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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『もしライトが点いていたら』『押入れの人形』『ゴム草履』他 | 不思議.net

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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『もしライトが点いていたら』『押入れの人形』『ゴム草履』他

2019年09月12日:23:00

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874: 本当にあった怖い名無し 2005/10/06(木) 15:20:36 ID:RWYnVDENO
もしライトが点いていたら
高校の頃の話。

実家から学校までは自転車で2、30分かかった。バス等の交通手段もあったが、
あまり親に負担をかけたくなかったから、余程の理由が無い限り自転車で通学してた。
田舎なので学校までのルートは東西に流れる川を挟んで、南北二つのルートに絞られていた。
一つは川の北側、国道(県道?)を通るルート。
夜でも交通量は多く、一部を除いて民家や店が途切れる事もない。
もう一方は川の南側、国道とは反対に民家が密集している箇所が一部だけで、あとは田園と、
鬱蒼とした森の中を抜ける山に面したルートだった。夜になると歩いてる人や自転車の人など皆無で、
車一台とすれ違っても珍しい、と思うレベルの交通量。
街灯一つなく余りに暗いので幽霊が出るだの何だの言うヤツもいた。
だから皆恐がって、陽が落ちてからそこを通る学生はいなかった。
でも俺は幼い頃からその森を親父とサイクリングしていて慣れていたし、
森の中をライトを消して月明かりだけを頼りに、川の音を聞きながらのんびり帰るのが好きだった。
太い木の逞しい枝が折り重なってアーチを作ってる所もあって、
ちょっとだけ幻想的な感じがして俺はとても気に入っていた。

引用元: 死ぬほど洒落にならない怖い話集めてみない?110

引用元: 死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?111

875: 本当にあった怖い名無し 2005/10/06(木) 15:30:53 ID:RWYnVDENO
その日も部活が終わり、いつものたまり場で、「台風が近づいてるけど、明日は休みにならないかな」等と、
友達と下らない話をしながらダラダラしているとアっと言う間に九時を過ぎた。
生暖かい風も強くなって来たので解散する事にした。

俺はいつも通り森のルートを選んだのだが空は雲が低くたちこめていて、
集落を抜けた辺りで本当に何も見えなくなった。さすがにライトを点けようと思い、
足で操作したが(自家発電のタイプね)、電球が切れているのか反応がない。
引き返そうかとも思ったが、めんどくさいし雨が降る前に帰りたかったからそのまま進んだ。
暗いのは暗いのだが視界ゼロというわけではなく、眼が慣れてくると辺りをボンヤリと把握する事が出来た。
大丈夫だ、と思い地面に視線を落としていつもの調子で田園を抜けた。
森の入り口まで来た時にどうもいつもと感じが違う気がした。
が、今まで怖いメにあった事もないし、気のせいだと自分に言い聞かせ、森に入った。

向かい風が強くなって来てペダルが重くなったが頑張って漕いだ。

876: 本当にあった怖い名無し 2005/10/06(木) 15:41:36 ID:RWYnVDENO
向かい風が強くなって来てペダルが重くなったが、頑張って漕いだ。
少し進むと風に混じって嫌な匂いがした。
ウエっ!とか思いながら何の匂いだろう?と、考えた時、
前方の闇の中に、ボウッと黒い何かの輪郭が浮かびあがるのが見えた気がした。
「えっ?」と思った次の瞬間、何かに左肩を思いっきり掴まれた。

今までその森を怖いと思った事は一度もないが、その時ばかりは「ヒッ!」っと声にならない声をあげて全力でペダルを漕いだ。

『ついに俺も心霊体験をしてしまった。ついて来られたらどうしよう』
などと異常なほどパニくりながら自転車を漕いだ。
相変わらず視界は無いに等しいが構ってられなかった。道は真っすぐだし充分な幅があったが、
どうにも背後がうすら寒くてしょうがない。後ろに誰か乗ってる気がする。
しかし振り返って確かめる事も出来なかった。なぜか必死に飼い犬の名前を叫びながら猛ダッシュした。


