第69話「黒田マリア」

うれしいですね…。ようやっと来てくれるわけですから。怜人さん、人類を救うためにメイティングをする。男性ホルモン受信中しちまうぜェ！

…ってことで、龍造寺朱音、黒田マリア、ルー・ビンビン、アナスタシア姫、橘絵理沙の5人がメイティング候補。絵理沙だけちょ～～～～～～～～っとやる気がないというか、どこかツンツンしててアレだし、そもそも怜人の頭の中にはきっと、周防さんがよぎっているわけなので、精神的にあまりよろしくない状況ではあるものの…果たして、どうなるんかな？

まあまずは最初の黒田マリアに期待するしかないぜ…。

黒田マリアという女性について

周防さんの後任としてやってきた専属担当官であり、あの天才児・ちふゆちゃんの姉。怜人のお世話をするという役目よりも、研究者よりの人間で怜人のMKウイルス研究の手伝いをするのが目的に近い。

髪はボッサボサ。そして衣装もどこかだらしなさを感じる。…まあそれがそそられる部分ではあるものの、そもそも男性に対してどこか億劫というか苦手意識はありそうな子。なのでしっかりと男性側…怜人がサポートしてあげなきゃダメだぞ！

いや違った…ふとしたハプニングでした。集英社的に言うならば、リトさん病です。これはもう避けられぬラッキーハプニング

彼女をおめかししよう

男性に貪欲メンバーが揃うこの世界において、ファッションも恋愛も苦手な黒田マリアさんは逆に、逆に好感が持てるって思う人多いかもしれません。自分もその一人。

特に、こういう子にしてあげたいのは、自分がおめかししてあげること。女の子を際立たせる…言うなれば、自分色に彼女を染め上げていく楽しさ、嬉しさというものがあるわけですよ。

そんなわけでファッションデート敢行！…そもそも顔も良いスタイルも良い子なので、間違いなくヒットするだろうと思ってたけども…なんかすげー可愛いなオイ！

自信ないけど褒めてもらえてうれしいっていう気持ちの現れ…2着目の表情はほんとにたまらんぜよ。

…うんうん、いい流れ来てます。メイティングを事務作業だと怜人が考えてるんじゃないかとちょっと不安になったけども、ちゃんとマリアさん、エスコートしてます。ちゃんとデートしてます。この異性とデートなんか絶対にできないと言われている世界ですごく楽しそうにデートしてます。怜人やるじゃねェか！

そして訪れる、アレ…

マ？ママ？ママプレイするんか！？いやこれまもしかしたらマ○○の流れ…

じゃなくて、マリアと呼んでほしかったらしい。勇気を出して出た、怜人へのお願いというのが、呼び捨て…なんて健気！このご時世、すごい控えめな子だったとして、きっと究極のお願いってメイティングだと思うんですよ。たぶん緊張して緊張して、そしてなんとかメイティングしてって言えて…。マリアさんもそうなるかと思ってました。そんなことねェ！名前呼び捨てしてっていうだけですげェ緊張してたやないの！！！

はぁ～～～～～…なんて貴重な存在。この淫らな世界で、こうも純粋無垢な子が存在しているという奇跡。涙もんですね…。なんかもう、感動しちゃいました。

やれメイティングだーやれメイティングだー、やれコールドスリープで過去の男の前でメイティングだー…それでいて何もしねェ怜人に対して暴言の数々…ホントすいませんでした。怜人はこういう純愛モノの展開をよろしくお願いします！…あ、でもこのまま黒田マリアさんといろいろしちゃってもいいんですよ…。

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