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地下都市、巨大石球、20億年前の原子炉など、地球上の謎めいた9の発見 : カラパイア

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saiko3p/iStock

 わたしたちの惑星、地球の歴史は驚くべき謎でいっぱいだ。探れば探るほど、次々謎が出てくるばかり。考古学者や科学者がひとつひとつ解明していっても、わたしたちの過去については、まだほとんどわかっていないといっていい。

 ベストセラー作家、グラハム・ハンコックは、わたしたち地球人は、忘れっぽい種族だと言っている。その根拠は、年間を通して数えきれないほど出てくる無数の発明品で、これが古代文明の能力についてのわたしたちの思い込みに疑問をいだくきっかけになる。地球上のもっとも不可解な発見をあげてみよう。
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1. サクサイワマン(ペルー)


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HomoCosmicos/iStock

 ペルー、クスコ近くの古代遺跡。間違いなく、地球上で見つかった奇妙な遺物のひとつだろう。不思議なのは、その歴史だけでなく、その建設に超巨大な石が使われていることだ。

 儀式用の建物には、完璧な四角い石がぴったり隙間なく積み上げられていて、その間には紙一枚入る余地はない。現代の技術者ですら、どうやってそんなことができたのか、わからない。


2. 太陽の門(ボリビア)


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travelview/iStock

 ボリビアの謎めいた古代都市、ティワナク遺跡にある巨大石の門。この古代都市は、最初の1000年における大帝国の中心地とされている。

 南米の古代文明はいろいろ知られているが、こうした古代都市の建造物に刻まれている絵柄の意味はわかっていない。これは、占星術に関係していて、驚くほどの天文学的価値があるものと言う学者もいれば、この門はべつの世界への出入り口だと信じる者もいる。


3. 龍遊石窟(中国)


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image by:Zhangzhugang / wikimedia commons

 中国浙江省にある、2000年前のものとされている人工洞窟。人間が発掘した最大建造物のひとつ。その大きさと精密さに、研究者たちは頭を悩ませている。

 世界中の考古学者、技術者、建築家、地質学者が集結して、いつ、どうして、誰によって、この人工洞窟が作られたのか、解き明かそうとしているが、いまだにその謎の解決には至っていない。人工物ではなく、自然が作り出した驚異だという説もある。

4. 与那国島海底地形



与那国島 海底遺跡.wmv

 海外では日本のアトランティスとも言われている、与那国島の海中に存在する遺跡だ。最後の氷河期の前に存在した古代文明が残した遺跡だとも言われている。

 1986年に地元のダイバーによって偶然に発見された。水中考古学者など多くは、この古代遺物は近年の水中発見物の中でももっとも重要なもののひとつとしているが、自然地形か、人工的な遺跡かで論争がなされている。

 まるで人工的に切り取られたかにみえる巨石は、少なくとも1万2000年以上前に沈んだものと考えられているが、この時代は古代エジプトのピラミッド建造よりも遥か昔のことだ。

 最後の氷河期以前には、地球上には進んだ文明はなかったため、初期の人類がこのような巨大な石を切り分けて、構造物を建設することはできなかったとされている。その為、地質学者および水中考古学者の間では自然の造形との見解が圧倒的である。


5. モヘンジョ・ダロ遺跡(パキスタン)



Mohenjo Daro 101

 パキスタンにあるモヘンジョ・ダロ遺跡は、1922年、インド人考古学者のR・Banardzhiがインダス川のほとりで発見した。昔の天文学者たちの多くは、ここは人類が過去に宇宙人と接触していた証拠だと考えている。この大都市が崩壊したことは、専門家たちにとってずっと謎だった。

 その説とは、数千年前、進んだ宇宙文明が地球を訪れ、核爆弾を使って、モヘンジョ・ダロを破壊したというもの。都市が破壊されたわけや、住んでいた者の運命はどうなったのかという疑問が残る。高度な核兵器をもつ神に破壊されたと仮定する研究者もいる。


6. デリンクユ地下都市(トルコ)


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Спиридонов Е.А./iStock

 数千年前、古代の人々は地中深く何百メートルも掘り進み、最大の地下都市を作りあげた。トルコ、カッパドキア地方にあるこの異様な地下都市は、発見以来、考古学者や技術者の見方や仮説をことごとく覆している。

 この地下都市は、多くの謎に包まれている。なぜ、どうしてこの都市が建設されたのか、誰にもわかっていない。酷暑などの気候変動、戦争などから居住者を守るためとか、諸説あるが、この町の建設目的については、ますます謎が深まるばかりだ。


7. 巨大な石球(コスタリカなど各地)



The Megalithic Spheres of Costa Rica pt.1 - presented by Hugh ewman


 こうした巨大な石球は、コスタリカからボスニア・ヘルツェゴビナまで、あちこちで見られるが、それぞれ大きさは違う。最初に南米で発見されたのは1930年代くらいで、森を伐採して、バナナ農園への道路を切り開こうとしていた作業員が見つけた。

 当時、石球の中にとんでもないお宝が隠されているという噂が広まり、歴史的価値などどうでもいいと考える人々によって、多くの石球が破壊された。結局、石を壊しても、中からなにも出てこなかった。

 同じような石球は、南米から遠く離れたヨーロッパのボスニア・ヘルツェゴビナでも見つかっている。

 この巨大な石球がなにででてきているのか、誰にもわからず、何百万年も前に高度に発展した古代文明が地球に存在した証拠につながると信じる研究者も多い。


8. 1400万年前の轍の跡



Alexander Koltypin "14 Million Year Old Vehicle Tracks"

 ドクター・コルティピンというロシアの地質学者によると、数百万年前、地球に高度な技術が存在していて、上の写真に見るような車輪の跡が残されたという。

 この謎めいた轍の跡は、少なくとも1400万年前のもので、跡を残した"乗り物"は、かつて地球に住んでいた未知の古代文明人のものではないかと言う説もある。

 研究者の中にはは、最初に地球を支配したのは人類ではなく、かつて高度な文明人が地球に存在していたと主張する者もいる。新

 ドクター・コルティピンら一部の考古学者たちは、この古代の"車の轍"は、過去に地球に進んだ古代文明が存在した確実な証拠のひとつだと考えているようだ。


9. 20億年前の原子炉(アフリカ)



Is There Really A 2 Billion-Year-Old Nuclear Reactor In Africa?

