【ミリマスSS】たすけて!ダイナマイタージュリア!
台本形式のギャグSSです。温かい目でご覧ください。
prrrrrrrrrrrr
P「ん?ロコから電話が・・・」
ロコ『プロデューサー!ヘルプです~!!』
P「どうした!?」
ロコ『地下倉庫でクリエイトしていたらアートがコラプスしてドアがブロックされてしまったんです!』
P「マジで何やってんの!?とりあえず今から行くから無理するなよ!?」
P「くそっ、全然動かん!」
ロコ『プロデューサー・・・もうダメです。ロコはこのままスターブ トゥー ダイです・・・』
P「あきらめるな!絶対助けるからな!」
ジュリア「お困りのようだね」
P「ダイナマイタージュリア!」
ロコ『ダイナマイタージュリア!』
ジュリア「離れてな、このドアを吹き飛ばしてやるぜ」
P「で、でもこのドアの奥には大量のロコアートとロコが・・・」
ジュリア「アタシが誰だか忘れたのか?子猫ちゃんを守りつつガラクタだけ吹き飛ばすなんて造作もないことさ」
ロコ『ガラクタじゃなくてロコアートです!』
ジュリア「おっと失礼。それじゃあ行くぜ・・・!」
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
P「あぁ!ドアが木っ端微塵に!ロコ!ロコは無事か!」
ロコ「きゅう」
P「気絶はしてるけど傷は無いみたいだ!さすがはダイナマイタージュリア!」
ジュリア「よせやい」
百合子「プロデューサーさん!私すごいものを見つけちゃいました!」
P「なんだ?お母さんに隠していた定期テストか?」
百合子「ち、違います!開かずの扉です!封印の間です!」
P「学校の怪談でも読んだの?」
百合子「もう!違いますってばぁ!劇場の地下に開かずの扉があるんです!」
百合子「美咲さんに劇場の間取り図を見せてもらったら、部屋がないハズのところに扉があるんです!」
P「えぇ、また劇場の意思さんかな」
百合子「劇場の意思?」
P「なんでもない」
百合子「ここです!この扉です!美咲さんにマスターキーを借りても開きませんでした!」
P「美咲ちゃんには一度安全というものについて教える必要がありそう」
百合子「とにかく、開かずの扉なんです!プロデューサーさん、開けてください!」
P「開けてくださいと言われても、鍵がかかってて開かないものは開かないし・・・」
百合子「えぇ!?山荘での殺人事件では男の人が体当たりで扉を開けるのが定番なんですよ!?」
ジュリア「アタシの出番かな」
P「ダイナマイタージュリア!」
百合子「ダイナマイタージュリアさん!」
ジュリア「別に周りの壁ごと破壊しても構わないんだろう?」
百合子「かっこいいです!」
P「いや、構う構う。あとで社長から怒られるの俺だから」
ジュリア「分かった。ドアを開けるだけだな。任せてくれ」
百合子「キャー!応援してます!」
ジュリア「静かにしてくれ。集中しているんだ」
百合子「黙ります!」
P「百合子ちょっと危ないから離れてようね」
ジュリア「行くぜ・・・」
ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
百合子「あぁ!ドアが壊れて中が・・・アレ!?無い!?」
百合子「これ、ただの壁にドアがあっただけみたいですよ!どうしてこんなものが?」
P(やっぱり劇場の意思さんの名残だなこれ)
ジュリア「扉じゃなかったからやり過ぎちまった。すまん」
美咲「なんの音ですか!?・・・あー!壁がえぐれてる!」
P「ゲッ!美咲ちゃん!」
