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「新型コロナが広がっても、ニューヨークでは学校閉鎖ができない事情がある…」注目を集めたツイート:らばQ
2020年03月12日 20:50

「新型コロナが広がっても、ニューヨークでは学校閉鎖ができない事情がある…」注目を集めたツイート

 

ニューヨークで学校閉鎖ができない理由
アメリカでも新型コロナの感染が拡大し、対応策に追われています。

日本では公立校の一斉休校についての是非が議論となりましたが、アメリカでもそうした意見が聞かれるようになってきました。

そんな中、「ニューヨーク市は事情により、学校が閉鎖されることはないだろう」というツイートが注目を集めていました。

その理由は……。

They used the key word from r/ABoringDystopia

「ニューヨーク市の学校を閉鎖することはできない。なぜなら10万人以上の生徒がホームレス生活のため、閉鎖になれば食事がとれなくなる。
人々はどこか別の地域の話だと思っているかもしれないが、アメリカこそがディストピア(ユートピアの反対)である」

昨年の調査によると市内の11万4000人の生徒がホームレスであり、この10年で70%も増加したのだとか。

ただしホームレスと言っても路上生活者とは限らず、7万4000人が親戚や親の友人宅などに居候、3万4000人がシェルター暮らしとのこと。

とは言え、その数には驚かされるばかりで、格差社会のひずみが見えてきます。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●家賃がひどい。

↑あまりに高すぎる。

↑電車で45分も通わなければいけない、小さなボロアパートだが家賃は2800ドル(約29万円)もする。ありがたいことにルームメイトとシェアしているので成り立っているが、アーカンサス州にいたころは2ベッドルームをひとりで借りていても400ドル(約4万1000円)だった。早く卒業してこの生活から脱出したい。

●ソファからソファへと移り住んでいる自分からすると、それもホームレスである。
もちろん路地やシェルターで寝なくていいというのはあるが、いつ追い出されるかわからないお荷物になっている。
それからホームレスの子だけが食事ができないわけではない。自宅のある多くの子どもが冷蔵庫が空っぽの家に帰る。ありがたいことに自分は完全な飢えは経験してないが、食事がとれるかわからない不安は理解できる。
ブルームバーグ(政治家)のようなやつが自分の顔を広告に載せるためだけに、いくら費やしたか知ると反吐が出そう。
何億ドルという金額が使えるなら、食べられない子どもやニューヨークの家庭を助けてほしい。何十億ドルもの財産を抱えていないでさ。

●それで、われわれは新型コロナに対してどうするつもりなんだ? 何もしない?

↑自由市場とやらがそれを解決するんだろう。食事を与えることをやめればいい。

●機能的な社会に見せかけたディストピアだね。われわれを騙して裕福なエリートたちの寡頭政治に仕立て上げた、かつての政治家たちのせいだな。
偉大なアメリカのウソなのさ。

●10万人のホームレスの子供だって? それは正しくないだろう?

↑多くの人が「ホームレス」から連想するのは野外で寝ている人。
それ以外にも、大勢の固定した住所のない子供たちがいる。親が再婚するたびに数か月ごとに引っ越す子や、祖父母や叔父、叔母などの間でたらい回しされる子、友人宅を泊まり歩く子など。それぞれに支援もされているけど。
固定住所がないと、いろんな方法で日々を暮らすしかないんだ。

↑10人に1人はホームレスで正しいよ。
One in 10 NYC Public School Students Homeless

●Wikipediaによると、アメリカのホームレス率は0.17%で、それはカナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、スウェーデンなどより少ない。奇妙なことにロシアはそれらよりかなり少ない。

●教師をしてる友人が、雪の日になると生徒たちがちゃんと食べられているか心配する。この世界は最低だよ。

●世界で最も偉大な国? なんてジョークなんだ。


最も栄えた世界都市ニューヨークで、食事すら保証されていない子供がたくさんいることに多くの人が衝撃を受けていました。

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