883: 本当にあった怖い名無し 2005/10/06(木) 19:01:33 ID:RWYnVDENO
森を抜け、やっと民家の明かりが見え始めると少し安心出来た。しかしまだ振り返って確認する勇気はない。
北側ルートと南側ルートの合流点になる、大きな橋の袂のコンビニの前に来て初めて振り返ってみた。
…誰も後ろに乗ってないし、ついてきてもいなかった。
ホッと胸を撫で下ろし、コンビニに入った。
店員さんの「いらっしゃいませ」という挨拶がこの時程嬉しいと思った事はない。
雑誌コーナーに友人カップルがいた。
俺の顔を見て「顔が真っ白で変」と笑ってくれたので、俺も笑い返す余裕が出てきた。が…

「肩、汚れてるよ」と指摘され、一気に血の気がひくのがわかった。
バッと左肩を見ると少量の泥のような物がついていた。
即座にカッターシャツを拭ぐと、外のごみ箱に叩き込んだ。
「何やってんの!?」と突っ込まれたが、引きつった笑顔でごまかして家に逃げ帰った。
母ちゃんにシャツはどうしたの?と聞かれたが、学校に忘れて来たとしか言えなかった。

フロに入り、ご飯を食べると人心地つけた。
…よくよく考えてみれば、強風で何かが飛んで来て当たっただけかも知れない。
そう思うと、そうとしか考えられなくなり、急に恥ずかしくなった。

しかし、やはり若干怖いので、普段は姉と寝ている犬を自分の部屋に連れ込んで一緒に寝た。

880: ラスト 2005/10/06(木) 16:10:29 ID:RWYnVDENO
翌朝。残念ながら台風の直撃はならず、雨は降っていたが学校は休校にはならなかった。

犬がいてくれたおかげで安心して寝る事が出来たし、
目が覚めると昨日の事は気のせいだと思えるようになった。
朝メシを食べていつものように傘をさして自転車に乗って家を出た。
朝は普通に南ルートから通学してる人も多いから、俺も南から行こうかと思ったが、
やはりまだ少し気になるので無難に北ルートの国道から行く事にした。
途中、北側から川を挟んだ南側を伺えるポイントがあるのだが、そこから森の方を見た。
いつもと変わらない、鬱蒼と茂った森と田園が見えた。

変わらなく見えただけだった。

その日の昼休みにはうちのクラスまで話は伝わって来た。
俺の1コ下の奴の兄貴(以下、兄)が新聞配達をしていた時に見つけてしまったらしい。
兄の受け持ちは俺の実家のある地域(A)から南ルートの森を抜けた小さな集落(B)。
さらにそこを抜けた町中の一部までだったそうだ。

兄はいつものようにカブで(A)を配り終え、(B)に向かって森を抜けようとした時に見つけてしまった。

大木の枝で首を吊ってる自殺体だった。

兄はすぐに警察と自分の家に知らせた。恐らく午前五時半過ぎくらいに発見したのではないだろうか。

自殺したのが誰で、いつからそこにぶら下がっていたかは後で知る事になるのだが、
正確な場所まではあえて聞かない事にした。

…ありえない話だが、
もし、あの時俺が左肩を掴まれたと思ったのは、掴まれたのではなく、自殺体の…
もし、ライトが点いていて、俺が発見する事になっていたら…

そう考えると今でもゾッとする。あれから数年経つが、あれ以来南ルートは通ってない。

881: 本当にあった怖い名無し 2005/10/06(木) 18:31:29 ID:EyC/7eWHO
もしかしたら…。
通り掛かった時はまだ生きてて、助けてほしくて肩掴んだんじゃない?

890: 本当にあった怖い名無し 2005/10/06(木) 19:29:40 ID:RWYnVDENO
>>881
見逃してた…orz

実際はどうかわからないけど、俺は足が当たったのかな、と思ってる。
本当に風で飛んで来た何かが当たったのかも知れないし…

真相はわからない。

878: 本当にあった怖い名無し 2005/10/06(木) 15:58:45 ID:TDTme9+j0
ホテルのフロア
518 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2005/10/04(火) 18:01:21 ID:5Wm61UjW0
昔働いてたホテルでの話し。

