片目隠れの先輩(♀)「たとえば私ががこのままお前を殺してしまったとして……」
片目「よほどの悪人でもない限り、死者は天国へ行くらしい。地獄にいくのはよっぽどここで好き勝手やったクズだけだ。」
片目「仮にお前が私の思った通りの人間なら、きっと……天国へ逝くのかな。」
片目「だったら私は、お前について行くよ。死んでもお前と一緒にいたい。ふたりで一緒に、あの世で仲良く暮らすんだ。」
片目「でも……ここで私がお前を殺してしまったら、私はきっと地獄へ堕ちるんだろうな。そうしたらお前とは、離れ離れになってしまう。」
片目「私は……どうすればいい?私はどうしたらお前と同じ場所にいられる?教えてくれよ。離れるのは、嫌なんだ。」
片目「お前が地獄に逝くほどの、悪人になればいいのか?私はお前がいるなら、そこが天国でも地獄でも構わない。お前がいなければ、どちらにせよ地獄以下だ。」
片目「なあ……このまま、首を絞めるべきなのか?このままお前の命を奪って、殺してしまって……お前が地獄に堕ちるように祈りながら、終わらせばいいのか?」
片目「教えてくれ。でないと、私は……」
片目「…………分かった。ひとまず、保留にしよう。お前の言うことを聞く。冷静になって、考えよう。」
片目「答えを一緒に探してくれ。ふたりで一緒にいられるよう、最適解を探ろう。そのためなら……罪の帳尻を合わせるためなら、何人だって殺してやる。この無気力な衝動があるうちは、どんなことだってできる。」
片目「そして、いつかこの衝動がなくなったとき…………私はまだ、胸を張ってお前を愛してると言えるのかな…。」
片目「…………お前は、優しいな。こんなやつに付き合う必要なんて、どこにもないのに。」
片目「ありがとう。迷惑をかけて…………いや……愛しているよ、○○。」
片目「そうか、じゃあ帰ろう。」
片目「…………今日もまた、くだらない一日だった。くだらない人間と、くだらない話をして、くだらない反応をして、くだらない時間が過ぎていく。」
片目「いつかこんなくだらなすぎる日常が、恋しくなる日が来るのかな。……今は、あまりそうは思えないが。」
片目「どちらにせよ、お前がいてくれてよかった。またいつかみたいに、粗相をしてあの空間から浮くところだった。それを止めたのは、お前の存在だよ。」
片目「あのときは……まずかった。あんなに取り乱して、周りを巻き込んで……怪我まで、させてしまったからな。」
片目「でも、お前がいると思うだけで、どうにか踏みとどまれる。……ありがとうな、私の頭に存在してくれて。」
片目「そういうわけだから、なんだか今日は気分がいい。寄り道でもしていこうか。なにがしたい?」
片目「お前の隣なら、たとえどんなところでも楽しいさ。」
片目「…………ああ、まだ少し、気が張っていたかな。……駄目だな。せっかくのお前との時間なのに、これでは。」
片目「うん……まあ、どうもいうこともないけど、少し、嫌なことがあった。話しかけられたんだ。」
片目「どうして連中はああも人のなかに入り込もうとするんだろう。私は拒みたいのに、その手を振り払ってでも侵入してこようとする。身勝手だ。だから、嫌いだ。」
片目「自らを社交的な人間と周囲に対して虚勢を張りたいがために、人をまるで試験紙のように扱ってくる。……殺してやりたい。」
片目「私には、私とお前でいいのに。それを理解しようともしない。自らの価値観に置き換えようとする、野蛮な人間だ。センチとインチは違うのにな。」
片目「……まあ、そんなことがあったって、それだけだ。悪いな、こんなことを話してしまって。つまらなかっただろう。」
片目「…………お前は……」
片目「……お前は、お人好しだな。私にこうも甘い。だから私もおかしくなってしまうんだよ。……感謝している、つもりだ。」
片目「ああ、そうそう。甘いといえば……購買でこんなものを買ってきた。プリンだそうだ。一緒に食べよう。」
片目「甘いもの、好きだもんな。……私も好きだ。甘いものは、なんでも。」
うん!!!!
これって共依存になりませんか
まあまあ、二人だけの世界に居ないでたまにはオシャレして二人で出かけたりするのもいいんじゃないですかね
片目「……苦しい、か…。……ふふ、苦しいよな、それはそうだ……だって、苦しいようにしてるんだもんな…。」
片目「…………なあ…………なあ……っ。」
片目「お前はな、○○……お前はなあっ、他の、くだらない連中とは……違うんだ…。」
片目「お前は、ずっと私の味方で……一緒にいて、それが当たり前のやつなんだ。私と一緒にいなきゃ、いけないやつなんだよ…!」
片目「だから、そのために私はお前を優先して、生きてきたし……お前を支えにして、これまでどうにか……このくだらない世界を、生きてこられたんだ……!」
片目「その、お前が…………私を裏切るなあッ!!!」
片目「お前はなあ!!お前はあッ!!私のものなんだ!私の恋人だ!前世でも!来世でもそうだ!!切っても切り離せない関係っ!それが私たちの関係なんだ!!もう分かってるんだよッ!!」
片目「くだらない……っ。こんな目に遭わせて……あぁぁっ……!くだらない奴と、関わるから……お前までえぇぇ……!!」
片目「うぅうぅぅ……ふぅぅぅうぅ……っ!殺して……しまえば、いいのかぁ……?そうすれば、お前は、ふふ……綺麗なままで……!」
片目「……違う………ぁぁ、違うんだ……!元から絶たなきゃ……このくっだらない世界からっ、今こそ一緒に脱出するんだよっ!!」
片目「分かるか…?…………本気、だぞ……!!」
片目「うぅぅ……くぅぅ……っ!や、優しく、して……たっ、頼むよぉ…っ!なんで、私にばかり辛くあたってぇぇ……っ、お前が、お前がいなければ……私は、もう……っ。」
クラスメイトと仲良く話したらもうこれ
すぐ絞めてくるんだもんなぁ
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コメント一覧 (2)
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- 2020年01月20日 09:27
- クラスメイト「あの2人付き合ってるよね」
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でもこの片目の相手も本当の愛をわかっているね。片目と苦しみと悲しみを共有するためにどうでもいいクラスメイトと会話をしたんだから、きっとこの二人はお互いの心臓を貫き合えるような理想の恋人になれるだろうね。
出来ることならこの二人の魂を超融合させてあげたい、だけどダメだ、ボクは十代のためにこれを使って十二の次元を一つにしないといけないんだから。
さようなら、ここから離れたらすぐに忘れてしまうであろうボクの同志。せめて君達の運命が宇宙の片隅で 一つになれることを祈ってあげるよ……。