312日本政府のこれまでの新型肺炎対応に関しては、ダイヤモンド・プリンセス号の頃は、世界中の批判が殺到したが、現在、世界を見渡してみると、新型肺炎の潜在的なリスクに対して、被害を最小限で食い止めているのは、日本だといえる・・





これが政府の対応の成果なのか、国民性を含む社会の力なのか、要因分析は客観的にはできないが、一つだけ感想を述べたい。

やはり、日本の全体的な医療の水準が高いということがあるのではないか。そして、貧富の差の影響が、受けられる医療の質に対して影響する度合いが、相対的には世界的に非常に低いことが大きいのではないか(かつての社会主義国は除く。かつての社会主義国の唯一よいところは、経済水準に比して教育と医療の平均的な水準が西側諸国に比べて高いということだった)。


・イタリアで死者拡大



日本で貧困が進んでいるといわれているが、それは相対的な貧困率というデータの罠で、超富裕層が少なく、中間層の上の方が厚く、極貧層は少ないが、低所得者層がそれなりに厚いということによるものだ。したがって、貧困と言ったときの実際の生活水準が、極貧に近い諸外国の貧困層に比べてかなりましなのである。これが疫病の広がりを防ぐ背景の一つであるとおもわれる。

そして何より、公的な医療保険制度が、様々な問題があるとはいえ、世界的には非常に受診者にとっては恵まれていることが最大の要因だ。とりわけ所得の低い層(公的保険料を払っていれば)においては、世界的には非常に恵まれているからだ。北欧などの小国かつほとんどの国民が豊かであるような国と比べて劣っているところをあげつらうのは間違いで、もう一度、日本の公的医療制度の良い点を見直すべきである。最大の問題は財政的な持続性であるが、これは別の機会に議論しよう。

公的医療の問題について現れているのは、違法あるいはグレーゾーンの移民と社会の関係である。欧州では、21世紀、常にこの問題に悩まされているが、今回の意外な欧州での新型肺炎危機に対する恐怖感、不安感は、これが大きいのではないか・・

・詳細は(source: ニューズウィーク日本版 - 日本が新型肺炎に強かった理由





・一番大きいのは感染者が出ても医療現場がパニック起こさずに隔離対処などをしたことだと思う。
政府指導っていうよりはやっぱり国内感染からの民間・現場の力が大きい。
現に隔離に成功した和歌山県の済生会有田病院は自主的な対応で隔離成功したので。

・今の状況でどうこう言ってもねぇ。
「終わりの始まり」ではないと断定できる要素がどのくらいあるか、だよね。
でも医療制度がある程度国民に安心感を与えていることだけは確かだと思う。

・「被害を最小限で食い止めているのは、日本だといえる。」確かに死者数は低いからそうかもね。ただ被害は人的だけでなく経済的な被害も含めて考えると台湾が一番かも。でも結局回り回って世界恐慌に変わりなし。

・メディアや野党が政府を叩いている程、対応が悪いとは思いませんが、『日本が新型肺炎に強かった理由』って、これから何が起こるかわからないし、まだ言えないと思います。
1年後、そぅ言えたら良いな。とは思います。

・自衛隊病院も頑張ってます。
ー自衛隊病院が新型コロナウイルス感染者をこれまでに122名受け入れ、その内114名がすでに退院し、現在入院しているのはわずか6名だという。122名という大量の感染者を受けれいていたことにも驚きだが、そのほとんどが治癒、退院していることにはさらに驚きだ。医療関係者の二次感染もゼロだというー

・<感染症対策が進んだフランスでは国民も落ち着いている、と筆者。そのフランスから見ると、「検査拒否」も報じられる日本は五輪開催にふさわしくない国と判断されかねないという>

1週間でコロッと変わるよね。
ちなみに、フランスでは現在、5437人が感染し、127人が亡くなっていて、ヨーロッパでは、イタリア、スペイン、ドイツに次いで感染者が多くなっている。

・医療技術が高いのはもちろん、過去に大震災や大津波なども経験していて、簡単にはパニックにならない国民性も大きいと思う。パニックになると病院に押しかけて、感染率をあげるだけでなく、症状を悪化させる可能性もある。そういう事が一人ひとり、冷静に判断できる良識を持っている。

・今でもギリギリの綱渡りですよ
ワイドショーがこぞって大量PCR検査のキャンペーンをしたり、どこぞの富豪が100万件検査をしようとしたり、
医療崩壊を誘発して他国と同様な経過になる可能性はまだあります。