jmk翻弄される地域中核病院。






都内の病院院長の報告がネットで話題に。

PCR検査を必要と判断しても現状では緊急入院以外はほぼ検査許可が降りないため、報告を上げないケースが多数。

許可が降りないためそのまま帰しているのが現状だという。


Vol.049 COVID19感染症 翻弄される地域中核病院(一部抜粋)

民間の中規模病院ですが、すでに20症例を超えるCOVID19疑い患者が来院しています。
約半数は保健所を経由した診察依頼ですが、発熱持続を心配した患者や近隣開業医からの紹介患者もほぼ同数来ています。

来院した患者さんにはインフルエンザ、マイコプラズマ、アデノウィルス感染を否定し、胸部レントゲンまたはCTで肺炎像を確認し、採血検査で炎症反応も見て、尿中肺炎球菌抗原、レジオネラ抗原を検討しています。
これで原因疾患が同定できない場合には、COVID19疑いとしてPCR検査依頼を保健所にします。しかしほとんどの場合検査許可はおりません。

直接来院の患者さん達は何故PCR検査をしてもらえないのかと聞いて来ます。医師は丁寧に検査結果を説明し、保健所に掛け合ったが許可が下りなかったことを伝えます。多くの患者さんはわかってくれますが、一部の方は納得されていない様子で帰ります。

このように医師がPCR検査必要と判断しても現状では緊急入院以外はほぼ検査許可が降りないため、報告を上げないケースが多数あります。大多数の医療機関は保健所とのやり取りで断られる事を経験しており、検査が滅多に許可されない現状を知っています。
政府の発表、報道共に余りも安易で、PCRが保険適応されればすぐに対応可能と言わんばかりです。