第1295話「死神の指導」

千堂VSゴンザレス…そしてその上にはリカルドがいる。…そしてこの3人のボクサーと縁深い一歩…。この試合は、マジでこの作品の大きな流れを決める重要な戦いになるだろう…。

マジで、この戦いの結果によって作品の方向性が決まります。方向性…一歩がこの先どう動くのか大きく決まってきます！もしここで千堂が勝てば、その千堂を羨ましく思って復帰して…もしゴンザレスが勝ったら、千堂の戦いっぷりを見てなんで自分は戦場にいないんだと思って…

うん、どっちにしても一歩復帰しそうだ。あーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーー…考えても仕方ないので、ここは千堂とゴンザレスの試合を純粋に見て楽しもうと思います。

これはヒョードルVSミルコの試合のような気持ちで、見よう。最近なら、オカダカズチカVS内藤哲也、ラストのぺこぱの点数を見るような気持ちで…。

ディグレ！ミキストリ！

千堂が虎を模したド派手な登場で、観客からは「ディグレ」コール。ディグレとは、虎を意味する。

ゴンザレスは死神を模したド派手な登場！死神とはミキストリであり、半端な夢のひとかけらはケミストリ、カリフォルニアに中井貴一はミキプルーン、お兄ちゃんでうるさいのはミキ亜生、シンイチつめたいのはミギー、みーきみきみきみきみきてつや。

この2人の戦い…どちらが勝つのだろうか…。精度のゴンザレス、パワーの千堂な気がするが…外国人特有の筋肉考えると、パワーでもゴンザレスのほうが上に感じる。…となると、野性的な動きで、千堂が上かもしれない。

でも一歩は、千堂のほうがパワーは上だと思っている。それは千堂だけでなく、リカルドのパートナーをするナーゴもそう感じたらしい。ただ、ボクシングはパワーがあればいいってもんじゃーない。5の力のパンチで倒せるなら10のパワーはいらないんじゃないか？…みたいな。まあたしかにそうなんだけど、でもパワーあるに越したことないと思うんだけどなぁー。

ついに試合開始…！

ここから、おそらく3ヶ月以上かかる長期戦がカーン始まった！…さあ、一体どうなるのだろうか…

本能むき出して突撃していく千堂、その千堂を冷静に対処してパンパンと確実にパンチを当てていくゴンザレス。いやいや序盤からゴンザレス圧倒してるやないか！

確かに、千堂というと序盤パンチ受けるイメージがある。だから、こういう展開は予想していたのでそこまで驚いていない。それになんだかんだ千堂もタフなので、数発きれいなパンチ受けたところで止まらんよ…。

問題なのは、千堂がいつゴンザレスにまともなパンチを当てられるかどうか…。下手したら、すべてのパンチをかいくぐって圧倒する可能性もあるよゴンザレスは。…勝てるのか千堂…千堂ォ！勝てんのかッッ！

はじめの一歩(126) (講談社コミックス)

森川 ジョージ

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