都心にある結構でかいホテルだったんだけど、いわゆる“出る”フロアがあった。
霊感なんで全然ないし、信じてもいない俺は普通に働いてたんだけど、あるとき、お客さんをそのフロアの客室に案内すると
「この部屋は、いえ、このフロアはやめて下さい」
とのこと。結局、部屋は変更したんだけど、その客さんは霊感が強いらしく、
「ホテルに入ったときは何も感じなかったけど、エレベーターを降りてそのフロアに入ったときから、嫌な感じがした。部屋の前まで来たらもう耐えられなかった。
よく普通に働けますね」
と言っていた。

満室ともなれば1000人以上泊まれるホテルなので、宿泊中に病気や怪我をする人もいなくはない。あるときモーニングコールを何度鳴らしても、おきてこない客がいるという。部屋まで行き、チャイムを鳴らしても無反応。マスターキーでドアを開けても、チェーンがかかっていて入れない。声をかけても反応がないので、警備員を呼び、チェーンを切って部屋に侵入すると、ベッドの上で寝ているお客さん。しかし、肩を揺すっても、反応はなし。お亡くなりになっていたようだ。後から確認すると、まさに、“出る”フロアの上記の客に嫌がられた部屋だった。

879: 本当にあった怖い名無し 2005/10/06(木) 15:59:25 ID:TDTme9+j0
519 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2005/10/04(火) 18:02:06 ID:5Wm61UjW0
警察に届け、事の顛末を話し、仕事が終わると、支配人から「昼飯を食おう」とのお誘い。支配人からは、この話を口外しないことように、とのことだった。自分が「あの部屋は何かあるんですか? 以前、あの部屋に案内したお客さんから、部屋の変更を強く求められたこともあります」
と、訊くと、支配人は
「自分もまだここに来てないころの話だから、詳しくは知らないが、ホテルができた直後のころに、あの部屋に泊まっていた客が、突然発狂して自殺したらしい。お払いしたり、お札を貼ったりしてるけど、あのフロアは急病とか怪我のトラブルは他より多い。今回みたいなのは初めてだが・・・。」

そのフロアでの宿泊で部屋の変更を求める客は結構多く、また、隣の部屋に宿泊した客から、隣がうるさいからなんとかしてくれ、とのクレームを受けたが、その部屋には誰もいない、ということも何度かあるそうだ。

その後の話は噂でしか知らないが、そのフロアで死んだお客さんの死因は結局わからなかったらしい。また、自分が辞めるころ、各フロアを順番に内装のリニューアルを行ったが、そのフロアは最後の最後まで手をつけていなかった。

もうなくなってしまったホテルなので、時効かなと思い書いて見ました。

884: 夢 1/4 2005/10/06(木) 19:17:04 ID:P6uYpIaD0
血まみれ
これは僕が中学生の時に体験した出来事です。
事件のあった場所は山梨県のある湖畔で、当時僕達は林間合宿でコテージのようなプレハブのような所に泊まりに来ていました。
そこはあまり公にはされてはいませんが入水自殺が結構多い場所でして、当時(今もですがw)怖いものが好きだった僕達は密かに夜、何かが起こるんじゃないかと楽しみにしていました。

食事や、キャンプファイヤーなんかも終わって、それぞれ 自分たちの班のコテージに戻ってごろごろ話をしていた時に、僕の友人が冗談で「最後に寝た奴は湖に連れて行かれる」とかそんなことを言いました。みんな笑って「じゃあ●●だな~」とか「えー××だよ!!」とか言っていたような気がします。
そうこうして喋り疲れて、段々とみんな寝ていきました。僕はよく隣の奴と「△△、もう寝た?」とかそんな事言っていたような気がします。そうこうする内に眠くなって、僕も寝ました。
最後まで誰が起きていたのかは、よく覚えていません。
  その夜、夢を見ました。

885: 夢 2/4 2005/10/06(木) 19:17:56 ID:P6uYpIaD0
僕は気が付けば猫になっていたのです。
それも「人間」である僕が「猫」になったという事を自覚している訳ではなく、「猫」でいるのが当然のような気持ちでした。
夢の中で僕は(詳細はあまり覚えていませんが)ネズミを追っかけていました。心身共に(夢で心身共にと言うのも可笑しいですが)
猫になりきった僕は、目の前のネズミを追いかけずにはいられず、ひたすらネズミを追っかけていました。
夢の中ですが、とても興奮して追いかけていたような気がします。

