未成年の女子
昭和以降のオカルト本では、池袋の女事件に対して
「村の女は共同体共有のものであるという若い衆たちの意識により、投石やいたずらがなされた」と解釈していた。
また文明開化後の明治7年には、神奈川県の庶民の家でポルターガイスト現象が起こっている。このケースも
該当の家には未成年の女子がいた。不思議なことに、口が不自由な女子であったが、ポルターガイストで行方不明になった物品の行方を聞くと指をさしてその在処を教えたという。なぜ彼女には解ったのであろうか。
また、欧米ではラップ音で霊と交信したというフォックス姉妹の例も有名だ。後年、フォックス姉妹は自らの関節を鳴らしてラップ音を創りだしたとカミングアウトしたが、なぜか
このケースも未成年の女子が絡んでいるのが不思議である。
処女性と巫女性
世の東西を問わずして、
ポルターガイスト事件には未成年の女子が絡む事が多い。筆者は以前からその
処女性にポルターガイストを引き起こす巫女性が含有されているのではないかと睨んでいた。我々日本人が卑弥呼の時代から女子を神の代弁者として崇め、その処女性に神意を見出してきたのは
処女に付随するサイキックパワーを感じていたのかもしれない。
大塚英志の名著に「少女民俗学」というものがあるが、日本という国は処女という巫女によって連綿と守護されてきたのかもしれない。処女膜貫通という岩戸開きがなされていない少女になぜ人々は神の力を見出すことが出来たのだろうか。岩戸開きがなされていないからこそ、不思議な力を発する存在と解釈されたのであろうか。
妹の力
太平洋戦争中も、我々日本人は「妹の力」を真剣に信じていた。出征する兵士たちは妹の陰毛を持つことによって敵の銃弾を避ける事ができると考えたのだ。
「原始女性は太陽であった」とかの平塚らいてうは明言したが、アニオタを中心に広がる「妹萌え」、「巫女萌え」は飢えたる時代の華麗なる救世主への渇望なのだろうか。
処女は21世紀の日本を救う。
文:
山口敏太郎
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