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地中海に浮かぶスペイン・マヨルカ島のプッチプニェントで、3200年前の青銅器時代の剣が発掘されたそうだ。
剣が発掘された遺跡「タライオット・デル・セラール・デ・セス・アベージェス(Talaiot del Serral de ses Abelles)」は、紀元前1000〜6000年のタライオットという巨石で有名な地。
遺跡が最初に調査されたのは1950年で、その7年後に紀元前1200年頃の非常に保存状態の優れた遺構が発見されている。
剣は先端以外は地面に食い込んでいたが、年代を考えると驚くほど保存状態が良好だとのこと。この遺跡から発掘された数少ない武器である。
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Descubren en Puigpunyent una espada de bronce del ano 1200 ACEl equipo de arqueologos que trabaja en el Talaiot del Serral de ses Abelles de Puigpunyent ha descubierto una espada de bronce del ano 1200 antes de Cristo http://bit.ly/2NH784I
Diario de Mallorcaさんの投稿 2019年8月30日金曜日
博物館の開設準備を進めていた専門家が予想外の大発見!
じつは発掘場所は以前すでに調査されていたところで、博物館を開設するための準備を進めているときに発見されたとのこと。
何かが見つかるなどまったく期待されていなかったので、予想外の大発見だったそうだ。
タライオット文化の剣はわずか10振りしか見つかっておらず、いずれも農家や建築業者によって偶然発見された。
今回の発見も偶然によるものだが、きちんとした考古学者によるものであるために、これまでとは一味違う。
というのも一般人によって発見された遺物は、発見場所や発見方法が明確でないためにきちんとした研究ができないからだ。
今回の剣であれば、そのような残念な点はない。なにしろ発掘直後の映像までしっかり撮影されているのだ。
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タライオットで執り行われていた古代儀式の供物だった可能性
研究者は、剣が意図的に置かれたものであることを確信しているそうだ。
この点に加えてタライオットでは儀式が催されていたと考えられていることもあり、剣は供物だったのではと推測されている。
タライオットには砦のような役割があったという学説もあるが、いずれにせよ剣が貴族のような位の高い人物のものだったであろうことについては、専門家の間で意見の一致を見ている。
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発見にまつわるどんな事柄であっても、当時のタライオット文化をうかがい知る手がかりになる。
もしかしたらこの発見から、剣は伝統的な品であり、それゆえに正式な供物であった可能性が裏付けられるかもしれない。
いずれにせよ、青銅器時代をおおっている分厚い霧を見通すチャンスにはなるだろう。
タライオット時代の文化、彼らの宗教的価値観、あるいは当時の武器といったことまで、過去に埋もれてしまった事実を光で照らしてくれるに違いない。
最終的に剣はマヨルカ博物館で所蔵されることになるそうだ。
Menorca Talayot
References:Facebook / All thats interesting / Whats new 2dayなど / written by hiroching / edited by usagi
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コメント
1. 匿名処理班
この剣を抜いた者が勇者…
2. 匿名処理班
青白い刀剣というのも美しい物やな
3. 匿名処理班
すごい!素晴らしい!綺麗!
錆でボロボロな状態では無く、こんなに綺麗な銅剣は、なかなかお目にかかれない
神の手の仕業でないのであれば奇跡的だ!
4. 匿名処理班
くそっ、左腕が疼くと思っていたら・・・
こんな厄介な物を掘り出しちまったのか !
5.
6. 匿名処理班
考古学的にも重要なものなんだろうけど
なんで綺麗に残ったのかのメカニズムも知りたい
7. 匿名処理班
これ出来たばかりの当時は全体が金色に光り輝く剣だったんだろうなあ
8. 匿名処理班
乾燥した土地だからなのかすごく綺麗に残ったな
折れているけど断面も調査できるからいいかも
9. 匿名処理班
島民は投石で名を馳せていたということは裏返せばそれ以外の武器に乏しかったわけで、発掘例が少ないことからもこの銅剣はミケーネ時代のギリシャやエジプト、ヒッタイト等からの輸入品だったのかも
10. 匿名処理班
※3
※6
青銅は『青いもの覆われている事自体が』、長い年月をかけて錆びているということなのだ。
では、青銅は本来どのような色をしているかというと、君たちの財布の中にある、現代日本で流通している10円玉を手にとって良く見てみるといい。
新しいものは赤銅色で、昭和の末期頃に鋳造された10円は茶色くなっているはずだ。錆びついていない青銅剣は、それらとだいたい同じ色だ。
ただし、青銅は錫の含有量によって色が幾分変化する。たとえば錫の含有量が多ければ銀色に近くなり(故に銅鏡は錫の含有量を多くして作る)、錫の含有量が小さければ赤みと暗みが強い色に変化するので、10円玉と完全に同じ色というわけではない点には注意が必要だな。
そもそも青銅を覆ういサビっちゅーのは『緑青(ろくしょう)』といい、これが被膜の役割を果たすために内部までサビが侵食せず、鉄器や鋼と違ってボロボロにならずに済むからな。
故に、青銅器であれば、これぐらい昔のものでも、それ以上昔のものでも、きちんと形が残っていてもそんなに不思議なことではないのだぞ。
(あくまでも素材的な意味で、だけれどもな。青銅器は、盗掘や戦争で失ったり、破壊されることのほうが多いから)
11. 匿名処理班
盥夫
12. 匿名処理班
すごいね!途中で折れてるけど、一体成型なのかな!?
13. 匿名処理班
うちの包丁とあまり変わらない道具を使ってたみたいだ。
なのにどうして滅んじゃったんだろう
14. 匿名処理班
日本で出土した青銅製の直刀と似てるね。
柄の部分とか。