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人間の操縦する航空機の守備を担う無人のドローン戦闘機、今年後半にテスト飛行予定(オーストラリア) : カラパイア

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Boeing

 ボーイング社が開発する戦闘ドローン「ロイヤル・ウイングマン」の機体メイン部分の組み立てがついに完了したそうだ。

 オーストラリア空軍と提携して開発が進められている本機は、全長11.7メートルのジェット推進式ので、AIによる自動操縦の無人ドローンだ。他の有人戦闘機や無人航空機と連携して運用されることが想定されている。
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忠実な僚機として味方の防衛を担う


 ロイヤル・ウイングマンは「戦闘機のような性能」を実現すべく設計されており、航続距離3700キロとスペックも従来の戦闘機に似ている――コクピットがないことを除けば、である。

 武装についてはまだ発表されていないが、軍用電子システムと偵察ミッション向けのセンサー類が搭載されるだろう。

 なお正式名称は「ボーイング・エアパワー・チーミング・システム(Boeing Airpower Teaming System)」といい、その名から推測できる通り、他の飛行機に付き従い、連携して防衛力を高めることが主な役割となる。

 これは十分なパイロットや機体を確保できない国にとって重要なことで、ロイヤル・ウイングマン(忠実な僚機)というニックネームもここから付けられている。

 なお正式名称の頭文字をとれば、「コウモリ(BATS)」だが、見た目はコウモリっぽくはない。

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Boeing

今年後半に初フライトを予定


 開発にはオーストラリアの各業界も参画しており、デジタルエンジニアリングから高性能合成素材まで、最先端技術が機体に投入される。

 またセンサー類は顧客の用途に応じてカスタマイズすることが可能だという。

 開発される3機のプロトタイプは評価用にテストされ、これを改善した上で最終バージョンが製造される。
 
 次のステップは、機体を組み立て治具から取り外すことだ。

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Boeing

 機体に装備されている着陸装置でしっかり設置したら、完成へ向けてさらに組み立てが続けられる。

 テスト飛行となる最初のフライトは今年後半を予定しているそうだ。

References:Boeing Airpower Teaming System / newatlas/ written by hiroching / edited by parumo
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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 22:33
  • ID:s5W9iMqc0 #

フリップナイトかな?

2

2. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 22:38
  • ID:KAJWYmv.0 #

鳥除けしてくれるん?

3

3. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 22:58
  • ID:EMBP0R8l0 #

SFだと有人隊長機一機が無人僚機を3〜8機位従えるのがよくあるけど、それが実現するのか

4

4. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 23:00
  • ID:6YjIQw.Z0 #

防衛省のでも似たようなウイングマン構想ってあったな。
デルタエンドの開発に成功できるかが鍵だな。

5

5. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 23:03
  • ID:kQ6hpkEF0 #

プログラムでまたやらかしそう‥

6

6. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 23:10
  • ID:P2c1vq3Q0 #

ぶつかったりしない?大丈夫?

7

7. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 23:10
  • ID:yrXWgFSa0 #

ゴーストX9

8

8. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 23:17
  • ID:FObnsoFN0 #

※1
先に書かれてたので満足です
雪風の時代が来てしまったなあ

9

9. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 23:30
  • ID:iudRioHY0 #

エースコンバットかな?

10

10. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 23:33
  • ID:ZgQ.Nx1.0 #

正直なところ有人機の盾としてミサイル一つ分庇ってくれるだけでも十分なのではと思う
政治的理由からそれだけじゃ予算が付かないだろうけど

11

11. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 23:39
  • ID:oh02.j8.0 #

いつも思うんだけど、この手のシステムって
わざわざ有人戦闘機が前線で操作する必要なくね?
10年以上前にどっかのシンクタンクでジープに手綱と鞍を取り付けるような
バカげた仕様って言われてなかったっけ

12

12. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 23:50
  • ID:Szl3GezL0 #

戦闘妖精の登場だ。
無人機ならでは運用を期待、乗員へのGを気にせず加速や旋回も出来るし、錐揉み・背面飛行でも戦闘ができる(目眩まししか効果がないかw)。
いざとなれば盾に、あるいはカミカゼも(機体よりパイロットの養成費が高いし、時間もかかるから)。

そのうち人が乗ってると機動性が悪いとか言われて、リーダー機は地上からコントロールするようになるんだろうな。

13

13. 匿名処理班

  • 2020年02月18日 23:53
  • ID:l0.heLsw0 #

そのうち「ウィングマン母艦」ができるね、空を飛ぶ本当の「空母」が。

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