886: 夢 3/4 2005/10/06(木) 19:19:01 ID:P6uYpIaD0
夢の中でネズミを追いかけている最中に僕は突然起こされました。
寝ぼけて回りを見まわすと、コテージ内の殆どみんな(たしか5~6人)が心配そうな目で僕を見ていました。僕の横には隣で寝ていた△△が、僕をつかんで話さないと言うような姿勢になっていました。
なんでみんなそんな僕を見ているのだろう、と気になりました。
ですが、自分の手を見てびっくりしました。

自分の手の爪が剥がれそうな位擦り減って血まみれになり、壁には自分の手の爪が引っ掻いたであろう爪あとがびっしり出来ていました。
その晩は先生に寝ぼけたと言うことで治療をしてもらい、以降何も起こりませんでした。ですが、後日気が付いたのですが、自分が引っ掻いていた壁の向こう側は、湖へと続く道になっていたのです。
これが幽霊の仕業か単なる寝ボケかは判断しかねますが、仮に寝ぼけたとして、自分の手が血まみれになる位寝ぼけるなんてこと、あるのでしょうか?
どちらにしろ、不思議な体験でした。

888: 夢 4/4 2005/10/06(木) 19:20:32 ID:P6uYpIaD0
以上で僕の体験談を終わります。
あと、後日談ですが、この体験がきっかけかどうかはともかく、
卒業文集の「なんでもランキング」とかいう特集で、
「宇宙人に誘拐されそうな人1位」に選ばれましたorz
長文、失礼しました。

949: 本当にあった怖い名無し 2005/10/08(土) 01:43:12 ID:e0yVogaXO
押入れの人形
私が昔体験した話です。

私がまだ小学生だった頃、父方の祖父の家に遊びに行くのが常でした。祖母は私が生まれる前に他界したそうで、そんなわけか祖父は幼い私によくしてくれました。私もそんな優しい祖父にべったりでした。お爺ちゃん子というやつですね。
ある日、祖父と二人でかくれんぼをすることになり、家の二階、奥の部屋にある押し入れに隠れました。
そこは当然真っ暗で、私は見つからないようにと息を潜めていると

トントントン。

突然押し入れの外から、誰かが階段を登ってくる音が聞こえてきます。
「もう来ちゃったの?見つかっちゃうよ~。」なんて思いながら、見つからないように奥の方へと進みました。

中は結構広いらしく、私が立って歩ける程度の高さなのです。暗闇に目が慣れてきた私は、物にぶつからないようにと周りを見渡しながら隠れられそうな隙間を探しました。


一端切りますね。

950: 949 2005/10/08(土) 01:46:01 ID:e0yVogaXO
>>949続きです。

と、その時。押し入れの前でガサガサと音が。私は咄嗟に近くにあった布切れを被り、息を止めました。当時キョンシーを見ていた影響でしょうか。(笑)
その瞬間、押し入れが開きました。でも、何か違和感が。なぜか一言も話す声が聞こえない。つい恐くなってしまい、「お爺ちゃん!」と声を上げ、布切れから飛び出ました。
次に私が見た光景は、ただ真っ暗な押し入れの壁でした。確かに押し入れが開いたはずなのに…。

そう思っていると、また階段を登ってくる音が聞こえて、私を呼ぶ祖父の声が聞こえてきました。
そのすぐ後に押し入れが開き、そこには私の大好きな祖父が。でも、何か様子がおかしい。そう思ったと同時に。
「おんしはここにおったらあかん!」
そう怒鳴りながら、私に向かってお守りを投げ付けてきました。私はもう何が何だかわからなく、ただただ泣いていました。
その後私は押し入れから降ろされ、「ここは危ないからきちゃいかんよ」そう言い、祖父と一階に下りていきました。

