「不自由だった耳が聴こえるようになった人に質問…どんな音に一番驚きましたか?」回答いろいろ
生まれつき耳が不自由な人が、初めて音が聴こえるようになったとき、どんな感覚が得られるのでしょうか。
想像していたとおりなのか、まるで違うのか……。
「耳が聴こえるようになった人に質問、どんなサウンドに一番驚きましたか?」
この質問に対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
To the deaf who gained the ability to hear, what sound surprised you the MOST?
●補聴器を得るまで長いこと待った。初めてトイレを流した時、あまりの騒音でパニックになりトイレから逃げ出した。
↑笑ってしまい申し訳ない、そのことについて考えてしまうよ。自分はずっとその音を聞いて育っているけど、トイレによっては攻撃的な流れの音のときもある。理解できるよ。
↑飛行機のトイレは怖い。何回使っても慣れない。
↑自分は使わない。あまりに怖いので。幸運にも長時間の飛行機には乗らずに済んでいる。
↑子どものとき、ハワイに行くフライトでトイレに行きたいのをずっと我慢していたよ。あまりにもトイレが怖かった。実際はそれほど子どもでもなく16歳だった。
●子どもの頃の友人が13歳のときに補聴器を得て、いろいろな物が音を出すことにとても興味を持っていた。彼を心底笑わせたのは自宅の床のきしむ音だったそうだ。ただ歩きまわるだけで床がきしむポイントがあることを知り、笑い転げていた。
↑なかなか深いものがある。赤ちゃんが初めて音を聞いたときに、なぜ急に笑い出したりするのかがわかるね。
●初めて雨が屋根に当たる音を聞いてとても混乱した。あるいは歩きまわるときのカーペットの音。それからエリマキミツスイ“Tui”(ニュージーランドの鳥)の鳴き声が大好きになった。
Tui song . - YouTube
●初めてコオロギが鳴いているのを聞いたときは「な、なに?」となった。
↑セミの鳴き声を聞くまで待って。
●一番驚いたのは、世界共通の音楽でもある鳥だよ。もしかしたらドローンがビービー鳴っているのかも?
↑ははは。それは鳥だよ。
●友人の妹はほとんど聴こえなかったが、手術を受けて聴こえるようになった。
彼女が言い出したことは「おっぱいの音がしないことに驚きよ、音がしそうなのに」だった。
●親戚のおばは、雨音がこんなに大きいとは思わなかったと言っていた。
●沸騰した水の音。真面目にショックを受けた。
今でもいろんな音で驚くよ。たまに補聴器を外さないと、いろいろなノイズで頭痛がするほど。映画はとてもきつい。楽しむためには補聴器を外さなくてはいけない。
顔がこっちを向いていない限り80%のセリフがわからない。正面を向いていれば唇を読めるけどね。
●水道の蛇口の音。なぜあんなにうるさいんだろう?
感覚的なものなので説明するのも難しいことでしょうが、生まれて初めて聴くと生活音さえも騒音に感じるようです。