第128４話「半死半生の計量」

確かに、木村で地味に髪の毛にボリュームがあるというか、フッサフサしてますよね。だから全部剃ってしまえば、そこそこ減量できるかもしれない。…減量って脂肪落とすだけじゃないから。筋肉落とすだけじゃないから。水分落とすだけじゃないから。髪の毛も落とせるから。さらに言うと、髪の毛だけじゃなく下半身の毛だって剃れるから。

そしてその木村の減量に付き合う一歩…。一歩の自分も犠牲にするスタイルは好きになれ…いや、自分がやれることを容赦なく勝手にやって自分もやったから許してみたいな意思を感じてしまう…と一瞬でも図々しいこと考えてしまった自分がいました。そりゃあ確かに緊急事態だからしゃーないとはいえ…これ、ぜってェ確認してねェだろうし。

そしてここまでやったんだけど、100グラムオーバー。

最軽量で100グラムダウンへ

あれだけサウナへ行ってぶっ倒れたってのに、またサウナ行くことになるなんて…地獄すぎる。

加えてサウナから最軽量場所まで自力で歩かせるという地獄。マジでボクサーってここまでやらなきゃならんの…？これなら階級上げたくなるって。

はじめの一歩はもう120巻以上読んできたけども、1200話以上読んできたけども、今回が一番…きっついな～って感じてしまった。いやどう考えたってきついよ。

…まあそんな過酷な減量だったけども、なんとかクリアできた。マジでよかった。…2日で6キロダウン、マジで木村すげェよ。そしてそれを無理にでも実現させようとした一歩もすげェよ。自分には鬼にしか見えねェ。でもボクサーからしてみたら天使みたいな存在なのかな…夢を叶えてくれる天使。

あとはエネルギー摂取だけ。大量のビタミンゼリー飲ませて、とにかく栄養のあるカロリーのあるものを食べるだけ。…でもかなり過酷な減量したもんだから、たぶんまともに試合ができるか心配だ。すぐバテるっしょ！

…そこで一歩、作戦を考える。…一歩の作戦って、それやるなら篠田さんも一緒にいれて考えないと…と、もう一歩は立派なセコンド、鴨川ジムのブレインとなったか。…もうこれ以上、脳にダメージを与えないでね一歩。

木村の対戦相手って誰？

吉本純平選手。A級だけど日本ランキングには入っていない。つまり木村の格下。つまりは木村のハンデ戦みたいなものか。

…まあこんなこと言うとアレなんだけど、吉本選手のセコンドというかジムの会長が、木村の減量苦を見てぱぁんっって拍手して笑ってるからたぶん負けるなこれ。相手をバカにしすぎだろ…そんな奴の下でボクシングやってる奴がまともなわけがねェ。勝手な予想ですよ、勝手な。ただ、心情的にはマジで木村に勝ってもらいたい。ボクシングなめくさってるクソッタレとか思っちゃったから木村にはマジで勝ってほしい。

はじめの一歩(126) (講談社コミックス)

森川 ジョージ

クリックで商品ページへ