一端切りますね。

951: 949 2005/10/08(土) 01:47:47 ID:e0yVogaXO
>>950続きです。

その当時は、私が悪い事をしたから怒られたのだと思っていたのですが、祖父が他界し、家を取り壊した際にその理由がわかりました。
あの押し入れの中からは、布に包まれたひとつの人形があったそうです。その人形はボロボロで、背の部分にはお札らしき紙の切れ端が。
父は何かを知っているのか、それを見た途端に顔色を変え、すぐ様お寺に連絡をしていました。
10分ほどしてお坊さんが到着し、私と母は一足先に家への帰路に着きました。
詳しいことは教えてもらえなかったのですが、当時私が被っていた布が、その人形を包んでいたものだったそうです。
その人形は、昔私の家系に代々伝わる依り代(?)で、数々の不幸を受け止めてくれたありがたい物だそう。それが受け切れなくなって、私が人形の代わりに不幸を流す所だったらしいです。

母曰く、「もう少し遅かったら、あんたはあの人形みたいになってたかもしれないねぇ…」だそうで。
私が高校に上がってからだったのですが、何よりも母の一言が洒落になりませんでした…。

952: 949 2005/10/08(土) 01:49:01 ID:e0yVogaXO
以上が私の体験です。携帯厨なので、見づらくなってるかもしれませんが…。

958: 本当にあった怖い名無し 2005/10/08(土) 07:16:33 ID:9CuYXOcTO
>>950
おんし=お前、あなた、だよね?
土佐っ子ですか?しかもかなり昔の方言な感じ。

960: 949 2005/10/08(土) 07:54:34 ID:e0yVogaXO
>>958さん
そうです。お前という意味ですね。
あの喋り方は祖父だけでした。父は関西弁でしたし…なにか関係があるのでしょうか。今となってはもう聞けないです。

954: 本当にあった怖い名無し 2005/10/08(土) 01:58:15 ID:KzysNN/v0
>>949->>952
怖いよ!!乙

43: 本当にあった怖い名無し 2005/10/09(日) 03:23:10 ID:T8Gn/n320
ゴム草履
幽霊とか超常現象とかは出てこないんだけど怖い話を。
大学時代の友人Yの実体験談です。

YはH県の結構DOQNな生徒が多いことで知られる高校の出で、結構夜中まで友達とつるんで出歩くなんてのは日常茶飯事だったらしい。
そのYが夏のある夜、暇にまかせて友人と二人で最寄りの『丑の刻参り』でプチ有名な神社に肝試しというより空振り前提の呪い覗きに行くことにした。
Yの本当の目的は同行の友人の怖がり様をからかう事だったらしいが、実際に現地に行ってみると境内までの道には明かりらしい明かりも無く、かと言ってライトを点せば本当に呪いを行っている人がいた場合に気づかれてしまうので、Y当人も結構ビビリながら暗い中を進んで行った。
(夜中に呪いの釘打ちが出来るぐらいだから、少なくとも当時は
それなりに民家から離れた場所だった模様)

44: 本当にあった怖い名無し 2005/10/09(日) 03:23:50 ID:T8Gn/n320
紆余曲折の末、目的の場所に着くと、
なんとそこには本当に白装束に身を包んだ女がいて、どうやら正にこれから儀式を始めようというところだった。
Yは結構オカルト関係の事が好きで、この手の呪い(厭魅)は儀式を他人に見られると効果が無くなる、或いは術者本人に呪いが跳ね返るといった話を知っていた上、何よりその女の格好から本気度が高い事が窺い知れたので、これはヤバイと思って即時撤退を決意した。

そしてその意思を伝えようとして友人に手をかけたところ、その友人は完全にテンパっていたらしく、途端に悲鳴を上げて我先に逃げ出してしまった。
この悲鳴に今度はYが驚いて立ち竦み、直ぐに我に返って境内の方を見ると例の白装束の女が自分目掛けて物凄い勢いで走って来るのが見えた。

これにはYも完全に魂消て、友人に続いて逃げ出したのだが、如何せん、こんな事態は予想していなかったYはゴム草履を履いており思うように走れない。
それでも掴まったら何をされるか分からないという思いから必死に走り、どうにかこうにか振り切ることが出来た。
ただ、片方の草履は逃げる途中で脱げてしまい、帰途は随分と歩き難かったそうだ。