美咲「また修繕手配しなきゃ・・・!あぁでも投票で決まった52人分の衣装も作らないと・・・うぅ・・・」
P「ゴメン美咲ちゃん」
百合子「突如劇場に現れた不要物(トマソン)、激変する我々の生活、活躍する謎の赤髪の美女・・・」
ジュリア「解体だったら任せてくれ」
劇場の意思「またよろしく頼むよ」
P「おいこら劇場の意思お前ちょっと黙れ」
静香「だからもっと全体練習の時間を増やしたほうが良いって言ってるでしょ!」
志保「個々のレベルが達してないときにやっても意味ないと思うけど」
P「おうおうどうしたどうした」
静香「今度の公演のレッスンのスケジュールを組んでるんですけど」
静香「全体でレッスンできる日があるのに、志保が個人でレッスンするって言って聞かなくて」
志保「聞かなくてじゃないでしょ。全体レッスンは後からやればいいじゃない」
静香「最初にみんなの意識を統一するのが大事でしょ」
志保「私以外でどうぞ」
P「まぁまぁ落ち着いて」
ジュリア「一体どうしたんだい」
P「ダイナマイタージュリア!」
静香「ダイナマイタージュリアさん!」
志保「ダイナマイタージュリアさん!」
P「いやいや、さすがにダイナマイタージュリアといえどこの状況はどうにも・・・」
ジュリア「おいおい、ダイナマイターも舐められたものだな」
静香「えーっと・・・」
志保「ジュリアさん関係ないですよね」
ジュリア「ここに新開発の風圧だけを発生させるダイナマイトがあるんだ」
ジュリア「シズ、シホ、向かい合ってくれないか」
志保「え、いやです」
P「まぁまぁそういわずに」
ジュリア「これを二人の背中に沢山配置して」
静香「ジュリアさん?あの、話が読めないんですが」
P「どうするつもりだ・・・?」
ジュリア「順に起爆する!!」
ドーンドーンドーン
志保「うっ!?風が!?」
静香「むぐっ!?ちょ、志保、離れなさいよ!」
ドーンドーン
志保「む、無理よ!静香こそ、どうにか抜け出して・・・」
静香「それが出来ないから言ってるんでしょう!」
ドーンドーン
P「なるほど、物理的に二人をくっつけてしまおうという作戦か。考えたな」
ジュリア「よせやい」
ドーンドーン
静香「何も考えてないですよね!?これ結構苦しいんですけど!?」
志保「静香、もう何も考えてはだめよ」
静香「あきらめないでよ!」
千鶴「うーん、今度のライブで何か派手な演出をしたいですわね・・・」
P「何か良いアイデアはないかなぁ」
ジュリア「アタシの出番かな」
P「ダイナマイタージュリア!」
千鶴「ダイナマイタージュリア!」
ジュリア「いいかい、これは新開発のダイナマイトなんだが・・・」
P「なるほどこれなら!さすがはダイナマイタージュリアだ!」
ジュリア「よせやい」
エレナ「えへへ~、今日のステージすっごく楽しみだネ♪」
琴葉「だ、大丈夫でしょうか。お客さんが怪我をしたり・・・」
P「ダイナマイタージュリアを信じろ」
千鶴「大丈夫ですわ。ダイナマイタージュリアですもの」
ドーーーン!
ウオオォォォォ!?!
麗花「はーい!今日は私たちが頑張っちゃいまーす!」
ワアアァァァァァ
琴葉「一体何が!?」
ジュリア「ダイナマイトワープだ」
琴葉「ダイナマイトワープ!?」
P「ほら、琴葉もエレナも千鶴も、ドンドン行くぞ!」
エレナ「ワクワクしてきてヨー!」
琴葉「ま、待ってください、心の準備が」
ジュリア「遅いぜ、もう火ぃ付けちまったからな」
千鶴「行きますわよ!」
琴葉「あぁぁぁぁぁ!!」
ドーーーン!
ドーーーン!
ドーーーン!
