これは僕がまだ小3の頃の話です。

当時父が海外に単身赴任となり、母と僕は一時2人暮らしをすることになりました。

ちょうど2人暮らしを始めて半年ほどたったころでしょうか。ある少年が僕達の前に現れました。その少年はいつごろからでしょうか。僕と母が一緒に買い物に行く為に外出する際、よく家の前の電信柱等の物陰からジーと僕達の様子を見ているようでした。正確に言えば僕の母のほうをジーと見ていました。



少年はランドセルをしょってた為、同じ小*生の子のようでしたが、子供だった僕からしても体格的にかなりかなり太ってた巨漢の少年で。推測ですが当時の僕の身長が130cmくらいとすると、おそらくイメージ的に150cm超はあったかと思います。



眼鏡をかけており、正直なんとなく気持ち悪い雰囲気をただよせていました。



最初は特に意識はしていなかったのですが、こうも頻繁によく見かける為、ある時僕は子供心ながら不安に思い、。



「ママ。なんか変な奴がいるよ」



と母に言って指差しました。



母は少年のほうをちらりと見て



「あら。本当ね。近所の子かしらね?あなたと遊びたいんじゃない?」



「でも。あいつ僕というよりママのほうをじっと見てる気がするんだけど」



「え~ そう?」



母がおもむろにその少年に視線を向けると、少年はそれに気づいたようで、ぴゅーと逃げていきました。



「あら。逃げちゃった、、、なんなのかしらね?」



と母はカラカラと笑っていましたが、僕は相変わらず不安な気持ちで一杯でした。



「あいつ、、、ママの事好きなのかな。ママもてるもんな」



確かに僕の母は当時28歳で、他の同級生の母と比べると若いほうでした。



おまけに母は元々モデルをやっていたため、身長170cm超で手足が長くスタイル抜群な上、顔もまつげが長くキリッとした感じでかなりの美人でした。





よく僕の友達とかからも「お前のママ。すげえ綺麗だよな。うらやましい」と散々言われてきました。



そんな母は僕にとっても自慢の母でした。



なのでそんな自慢の母に対して、よく知らない奴がそのよう目を覗きのような行為をしてるのはなんとなく嫌な感じがしていました。



しかしそいつはそれからも良く母をジーと見ていることを頻繁に見かけました。



ある時等、母が洗車をするというので僕も手伝っていた時です。



その時もそいつは電信柱の影から洗車している母の様子をジーと見ていましたが、その時のそいつの様子はいつもと違っていました。


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