335「市原ゴルフガーデン」の鉄柱が民家に倒れた事故。間もなく台風上陸から1カ月となるが、倒壊した鉄柱はその場に残ったまま。住宅被害を受けた住民らは「鉄柱が重みで沈んできている」と切実な現状を訴え、一刻も早い撤去を望んでいる・・





 約2週間後の26日、東京都江戸川区の解体業者「フジムラ」が住民を対象に説明会を開いた。同社は無償で鉄柱の撤去を行う方針を示し、住民らに同意書の提出を求めた。

 同社が無償で撤去を申し出たことに、説明会では涙を流して喜ぶ住民もいた。だが、29日に設けた提出期限までに、住民全員の同意書は集まらなかった。

 同意書を提出しなかった住民の男性(65)によると、障壁のひとつになったのは、同社が示した「工事でさらに損害が出た場合、フジムラに賠償を求めない」という条件だという。


・話題となっている 市原ゴルフガーデンの報道




 男性は「それはまったく別の問題。ゴルフ場のオーナーが話し合いの場に出てこないまま決まるのは納得できない」と憤る。同意しなかった別の男性も「あんな大きな鉄柱を動かすのだから、多少壊れるのは仕方ない」としつつも、「無償ということは、何か裏があるんじゃないの」とこぼす。

 住民全員の同意が得られないため、現在も撤去の見通しは立っていない。この1カ月で民家に倒れ込んだ鉄柱は重みでさらに沈み、穴が空いた屋根から雨が降り込んで、畳にカビが生えた家もある。

 住民の松山高宏さん(55)は、反対する住民の声に理解を示しつつも、「他にどこがやってくれるのか。撤去は早いほうがいい」と早急な対応を求めている。

 この解体業者は、近くゴルフ練習場側の弁護士とともに住民に説明会を開き、再度理解を求める方針。今後は、倒壊事故の原因をめぐり、自然災害によるものなのか、ゴルフ場側に瑕疵(かし)があったのかが焦点となる・・

(source: 産経新聞 - 台風15号1カ月 千葉・市原ゴルフ練習場の鉄柱倒壊 いまだに手つかず





・鉄柱は、ゴルフ練習場のものなのだから、早急に撤去するべき。
撤去しないと住むことも修理することもできないのだから、撤去するまでの期間の補償もちゃんとするべき。

・ゴルフ練習場側の意思が見えてこない…。
そもそも、鉄柱自体はゴルフ練習場側の財物なので、その許諾が無ければ手をつける事が出来ない。
先の説明会で撤去業者が無料で行うとして安易に沸いていたが、その主体のいない説明会の意味が分からない。
出席していた行政側が代執行を行うというわけでもない。
次回説明会に出席するというゴルフ練習場側弁護士の主張が鍵では…。

・こういった行動に裏側を考える方もいらっしゃいますが、大手の解体業者であれば、5千万以上の持ち出しになっても余りあるほどの宣伝効果を産んでくれます。
掛かった費用は売り上げからも公に削除出来るでしょうし、この程度の損失など即座に回収出来るはずです。

・無償でと申し出てくれた会社も仕事のスケジュールがあるから、ずっと待ってはいられないし、全員一致でなかったのだから申し出を引っ込めるだろう。

・撤去できない間に、どんどん家が壊れていくのは誰の責任なんでしょう?
無償で撤去してくれる。という業者があっても、反対の住民がいて進まず・・・。
なのに、撤去できずにさらに家が壊れた分も、ゴルフ場のせいという意見になるんですか?
それなら、ずっと撤去に反対し続けていれば、ゴルフ場へ請求できるのでしょうか?

・ゴルフ場側の誠意が感じられない、天災だからで開き直っている
としか思えない。
被害に遭った方と無料で撤去する業者で話し合いが決着するのを
期待しているのか?