P「アイドルの移動から照明、演出まですべてダイナマイトで・・・流石だなダイナマイタージュリア」
ジュリア「それほどでも」
茜「プロちゃーーん!助けてーー!!」
P「茜ちゃんが助けを求めるときはマジでやばいとき」
茜「茜ちゃん人形が自我をもって縮退炉のエネルギーを利用して茜ちゃん人形を増産し始めてるよー!!!」
P「マジでやばかった」
茜「ブラジルで作ってたんだけどもう地表の6割は茜ちゃん人形で覆われちゃってる!劇場が飲み込まれるのも時間の問題だよー!」
P「劇場がやばいとかのレベルじゃない」
ジュリア「やれやれ、アタシの出番かな」
P「ダイナマイタージュリア!」
茜「ダイナマイタージュリアン!」
ドドドドドドドドド
ジュリア「なるほど、あの地平線を覆いつくしてるのが全部バカネの人形か」
茜「さすがのダイナマイタージュリアンでも、あれを爆破するのは無理なんじゃない・・・?」
ジュリア「アタシを誰だと思ってるんだ?」
P「ダイナマイタージュリア!行けるのか!?」
ジュリア「もっとアタシを呼んでくれ」
茜「たすけて!ダイナマイタージュリアン!」
P「頼む!世界を救ってくれ!」
ジュリア「仕方ないね。このワザだけは使いたくなかったんだが」
カアァァァァ
P「なっ!?ダイナマイタージュリアの身体が眩い光を!?」
茜「ま、まさかジュリアン、自爆しちゃうの!?ダメ、ダメだよそんなの!一緒に故郷に帰るって約束したじゃない!」
ジュリア「ふっ、悪いな。その約束は守れそうにない」
ジュリア「アタシの全身全霊のダイナマイトエネルギーをぶつける。アタシ自身がどうなるかは分からない」
P「そんな!?ダイナマイタージュリアがいなくなったら誰が劇場の平和を守るって言うんだ!?」
茜「嫌だよ!茜ちゃん、もっとジュリアンにナデナデされたい!もっとジュリアンに甘やかされたい!!」
ジュリア「ハハ、これからは劇場の平和はみんなで守るんだ。そうだろ?」
ドドドドドドドドド
ジュリア「悪いが時間が無いみたいだ!それじゃあ行くぜ・・・!」
ジュリア「ダイナマイト・エクスプロージョン!!!!!」
カッ
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ
P「ジュリア―ーーーーー!!!!!」
茜「ジュリアーーーーーーーン!!!!!」
アカネチャンダヨーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
P「あぁ・・・茜ちゃん人形が消滅していく・・・」
茜「ジュリアン・・・。ジュリアンの意志は確かに地球の平和を守ったよ・・・」
紬「先ほどからドタバタと騒がしいです。レッスン中なので少々控えて頂けますでしょうか」
茜「ツムリン、今ね、ダイナマイタージュリアンが身を呈して世界の平和を・・・」
紬「??? すみません、なんの話だか理解できないのですが・・・」
カアアァァァァァ
P「あぁっ!紬の身体が光った!?」
茜「ジュリアン!?そこにいるの!?」
紬「えっ」
紬「なんですかコレ。まさか、野々原さんとプロデューサーで私を騙そうと・・・」
P「ジュリアの意志は引き継がれた!新しいダイナマイターの誕生だ!」
茜「やった!ジュリアンの意志はこれからも地球を守るんだね!」
紬「えっ、えっ・・・あの、私が、ダイナマイター・・・?」
P「ダイナマイターツムギ!」
茜「ダイナマイターつむりん!」
紬「あの」
P「ダイナマイターツムギ!お前だけが地球の希望だ!」
茜「ダイナマイターつむりん!お願い!ジュリアンの意志を無駄にしないで!」
紬「いや、その・・・」
P「ダイナマイターツムギ!頼む!!子供立ちの未来はお前にかかっているんだ!」
茜「ダイナマイターつむりん!一緒に平和な世界を築いて田舎の農園を継いでゆっくり暮らそうね!」
紬「え、えっと・・・」
P「ダイナマイターツムギ!」
茜「ダイナマイターつむりん!!」
紬「・・・や、」
紬「やったるわーーー!!!!」
P「ダイナマイターツムギ!」
茜「ダイナマイターつむりん!!」
こうしてダイナマイタージュリアの意志は引き継がれ、新たな形で地球の平和を守っているのであった。
ありがとうダイナマイタージュリア!
フォーエバーダイナマイタージュリア!
挿入曲「Justice OR Voice」
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