33「陸上・日本室内選手権」(1日、大阪城ホール)
男子60メートル障害決勝で前代未聞の大珍事が起こった・・






 1回目のスタートで5レーンの泉谷駿介(順大)、6レーンの金井大旺(ミズノ)、7レーンの和戸達哉(麗沢瑞浪AC)がフライングにより失格。

どよめきが収まらない中、直後の2回目のスタートでも4レーンの野本周成(愛媛陸協)がフライング失格となり、合計4人が失格に。3レーンから8レーンの間がポッカリと空いたまま、3回目のスタートでようやく成立し、石川周平(富士通)が7秒69で制したが、後味の悪いレースとなった。


・問題のシーン



 今大会は不正スタート判定装置が使われており、スターティングブロックに掛かる圧力の変化によって判断される。審判団によると、最初の3人のリアクションタイムは1人が0秒087、残り2人は0秒099。0秒100未満は不正とみなされるため、フライングと判定された。レース後、失格となった選手の陣営が抗議をおこなったが、認められず。

審判員は「隣の選手が動いたのにつられて出たという主張もあったが、これは日本のトップの大会。誘発は認められない。また、静止してなかったという主張もあったが、スターターもリコーラーも静止を確認している」と、話した・・

(source: デイリースポーツ - 前代未聞4人フライング失格 なぜ?憤る選手も「こんなのレースになってねえよ」


・観客が全員帰った後に行われた男子60M障害の表彰式
左から2位の石田トーマス東、優勝した石川周平、3位の矢澤航=大阪城ホール


・「こんなのレースになってねえよ」はフライングせずに走り切った選手のセリフなんですが、なぜか失格者のことだと思ってるコメントがいくつもある。まともに記事も読まずに書いてるようだけど、それフライングですね。こんなのコメントになってねえよ

・前代未聞ですね。
今や医学的根拠を超越してるのかも知れませんね。
一度見直しを検討してほしい。

・世界基準がそうだとすれば仕方ないが、機械側の測定誤差と人間側の反応の誤差があるから、0.099で反則ってのも気持ちとしては複雑。

・スタートの号砲が鳴る前にスタートしてのフライング失格は理解できるが
号砲が鳴って反応してスタートしていてなんでフライング?
反応が早すぎるからフライングっていう理由もなんだかなぁ・・・。

・凡人じゃなくて訓練された人間が0.1秒以内に反応するのが本当に不可能なのか再度検証しても良いと思う。
昔よりもトレーニング方法も進化してるし0.1未満で動ける可能性を証明してくれそう。

・これが世界のルールなら順応しないといけないけど、医学的な根拠より人間の能力が勝っているとしたら低レベルな方に合わせにいってることになる。選手のレベルアップを妨げるよね。

・>筋肉が反応するまでには0秒1掛かるという医学的根拠から成り立っている

そんなものは有りません
単に「そのくらいだろう。正確にどれくらいかはわからないから適当にキリの良い0.100でいいや」という事。
考えれば分かるが人間の反応速度と0.100というキリのいい数値がたまたま一致するなんて有り得ない。

・ルールはルールなので、抗議を認めなかったのは正しい。
ただ、一般化する前に変更なり、調整は必要だとは思う。

・最近の陸上競技の記録がどんどん更新されているのを見ると、人間の進化が従来の医学的根拠を超えて行っているのかもしれないと思う。
見直しを考える時期になって来ているのかもしれない。