33パラサイトシングルを取材している子育てアドバイザーの鳥居りんこさんは「子供部屋おじさんは収入があることが多いが、『子供部屋おばさん』は家事手伝いで無収入のケースが多い。その場合、親亡き後は生活に困窮してしまう」という――





■70代の親と同居する43歳の就職氷河期世代の子供部屋おばさんの事例

 筆者はパラサイトシングルと呼ばれる方たちの取材も多数行っているが、その声の中でも、多いのが「家賃問題」だ。

 先述した「北区モデル」(=生活費の節約を重視したもの)では、家賃は5万5000円と算出されているが、この家賃を負担するだけの収入がない人がいる。

 恵子さん(43歳・仮名)は都内近郊で70代の親と同居。小学生から、そのまま同じ子供部屋に住み続けている。いわゆる就職氷河期世代で大学を出たものの、希望の企業からは内定がもらえず、そのまま「家事手伝い」という“肩書”に移行したのだという。





 現在、仕事は「単発バイトはたまにする」(恵子さん)ということだが、家事・食事全般は親に任せきり。スーパーに買い物に行く時に一緒に出掛けて、その手伝いをする程度だそうだ。本人は苦笑気味に「子供部屋おばさんって私のことですかね? 」と言っている。

 先日、筆者はこの母親から「誰か(伴侶として)良い人はいないか? 」という相談を受けたが、本人は「現状が快適すぎるので、結婚する気がない」とにべもない。

 「親もやがて介護状態になると思うんです。だから、親も本音では私が一緒にいてくれるほうが良いと思っているんですよ」と筆者に語った。

 恵子さんが言うとおり、老年期に入り、わが身が介護状態になると、やはり子供がそばにいてくれると親としても安心な面があるだろうし、その選択には家族それぞれの事情があるだろう。

 しかし、筆者はこの恵子さんのような主張をする「大人になっても子供部屋に住み続けている“無収入”な人」の親から相談を受ける度に、次の5点についての“家族会議”が必須だと痛感するのだ・・

・詳細は(source: プレジデントオンライン - 43歳で無収入"子供部屋オバサン"の危険な末路





・独身で親と一緒に住み続けることが悪いとは思わない。でもここに登場する大学出てからずっと家事手伝いの43歳はさすがに手遅れ感がある。

・子供部屋に住んでたって、いい歳して実家暮らしで別にいいと思う。色んな家庭の事情があるだろうから。
問題なのは、身体的に可能なのに家の雑事をほとんど母親1人に頼りきりってところでしょ。40すぎてゴミの分別すら知らないってそりゃ子供呼ばわりされても仕方ない。介護やるって言ってるけどそんな生活レベルで、できるわけないじゃん。いればいいってもんじゃない。

・この子供部屋おばさんの親も親じゃない?
「誰か良い人いないか」って…昭和の時代なら良いけど、今の時代、大抵の男性は嫌がるでしょう。こんな地雷、わざわざ引き受けるかよ…
親の介護だって、甘く見すぎてない?この人には、つとまらないと思う。

・義理の妹がこのパターンです。
義両親が亡くなった後彼女はどうするか夫にも聞くものの知らん顔…。
いったいどうするのか。経済的にこちらに頼られても困るというのが本心。

・実家の兄が正にコレ。親がずっと子供扱いし続けた結果、本当に精神年齢子供のまま、自立出来なくなった。
今は、高齢の母と二人、引きこもり、家事は全て母。どうにかしなきゃと、お節介を言ったりしたりしてきたが、兄は、高学歴、口が異常に達者、プライドだけは人一倍高く、家を出たお前が実家の事に口出しするなとキレられた。母も年とともに偏屈になっていくし、兄に同調して、私を悪者扱い。
実家は気になるが、もう、どう接してよいかわからない。

・ずっと一人暮らしをしているけど女性ですが、正直、女性は収入が低いので、独身なら親と同居して、その分貯金をしていく方がいいと思う。低収入でも実家暮らしで生活費があまりかからない分、貯金しているなら、多分ずっと一人暮らしの私より貯蓄は全然多いはずだから、将来はそれほど困らない。