴むととりあえず出来る限りの速さで走りました
無我夢中で後ろからの寒気はどんどん近づいています
あと数百メートルで家だというとき
兄は狂ったように暴れながら
私の腕を振り解いて後ろ走りのまま私を追い抜いて家の方へ向かっていきました
1人になって物凄い恐怖を感じて
それでも我武者羅に家に向かって走っていきました
振り向いてはいないけどもうアレはもう私の10数メートル後ろに
近づいてきていたような気がします
目の前に家が見えてきました。
兄の姿は無かったけどドアが開いていたのでとりあえず駆け込んで
前を見ないように急いでドアを閉めて鍵をかけました
息切れして玄関に座り込んで安堵している私の呼吸は止まりそうになりました
ドアを挟んだ外からはまだアレの気配がするのです
とても近くにいてもうだめだそう思ったときに母がやってきて放心状態の私の手を掴んで
居間の方に運びました

649: 本当にあった怖い名無し 2005/09/09(金) 02:17:24 ID:yz26NuT20
「M?M!?平気?大丈夫か?!」
両親と親戚の声がしました
うつろな目でみんなの顔を見ていると・・・・兄の姿はありませんでした
息切れして汗びっしょりになりながら
「ねぇ・・・Y・・は?」
一瞬間があいてから私はそれでも周りに尋ねました
「ねぇ私より・・先に・・走っていったんだけど・・Yは?」
両親は多分泣いていました。親戚達は一呼吸おいてから
「もう少し夜がふけたら探しに行くからMは心配しないで休んでな」
といっていました。手を引っ張られながら
布団の引いてある部屋に行くと妹が横で寝ていました
となりには兄の分であろう布団も引いてありました
兄は・・?考えたくても意識は薄れていってしまって
気がつくと朝になっていました

651: 本当にあった怖い名無し 2005/09/09(金) 02:18:46 ID:yz26NuT20
それでもまだ兄の姿はありませんでした
妹はまだ横で寝ています
親戚はいなくて母だけが今でポツンとしていました
「母・・Yは?」
母は振り向かないで
「見つかったよ。今病院に連れてってる」
兄はある山のふもとに倒れていたそうです
そこの山からここまでは結構な距離があるのですが近所に人が見つけたそうです
兄は精神不安定という事で数週間青森の方の病院にお世話になりました
私はお見舞いに行かせてもらえなかったのですが数日は
あの狂った状態でそのあと数日は寝込んでしまいそして精神は安定しました
そして土曜日に帰ってきましたがあの時の事は一切覚えていないそうです
アレについて母に聞いても親戚に聞いても誰も教えてくれませんでした
2ちゃんねるを見て思い出したのですがこれが噂の『くねくね』なのでしょうか?
長々とすいませんでした









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