45: 本当にあった怖い名無し 2005/10/09(日) 03:24:25 ID:T8Gn/n320
翌日、Yは自分を置き去りにして逃げた友人に怒りをぶつける一方、途中で脱げた草履が気になって仕方が無かった。
まさか犬でもあるまいし、その臭いを手がかりに件の女が現れるなんて事は有ろう筈も無いのだが、そこは心にやましいものがある時の人間心理の常で、Yは友人を連れて再び例の神社へ草履を回収しに行くことにした。

無論、昼間の明るい内の事だったが、それでも警戒しながら捜索の足を進める二人。
しかし、何しろ夜間の、しかも必死の逃亡の最中で脱げたので草履が何処らへんに落ちているものか見当もつかない。
結局、草履が見つからないまま神社に着いてしまった。

不思議なもので、こうなると好奇心が頭をもたげ、二人はあの女が儀式を続行したかどうかが知りたくなり、藁人形か何かが打ち付けられてはいないかと草履そっちのけで境内の木に異常を捜し始めた。

そして結果として異常は発見された。
とある一本の木にYのゴム草履が滅茶苦茶に釘を打ち込まれて発見されたのだった。

46: 本当にあった怖い名無し 2005/10/09(日) 03:34:04 ID:x99vTfDt0
コエエヨ

92: 本当にあった怖い名無し 2005/10/09(日) 18:15:09 ID:y1VA59rrO
実体験ですが、ありがちな話しかもしれないんですけど?
3年前のお盆に地元の友達と4人(俺をいれて)で肝試しに火葬場に行ったんです。
んで全員、霊感は無いくせにビビりな男なんで一緒に火葬場まで歩いていきました。
途中一応使い捨てカメラを俺が持参してて何枚か歩きながら撮ってたんですが、火葬場に着くとすでに別の友達グループがいたこともあり、みんなでふざけて写真をとりまくって特になにもなく帰ったんです。
2~3日して現像に持って行きみんなで出来上がった写真を見て必死こいて霊を探したんですけど当然なにも霊らしきものはいなかったんです。
しかし一枚の写真に違和感を感じたんです。
その写真は俺達が笑いながら歩いてる後姿が写ってるんですけど、何かおかしい、でもその何かがわからないっ思ってるとふと気付いたんです。
4人しかいないのに写真には俺達4人の後姿を5メートルくらい離れたところから写してる、と。しかも俺の手にはカメラが…

87: 本当にあった怖い名無し 2005/10/09(日) 17:51:01 ID:yMwMCoUi0
人には言わないでね
高校時代6人で旅行に行った、旅行っても近場で自宅から1時間くらいのところにあるホテル。
そこに行くまでには森みたいな所を通るんだけど自称霊感がある友人3人は「あの木の陰にいる~」「こっちを見てる~」「見える?ほらあそこにも」ってかなり盛り上がってた、肝試しに来たわけじゃないんだけどね。

まぁいつもの事なので「ふ~~ん」ってほっといた。
ホテルに着くと大きめの部屋に案内され荷物を置いた。

友人3人はクローゼットとかベットのしたとか部屋中を調べて「この部屋は大丈夫だね」って確認しあってた。
夕食までに時間があったので中庭にでてゆっくりしようと言う事になった霊感有り友人達は綺麗だね~なんてベンチに座って話してる。
私と後の2人はちょっと離れたところで話をしていた。
夕日が綺麗だな~って思ってたらなにやら右手が重い。
「えっ」って思って右手をみたら知らないおじさんがしがみついてる
首を少し傾げ下から覗き込むように笑っているのかいないのか分らない口元
誰も反応なし、って事はこのおじさんの事が見えていない?
私は霊感有り友人たちとおじさんを交互に見た、にっこり笑って手なんか振って
くれてる。やっぱり見えてない!!
「ひぃっっ」って思った時に一緒にいた2人の1人が右腕を掴んで
「大丈夫?  男?女?」って呟いた。
私は「男……おじさん」としか答えられなかった。

友人は私の腕をつかんでホテルの中に引っ張って行ってくれた。
「たぶん『あれ』はあそにしかいられないからホテルの中なら大丈夫だよそんなに悪いものじゃにと思うし……腕しか見えなくて腕が細いから男か女か分らなかったよ」って、そして「あんまり人には言わないでね」って寂しそうに笑ってた。










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