首里城火災「空白の1時間」に焦点 識者「国から県に管理移り…一定の責任あるのでは」 玉城デニー知事「必ず復元する」
那覇市の首里城で主要施設の正殿などが全焼した火災で、沖縄県警と消防は1日、現場の実況見分で出火原因の特定を急いだ。出火元とみられる正殿内付近では、出火の約1時間前までイベントの準備が行われており、「空白の1時間」に焦点が集まる。一方、正殿などの管理は2月に国から沖縄県へ移行したばかりだった。防火態勢への責任も問われそうだ。
沖縄戦で焼失した首里城の復元工事は1989年から30年にわたり行われ、今年1月に完了した。2月以降、所有権は国のまま、運営を沖縄県に移管、県が指定した「沖縄美ら島財団」が管理を行っている。
元通産官僚で評論家の八幡和郎氏は、「国から県に管理が移り、イベントを運営、準備をしていたのだから、一定の責任があるのではないか」と指摘する。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/191101/dom1911010007-n1.html