er「メニューはかけラーメンのみ、現金不可」と書かれた手書き看板を発見。ここが、目当ての一軒「かけラーメン まさ屋」だ・・






手書きで温かみのある看板、うなぎの寝床的なこじんまりとした細い店内、カウンターのみの立ち食いスタイル……お店を一見すると、"現金不可"というか"現金のみ可"な雰囲気。しかし、お店の入り口には電子マネーやクレジットなどに使う端末が置かれていた。

入店したら先払いするのがルール。「一番スタンダードなやつで……」と店長さんに伝え、PASMOでお金を払った。新鮮だ。


・かけラーメン まさ屋


カウンターの目の前には、大きなホワイトボードがあり、そこにはデカ文字で

先払いでお願いします

うちのらーめんは具無しです

電子マネー・クレジットカードのみ

現金使えません

うちはほぼ立食いです(すいません)

と書かれている。わかりやすい。手書き文字から店長さんの優しい人柄がひしひしと伝わってくる。なんかいい。"完全キャッシュレス"という先進的なシステムとのギャップもまたいい。ちなみに、オープンは2019年10月でまだまだ新店。

450円のかけラーメンは値段を上回る満足感

メニューは店前の看板にも書かれていた通り、「かけラーメンのみ」なのだが、麺はお店オリジナルの太麺「A麺」と、中太タイプの「B麺」がある。あとはボリュームが200g、300g、400gと選べるほか、生卵は1個50円。価格は450円~と、かなり良心的だ。かけそばのように、サクッと一杯すするのもいいだろう。

と、メニューが書かれたホワイトボードを読み込んでいると、ほんの数分で「かけラーメン」が到着。注文した"一番スタンダード"なこちらは、A麺200g(450円)だ。





プラスチックの丼ぶりに、どさっと盛られた麺、その上にトウガラシ、脇にニンニクが添えられた実にシンプルな一杯。まさしく"かけラーメン"! ささっとかき混ぜて食べると、まず驚いたのが麺のうまさ。こだわりの自家製麺だけあってもちもちツルツルのハイクオリティなのだ。スープはとんこつ醤油の二郎風。これまた味に深みがありながらも、さらっと食べ進められるあっさり味で美味だった。

一気に麺を食べ終えると、店長さんから「ごはんひとかきサービスなんですが、いかがですか?」の声がけが。「お願いします」と言ってスープだけになった丼を渡すと、ジャーからご飯を"ひとかき"投入してくれた。これがまた格別にうまい。ふたかきめがほしくなるぐらいに。

あっという間に食べ終わったのだが、ボリュームもあるしうまいし……正直、450円という安価をいい意味で思いっきり裏切ってくれる大満足の一杯だった。

ヤングな店長ひろきさん(24歳)の努力に脱帽

もうひとつ驚きなのが、お店をひとりで切り盛りする超ヤングな店長ひろきさんの存在。なんと、大学を卒業してからまだ間もない24歳だという。どんな経緯でお店を始められたのか聞いてみると、もともとラーメン好きだったひろきさんは、別の飲食店も経営するオーナーさんと知り合い、互いのラーメン熱が相まってお店を任せられる運びになったのだという。

しかし、飲食経験は学生時代のアルバイトぐらいだったというひろきさん。しかも、お店に立つのは自分ひとり。それでもお店をまわすことができるように導入したのが"現金不可"の支払システムだったそう。

(source: マイナビニュース - 現金払い不可、かけラーメンのみ - 革新的すぎるラーメン屋に行ってきた





・電子マネーでの支払い&一点勝負のメニュー。
コスト削減のための経営努力やね。
もちろん一点勝負できるんは味に自信があるからやろうけど。

・こんな形もありじゃないかな?ラーメン屋を一人で廻すのは至難の業。自分も雇われ店長で一人で廻した事があるけど、ホンマに大変。仕込みにしても、チャーシューや薬味の仕込みを止めて、スープのみの仕込みなら体の負担も少なくて済む。麺が美味しいのは関心するわ。最近のラーメン屋の麺はどこも不味い。原価を下げるためにやってます感アリアリ。

・確かに、一人でやってる店とかだと、忙しい時にお金触る度に手を洗ってられないだろうし、実際洗ってなかったり、洗い忘れたりする時もありそう。衛生面では確実に良いわな。

・現金不可はオペレーションには良い。
現金管理の負担やリスク、コストはすごく大きい。

・ガッツリ系の店でも大盛りが麺よりモヤシばっかし増やしてるラーメン屋があったりするが、ラーメン屋に来る以上、皆あくまで『ラーメン』が食べたいのだ。
こういうシンプルで直球勝負なお店は凄く好感が持てる。

・超画期的
具がないから食材ロスも最低限に抑えられるし、客の回転率も良いことだろう
ラーメン屋に限らず、こういった店が増えてくるんじゃないかな︎