女さん「子供が生まれたよ！」男さん「おめでとう！でももう会えないさようなら」

日本で1年間に行方不明者になる人の数、8万7962人。そのうちの1人、高橋涼さん（25、高=正式にははしご高）の行方を探すのが、ひかりさん（仮名・21）と、生まれたばかりの赤ちゃんだ。

涼さんが姿を消したのは2月6日。それは、ひかりさんの出産日だった。「前日まで病院には面会に来ていた。いつもと変わらない様子で、“一緒に頑張ろう”と。
当日は陣痛が来て、午前中は連絡がついていたが、“行きます”と連絡したきり」。分娩中も、ひかりさんの母親が何度も連絡をしたが、応答はなかったという。

そして出産後の夜、ひかりさんが「生まれたよ」と連絡したところ
「おめでとう、そしてありがとう。一緒にいられなくて本当にごめんなさい。俺は無事だから心配しないでください」
との返事があり、LINEのアカウントが消えた。

家族はその日のうちに警察へ届け出たが、以来およそ2カ月、何の情報も届いていない。
自宅からは下着、身分証明書、そして包丁がなくなっていたといい、Twitterのアカウントも削除、携帯電話も解約されていることもわかった。

昨年9月に入籍した2人。それを機に涼さんは大学を中退、秋葉原にある会社に就職した。
これまで二人の関に何ら問題はなかったというが、ひかりさんが“唯一”といって明かしたのが、入籍前に発覚した涼さんの借金だ。
ただ、それもひかりさんの両親が肩代わりし、地道に返済していくことで落ち着いていたという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200402-00010003-abema-soci