 1972年、アフリカのガボンで天然の原子炉が発見された。それ以来、20億年前のこの原子炉がガボンでどのようにできたのか、研究者たちは頭を悩ませている。地球上では、ほかにはこんなところはない。

 20億年以上前、アフリカのオクロウラン鉱床が自然発生的に連続して核分裂を起こし、この謎めいた天然原子炉が最初のエネルギーを作り出すことができたという。

 このオクロ原子炉には、現代の原子炉とほぼ同じ濃度である、およそ3.6%のウラン235が存在しているとされている。

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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 21:06
  • ID:LFzNsmIc0 #

グラハム・ハンコックと半日一緒に過ごした人が「彼はカリスマがあって信用したくなるような人だ」と言った。それを聞いたその人の同僚が「俺は3日一緒にいたけど、あんなインチキ野郎はいないぞ」と返したのを自分の耳で聞いたときは大笑いした。その時ちょうど沖縄の海底遺跡の話をしていたんだけど「一部加工されているかもしれないが基本的には自然物」と言ってたので、私は専門家の言うことを信じる。

2

2. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 21:20
  • ID:nNXuBz7K0 #

古代の遺物に関して、先立つのは科学的な調査と科学的な考察であって、あらゆる考察をする前に浪漫が先に立ってはいけない。
浪漫ありきで科学するのは危険、浪漫は点と点を繋ぐためのツールであるべき。

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3. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 21:20
  • ID:yewzU3z10 #

龍遊石窟
時代は違うけど栃木県の大谷石採掘場に似てる
神殿にも見えるけど

4

4.

  • 2020年03月08日 21:23
  • ID:2ZINqpr30 #
5

5. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 21:26
  • ID:QY5CkXzu0 #

古代文明にも勿論興味があるけどモヘンジョダロのように遥か昔に沢山の人が亡くなった事を伝承で伝えられてる所にも凄い興味がわく

6

6. ナパチャット

  • 2020年03月08日 21:39
  • ID:XZqwXt9p0 #

AI技術がどーのこーの言ってて、結局使ってないよね
たまにアストロアーツのニュースで深宇宙の銀河発見するのにAI技術使ったってのは見るけど

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7. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 21:59
  • ID:UuCzV5WI0 #

中国のは石切場にしか見えないんだけどw

日本の石切場も結構あんな感じに古代の神殿っぽくなるよね。特撮のロケ地にも使われて

8

8. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 22:07
  • ID:HpO6nbBx0 #

※2
実害が証明されてない宇宙人や古代人をすぐに持ち出して証明した気になるのは逃げだよね
学者がそれでいいのかしら

9

9. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 22:17
  • ID:TIcBePFO0 #

モヘンジョダロの近くだっけか、「ガラス化した街」と言われてる地域って
薄い板状ガラスが地表でよく見つかるのは砂の石英や長石が瞬間的に超高温で熱せられたからって説

今は半信半疑だけど、これを聞いた10数年前は古代核戦争ってワードにワクワクしてた

10

10. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 22:26
  • ID:01WtE4JE0 #

>ベストセラー作家、グラハム・ハンコックは、わたしたち地球人は、忘れっぽい種族だと言っている。

一番忘れっぽいのは自分の考古学的に間違った発言を全く覚えてないハンコック自身だと思うんだけどね。

11

11. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 22:44
  • ID:3awXFaT.0 #

ムー案件だな

12

12. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 22:55
  • ID:T1PPAb5m0 #

天然原子炉は謎でもないだろー

13

13. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 22:56
  • ID:HC1WOm430 #

>>6
去年AIが未発見のナスカの地上絵百以上も見つけたってニュースあったやん

14

14. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 23:00
  • ID:qI6s4Nxf0 #

何か久しぶりにロマンを感じたわぁ
こういうのもっとお願いします
説明の出来ないモノはなかなか公で紹介されないからなぁ

15

15. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 23:26
  • ID:QLSBxJfr0 #

※2
大間違いだな
仮説に基づいた検証は科学として普通のプロセスだよ
これついては議論の余地もない

16

16. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 23:29
  • ID:UQm5tOV30 #

※1 現代社会の中心が海抜二百メートル未満の平地に集中している事を考えれば、大昔のそれも低海抜地帯に展開していたと考えるのが自然だろう。氷河期当時の海岸線は現在より何百メートルも下に在ったのだから、日本列島は寧ろ山地であり、かつかなり冷涼な地域に該当する。文明の痕跡らしいものが見つからなくても不思議ではない。そして当時の文明遺跡は海底に沈んだとなればますます見つからんのではなかろうか。

17

17. 匿名処理班

  • 2020年03月08日 23:29
  • ID:OshEM30G0 #

※9
そのガラスの話自体が捏造の可能性があるって「幻解!超常ファイル」でやってた
そんなガラス片は実際には誰も見たことがないってさ

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