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宇宙は誕生から137億年という気の遠くなるような長い年月を経ている。
そこに広がる無限ともいえる空間には、膨大な数の恒星が存在する。今ではそれらが惑星をともなっていることだって普通に知られている。客観的な事実を鑑みれば、宇宙人が存在する可能性は相当に高そうだ。なのに、肝心の宇宙人はまだ見つかっていない。
これがフェルミのパラドックスと呼ばれる矛盾である。では彼らはいったいどこにいるのだろう?
ある天体物理学者はこう説明する。彼らが見つからないのは、ナノサイズの極小マイクロマシンを使っているからだと。
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宇宙人はナノサイズの極小マイクロマシンを使っている!?
ジョージア(旧グルシア)にあるトビリシ自由大学の天体物理学者、ザザ・オスマノフ氏によると、宇宙人が一向に見つからない理由は彼らがナノサイズの極小マイクロマシンを使っているからなのだそうだ。
オスマノフ氏は、ノイマン型プローブと呼ばれるアイデアからその着想を得た。ノイマン型プローブとは、指数関数的に自己を複製することができる探査機のことだ。
その名は、桁外れの頭脳ゆえに火星人と呼ばれた数学者のフォン・ノイマンにちなんだもの。宇宙人は、これを使うことで母星を離れることなく宇宙をもっとも効率的に探索することができる。
だがノイマン型プローブには問題があるとされる。自己増殖をするためには、そのための素材を安定して補給できなければならないことだ。
宇宙にその供給源となるような惑星や岩石が十分にあるのかどうか、今のところはっきりしない。
オスマノフ氏はこの問題を回避するために、探査機の大きさをずっと小さくし、ナノスケールの極小サイズと想定することにした。
image credit:Pixabay
発光しながら宇宙を航行しているため望遠鏡でなら見える説
ナノスケールの極小探査機ならば、素材の供給問題はさほど重大なものではなくなる。ナノマシンは宇宙に浮かんでいる水素原子を利用すればいいのだ。
理論上、こうしたナノマシンはこれまで考案されたいかなる探査機よりもはるかに効率的で、速やかに宇宙に広がることができる。
わずか数年で10億 × 1兆個という膨大な数にまで増殖してしまうほどだ。
ナノスケールであるために我々の肉眼では見えない。しかしオスマノフ氏によれば、それは宇宙を航行しながら陽子を集めるために発光するのだという。
したがって望遠鏡を正しい方向に向けさえすれば見つけられるはずなのだ。
そして、それがフォーメーションを組んで移動しているのだとすると、おそらくは赤外線スペクトルで数キロに伸びる彗星のように見えるのではないかという。
Image by liuzishan/iStock
宇宙人はすぐそこにいるが地球人の技術では検出できない可能性
最初の問いに戻ろう。結局のところ、彼らはどこにいるんだろう?
オスマノフ氏の回答は、「宇宙人はすぐそこにいる。ただ見えないだけだ」である。
こうしたアイデアはこれまでも定期的に提唱されてきた。そしてこの場合、問題となるのは、我々人類の技術がナノマシンを検出できるレベルに達しているのかどうか? ということになる。
オスマノフ氏はこのように記している。
以上に述べたすべての結果が示唆しているのは、異常なまでに高い輝度増大を有する奇妙な物体があれば、地球外ノイマン型プローブの候補であることを示す格好のサインであるかもしれないということだ。
この論文は『arXiv.org』(9月11日初稿投稿)で閲覧できる。
written by hiroching / edited by usagi
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コメント
1. 匿名処理班
めっちゃ小さいから知らず知らずのうちに調査隊を踏みつけたりなどして虐殺してて、実はインフルエンザとかのウィルスは彼らの兵器で攻撃されてるとか?
2. 匿名処理班
実証してからしゃべれ。
3. 匿名処理班
宇宙人自体がありんこサイズだったら絶対分からないな
4. 匿名処理班
仮に地球人を遥かに越える文明や技術力の星があったとしたら、侵略以外の目的でわざわざ赴く必要無いだろとは思うよね。
この説のように観測機を飛ばすか、あるいは机上の計算のみで全宇宙を見渡しているかもしれん。
5. 匿名処理班
どこのチネチッタ星人だよw
6. 匿名処理班
同じバイトしてて
缶コーヒー飲んでたよ
7. 匿名処理班
ん?外宇宙探査プローブって陽子の事じゃ無かったっけ?
8. 匿名処理班
逆にでかくて希薄な可能性はないか?
銀河自体が生命で我々はその腹の中
わーを,新説誕生
9. 匿名処理班
そもそも人間というのは文明を築いた生物としては異例の巨大生物なのだ。
文明を築いた生物が済む星は数多くあるが、その大半は人間よりはるかに小さな肉体であり、したがって必要なエネルギーも資材も人間よりはるかに少なく、宇宙を開拓する必要など生じていないのである。
という発想。
10. 匿名処理班
息吸ってあぼーんされたり、体内に入ったら白血球にぼこぼこにされ
銀河系の危機になってるのか
えらく弱い宇宙生物だことで
11. 匿名処理班
グレッグ・イーガンが20年以上前に、γ線バーストで信号を送り、そこで自己複製、記憶などもコピーして調査活動、さらにあらかじめ決められた時間と場所にまたバーストで集合、各クローンが記憶を共有して自己を再統合する、未来人の姿を描いてるよ。
12. 匿名処理班
日本で総理をやってたよ
「トラストミー」って言ってた
13. 匿名処理班
宇宙人と一概に言ってもいろいろでしょう
同時間軸に、木片ゴシゴシして火興ししてる宇宙人さんも居れば、反重力子線砲で戦争してる宇宙人さんも居るかもしれない
だけど、地球に干渉してる宇宙人さんは居ないと思う
干渉する宇宙人が居れば、我々は凄く興味深い宇宙人なんだろうと思う
14. 匿名処理班
グレッグ・イーガンの作品連想するなあ
15. 匿名処理班
手を合わせて見つめるだけって悪友が言ってた。
正確には桃色お姉さん達が言わされてた。
あと「地球」は川崎マヨが誰かにやったはずだ。
16. 匿名処理班
※2
仮説は述べるなと?
17. 匿名処理班
俺らの銀河系だけで数千億の星があって、同じクラスの銀河系が他にも数千億あって
それらを包括する更に大きい銀河が、それまた何千億やら何兆とかの規模である
数が多すぎて相手も見つけられないよ
地球上に一匹だけ存在する新種の微生物を1人で見つけろって言われるようなもん
参考に「コンタクト」って映画のオープニング観るといい
規模がデカすぎて無理だと分かる
18. 匿名処理班
サイズ感覚が違う可能性があるという話だけど、
時間間隔が違う可能性もあるね。
地球人の1秒が異星人の1年とか。
1年も同じ場所にはいないでしょ。
19. 匿名処理班
>>8
確か手塚治虫でそんな話有ったね
20. 匿名処理班
場所もそうだけど、同じ時間に存在しているという条件も必要なのが結構難しい
例えば恐竜なんかがそうだよね。同じ惑星上に存在してたんだけど、存在している時間が違ったので出会えていない