78よりによって幸也さんとの食事で事件は起きた・・






 幸也さんはお酒が好きで、これまでも、多恵子さんが「飲みすぎだな」と思うことはあった。その日は土曜日で翌日の心配もない。最初からハイペースで飲んでいた幸也さんは、気付いたら、鍋に自分の箸を入れていた。

「ちょっと、やめて!!」

 多恵子さんは思わず大きな声を出した。幸也さんは、「へ? 何?」という顔をしている。そこで初めて多恵子さんは、菜箸で取り分けてほしい、直箸は耐えられないんだということを伝えた。

「戸惑っていた感じはありましたが、彼は、あ、そうだね、と、菜箸で取ってくれて。最初は何事もなく普通の会話に戻ったんですが、その後、2、3回、また彼が自分の箸で取り分けようとしたんです」

「菜箸で!」「あ、ごめん。」というやり取りを重ねるうちに、多恵子さんの食欲は失われていった。〆の雑炊は、幸也さんが二人分を食べた。その頃には、幸也さんの酔いも冷めていたという。多恵子さんは自分の潔癖症を事前に話さなったことを反省し、帰り道、幸也さんに伝えた。そして、食事においては気をつけてほしいと頼んだ。それで解決すると思った。





ところが、幸也さんから返って来たのは、思いがけない反応だった。

「都合がいいね、って言われたんです。自分だってたいして綺麗好きじゃないのに、僕にばかり要求してくるって。部屋の片づけを手伝ってくれたこと、一度もなかったよね、と」

 そんな不満がたまっていたのかと、多恵子さんは驚いた。と同時に、幸也さんの言っていることに一理あると認めた。だが、「綺麗好き」あるいは「神経質」とひと言でいっても、人間、気になるところと気にならないところはあるはずだ。ズボラな幸也さんだって、ことグルメに関してはマメになるように。だから、自分の性質を相手に伝えて歩み寄ることが大事だよね、と冷静に言いかけたところで、ガツンと頭を殴られた、ような気がした。幸也さんにこんな言葉を投げかけられたからだ。

「君はデブだよね。潔癖症だとか、自分は神経質だとか言うわりに、自分の体型は気にしないの? デブ好きの僕からみても、けっこう太ってるよ。まあ僕は、そういう大らかなとこがいいなと思ってたのに、なんか違ったみたい」

 実際、多恵子さんは、ぽっちゃり体型だ。幸也さんは元々ぽっちゃり型が好みで、多恵子さんにアプローチしてきた面があったという。多恵子さんもそれは分かっていたが、体型は自分でも気にしていた部分だっただけに、この発言が許せなかったという。

「だいたい、潔癖症とデブって関係ないじゃないですか。何、この人? って。もうやっていけないと思って、その日は一人で帰りました」

 以来、二人は会っていない。幸也さんから、謝罪のラインは来たが、多恵子さんは返事をしていない。元来冷静な多恵子さんは、アラフォーでこの出会いは貴重だと頭では分かっているものの、心がついていかなくなったという・・

(source: NEWSポストセブン - 婚活相手の鍋の直箸にキレた38歳OLが破談の際に浴びたひと言





・明らかに両方とも結婚は無理なタイプ
特に女性側
部屋は汚い、実家暮らしなのに自分の部屋以外の掃除もしない、神経質で他人には細かい、デブ、年に10回も旅行に行くと
何一つ女性としての魅力が感じられません

・多恵子さんはお一人でも十分生活出来る能力を持ってらっしゃいます、結婚をしたら年に何回も海外旅行には行けないことの方が多い、お一人で一生を過ごされてはどうかと思います。

・諦めざるを得なかった。
それは違うんじゃないかと(^_^;)
食べることが好きでも、他で努力して体型をキープしてる人なんていくらでもいる。
相手に同情。。

・>だいたい、潔癖症とデブって関係ないじゃないですか。

いや、デブは自分を律する事が出来ないと見られる事が多いし、汚部屋と自分を律する事が出来ない事は因果関係無いと思う方が無理がある。
男の方もそういった点でお互い似てて、その辺の事で相手に気を遣わなくていいと思ってたら、「私って潔癖なのぉ〜」ってマイルール押し付けてきたらイラつくでしょ。

・この女性は結婚はできないと思いますね。
自己中心というか、マイペースすぎるというか、相手を受容するだけの器がないというか。
アラフォーだし、無理でしょう。
独身で好きなように生きて行ったらいいと思います。

・デブは自分に甘くて事故管理が出来ない印象は否めない
まぁ、お互いに拘ってる部分があるみたいだし、無理して一緒にいなくていいんじゃない?
この女性、旅行とかこれからも1人で気楽に楽しめばいいじゃんと思う

・ずいぶん自分にばっかり都合のいい女だな。ネタかもしれないけど。
問題は菜箸か直箸かということでもないでしょ。気になるし歩み寄りたいなら先に言っておいたり、鍋奉行になって取ってあげればいいじゃん。知らなかったのにいきなり「やめてよ!」と責められ、その後も何回も言われるとか、そりゃ彼も嫌みのひとつやふたつ言いたくなるでしょうよ。

・余程価値観の合う方がいればいいけど、そうでなければ例えばご本人が敬遠している50代の方とマッチングしたとしても、すぐダメになるでしょうね。
全てが完璧に合う方なんていないと思うんです。

・容姿は抜きにして、似たもの同士のニ人のうち一人が自分と逆の特性を相手に強要するのは厳しい話ですよね。
これ、関係がこじれ始めたら「自分が出来ないクセに何で相手にそれを求めるんだ」と間違いなくなりますよ。
当然の事だと思いますよ。

・部屋の片づけができない、というのは部屋が汚い状態でも平気、ともとれますから神経質とは違うと思ってしまうかな。
直箸は、鍋をする前にやんわりと私、変なところ潔癖なんだ〜って話していれば良かったかもですね。