image credit:Bryan Sansivero/Instagram
アメリカの写真家、ブライアン・サンシベロ氏はニューヨークを拠点にして活動しているそうだ。人知れず朽ちていく、廃墟と化した建物を探し求めて撮影しているという。サンシベロ氏は廃墟が持つ物語、奇妙さ、退廃的な雰囲気に魅せられて、廃墟の撮影を続けている。
2008年には「キングス公園の影」というニューヨークのキングス公園にあるボロボロの精神科病棟についての作品で賞を受賞した。
そんなサンシベロ氏が発見したという、もともと医師一家の住んでいたであろう邸宅の廃墟の写真集を見てみてほしい。ページをめくって一歩足を踏み込めば、まるでタイムカプセルにでも入ったみたいだ。
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1930年代に建築されたと推測されるこの建物は、1970年代を最後に人が住んだ形跡は断たれたようだ。
長い並木道をたどると育ち過ぎたブドウの木が生い茂る中を進むと、この建物に出くわします。この建物の中にあるのは、元医師だった誰かとその一家が所有していたものです。
彼の診察室やオフィスにはいかにも奇妙なものがたくさん並んでいます。ほかの部屋も負けてはいません。剥製の敷物や古い本、医療機器や衣服など目が離せません。
と語っている。
窓と思われる場所に貼られたビニールシートが不気味な外観
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
玄関と敷物が醸し出す迫力
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
家族が集うファミリールーム
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
暖炉の周りには物が散乱している
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
飾られているのは子供の写真だろうか
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
並べられた医学書
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
まるで人だけが消えたかのようなキッチン
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
診察室
image creditBryan Sansivero/Instagram
処置室
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
残された医療器具
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
謎の液体や薬物
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
心臓の模型
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
階段を上ると家族の部屋がある
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
二階のリビングルーム
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
寝室
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
女性たちが使っていたと思われる部屋
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
サンルーム
image credit:Bryan Sansivero/Instagram
どんな廃墟もそこにはかつて住んでいた人々が存在した。そこには生活があり、物語があり、歴史がある。人々だけがすっぽり消えてしまったかのような奇妙な感覚を抱いてしまう、不気味で哀愁を帯びたサンシベロ氏の写真と世界観はInstagramでもっと味わうことができる。
References: Instagram/DesignYourTrust/など / written by kokarimushi / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
50年も廃墟で人が立ち入ってないのにこんな綺麗な訳ないな
薬品の瓶だって黄赤緑で透明すぎる
何より埃が殆どどこにも溜まってない
2. 匿名処理班
ホルマリン漬けの胎児を見に来たら自分の家よりキレイだった件
3. 匿名処理班
これは「廃墟」と言う題名の作品?
4. 匿名処理班
敷物の存在感…こっち見るなし🐕 (ーー;)💧
5. 匿名処理班
「不気味にあふれていた」 ☓
「不気味さにあふれていた」 〇
6. 匿名処理班
打ち捨てられた空間なのにどこか整然としていて
本来の廃墟とはまた別の違和感があるな。
廃墟というよりはアーティストのインスタレーションを見てるみたいだ。
7. 匿名処理班
「廃墟ィ、残った!残った!」(1970年代〜現在)
スモウか⁉
いや、住めませんてw
8. 匿名処理班
中はともかく立地と外観はサイコーですね。
リフォームして普通に住みたい。
9. 匿名処理班
アメリカン・ホラー・ストーリーですね。
10. 匿名処理班
何もかも綺麗すぎて…ブルーシートも新しいし
管理してる人というかオシャレに物置いた人いません…?
11. 匿名処理班
※1
だよね。いらないからと言って服や食器をそのまま置いていくってのが考えられない。ガレージセールするお国柄なのに
12. 匿名処理班
何もかも残して出て行くほどの、いったい何があったんだろう
13. 匿名処理班
物が残りすぎてて夜逃げでもしたの?ってなる
あとそれなりに劣化してる部分と50年経ってるにしてはほとんど劣化してない部分とがあるのが気になる
特に日が当たる位置らしき物の劣化や退色が薄いのが違和感ある
撮影のために日を入れただけで元々は雨戸とかで遮光されてたのかな?